悪戯妖精の転寝

悪戯妖精の転寝

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何故隠してしまうのですか

本当は聞いて欲しいのですか

絶対に笑ったりしないから

話してみませんか

口を開かなければ分からない

思ってるだけでは伝わらない

なんて面倒くさい生き物でしょう

人間というのは



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今日の朝ご飯なんだった?【投稿でドットマネーがもらえる!】 ブログネタ:今日の朝ご飯なんだった?【投稿でドットマネーがもらえる!】 参加中
本文はここから


私の今日の朝ご飯はトースト一枚とハム卵、それからココアでした!

小学校の頃からパンに牛乳というスタイルですが、今日みたいに時々違うものを食べたりもしますぺこ


何と言っても一番好きなのはホットサンドですが!ヾ(@°▽°@)ノ

しかし前日にゆで卵を作り当日も手間がかかるため母が仕事休みの休日しか作れず……

もうずっと食べていませんね。また食べたいですじゅる・・


飲み物も、今日はココアでしたが普段は牛乳やピルクルを飲んでいます。大きい、200㎖サイズのをコップに飲むだけ注ぎます( ´艸`)

体にも良いと飲んでいますが、流石に小学校からずっと飲んでいると牛乳だけでは飽きてしまうので……(;^_^A


ハム卵は、そのