自分自身とお酒について書こうと思い、ふと日本人のアルコールに対する強さを調べてみました。

 

お酒を販売しているKIRINさんのHPによると「遺伝子型とアルコールに対する強さの関係」は以下のとおりとなっています。

モンゴロイドである日本人の56%は、黒人さん白人さんと同じくらいアルコールに強く、それ以外の人たちは

 

「アルコールに弱い人」又は「ほどほどに飲める人」

 

 

「アルコールに全く弱い人」

 

に分類されているようです。

 

感覚的に、私の両親はND型とDD型だと思います。(遺伝子検査をしたわけではありません)

 

父がND型。お酒に強くないけれども、男性だしサラリーマンとして人付き合いが出来る程度に飲めています。1日3杯くらいのウーロン杯を飲み、飲むとリラックスして良いムード。そのうち眠くなって就寝してしまいます。

 

母がDD型。お酒全く飲めません。一口でも飲むと、頭痛が始まるそうです。

 

そんな両親の元に生まれた私は多分ND型。

お酒に弱いけど、全く飲めないというわけではない。飲むと最初は顔が赤くなるし、少し心臓もバクバクします。でもチェーン店の居酒屋のカクテルのような酒だとアルコール量が薄いし甘くてジュースみたいなので3杯くらい飲めます。それ以上を越すと、数時間後気持ち悪くなって嘔吐したり頭痛が始まる時もあります。

 

そもそもアルコールの味が全く好きではありません。美味しさも分かりません。

 

妹も私と同じような感じ。

でも社会人3年目の彼女は、仕事の付き合いもあり一生懸命飲めるようになろうと頑張ってる節があります。

 

学生の頃は、飲めることがステータスの様に感じてました。実際に回りはそんなノリでしたね。本当はアルコールの味が嫌いで飲みたくなかったけれど、友達に合わせてカクテルやサワーを飲んでました。

 

飲んで吐いてを繰り返すと強くなると聞いてからは、お酒に強くなりたかったこともあって毎日飲もうとしたこともありました。でも嘔吐したり頭痛がするのは不快だし、二日酔いをする時間が勿体無いので、いつしかそこまで飲むことも無くなりました。

 

そして社会人に。

 

社会人になったら飲めないとダメなんだなぁと改めて痛感。

 

飲み会の場でたくさん飲むことが、周りの社員や上司と仲良くなるツールに見えました。

 

仕事が出来ることよりも、一緒に飲んでくれる人の方が大切にされている。

 

多くの量を飲めることが可愛がられる要因で、注がれるお酒を飲むことで相手を喜ばせることができる

 

そういう社会人生活を観察した結果、それが出来そうもない自分にコンプレックスが生まれました。

 

申し訳ないなって感情さえ抱いたものです。

 

最低限のイベントは参加して(忘年会、送別会など)、たまに声をかけられる飲み会は殆ど断ってました。

 

ある時、とても体調が悪かった日に、どうしても参加しなきゃいけない飲み会でノンアルの飲み物を頼んだら、飲むのが大好きな権力のある年上の社員の人にため息をつかれたことがありました。

 

飲めないと周りを白けさせるんだな~と悲しかったですね。

 

でも・・・一緒にお酒を飲まないことが何故相手をがっかりさせるのか、理解出来なかったです。

 

体質の問題なのに、そもそもアルコールが好きじゃないのに

 

それを飲まないことが、誰かを白けさせる。

 

未だに意味が分かりません。

 

でも社会人に成り立ての頃は、お酒のお付き合いが他の人より出来ないコンプレックスがあったため、仕事だけは頑張りました。

 

徐々に認めてもらえる様になり、昇進もし、目に見える程に周りの人が頼ってくれる存在になりました。

 

仕事で海外にも行きました。

外国の人の方が、飲まない人に対して理解があるので、接待も楽でしたね。

昭和やバブル時代の頭を持つ日本人の上司が接待に加わる方が「接待には酒」という概念があるので、面倒でした。

 

日本と違い、欧米は個々を尊重しますし、様々な宗教の方もいるので、理解がある。

日本のようなアルコールハラスメントは皆無か又は少ないかと思います。

 

お酒のお付き合いが出来ないことをバネにし、仕事を頑張った結果、

 

色々な相談もしてもらえるし、新しいお仕事のチャンスをもらえ、自信がついていきました。

 

自分に自信がつくと、お酒を飲まないことなんて何てことないんだと思える様になったものです。

 

飲まなかったとしても、私には退職した今でも友達として仲良くしてくれている元同僚仲間が数人います。

 

あいつ飲まないからつまらない

 

なんて言う人は誰もいません。一緒に美味しいものをたべ、お喋りを楽しみ、時には旅行にも一緒に行ける様な一生の友達が出来ました。大切な財産です。

 

自分自身の経験から

 

お酒が弱い体質やアルコール嫌いなんて、全くどうでも良いことで

 

人見知りになったり、自分自身の社交性を減らす必要も全くない。

 

「酒に弱いことが原因で、好かれる・嫌われるなんて世界は、どこにも存在していない(すべきでない)」ことを学びました。

 

誰かがお酒を飲めない人に対してネガティブな感情を抱いたのならば、

それはその人自身の問題ですからね(^_^;)

 

ある時、仕事でドイツにいた時に、オクトーバーフェストに連れて行ってもらいました。

 

ドイツ人の同僚と日本人の同僚と私の3人で参加。

 

そこにはビールしかありませんでした。

 

しかも1Lサイズのジョッキだけ(笑)

 

ビール嫌いだけど、それしかないなら仕方ないと思いチョビチョビ飲んでた。

 

まずーっ(´ε`;)と思いながら(笑)

 

オクトーバーフェストは、ドイツ人にとって1年の中で一番羽目を外せる時。

 

普段は割と真面目なドイツ人たちが大盛り上がりです。

 

私は、酒の力が無くてもその場のノリについて行こうとするタチなので(特に仕事だったし)

 

同じように盛り上がってたら

 

男性同僚に「モモさんすごいなー!お酒飲まなくても、こういうノリに楽しんでついてけるんだもんなー 皆んなお酒の力借りないと出来ないことだよ~ 緊張しちゃってさ。XXさんも△△さんも(良く飲む人たちの名前)、皆んなお酒の勢いが無いとリラックスして楽しめないんだよー」と言われました。

 

そこで初めて、多くの人はお酒の力を借りないと、緊張感を解くことが出来ないのかな?楽しむことが出来ないのかな?とハッとしたんです。

 

もちろんお酒そのものの味が好きで楽しんでる人もたくさんいるでしょう。

 

でも、周りで飲んでる人たちをよくよく見てみると

 

お酒を飲むことで、普段より明るくなって笑ってる。

 

楽しくなってる。

 

いつもより解放しにくい部分をさらけ出せる。

 

嫌なことも忘れることが出来る。

 

そんな状態になりたくて

 

お酒を飲むことが好きなのかなと、気付きました。

 

それくらい、普段の性質に影響を与えることの出来る物質なんですね。

 

「酒飲みたい~!!」

 

っていつも言ってる人たちを、

 

定時と同時に給湯室からお酒を持ってきてプシュと開ける人たちを、

 

そんなに我慢出来ないくらい美味しいものなんだ!

お酒の味がわかる人達、いいな!

 

といつも羨ましく思っていたけれど

 

そうじゃなくて、その先にある自分を解放してくれる物質「アルコール」を求めている・・・

 

そう分かったら、人間がすごく窮屈なものに見えました。

 

お酒が無かったら普段より楽しめないと思う人が沢山いる

 

それってとても悲しいことです。

 

夫のアルコール問題に対して、私が反撃してた時期に言われた言葉を思い出す。

 

「仕事から帰ってきて、(お酒飲めずに)リラックスもしちゃいけないわけ!?」

 

そっか、お酒ないとリラックス出来ないんだ

 

って思ったな。

 

お酒無くたって、皆んなが幸せをもっと感じることが出来れば良いのに。

 

とても悔しい。

 

節度を持って飲めている人がいるから、問題提起も認知もまだまだされないんだろうけれど、

 

KIRINさんのデータのとおり、

 

日本人には56%もアルコール依存症に気をつけた方が良い人達がいる。

 

そして私の夫は、100%の割合でお酒に強く、そしてまたアルコール依存症に気をつけなければいけない人種です。

 

それなのにこんなにお酒が溢れてる世の中。

 

どうしたもんかな。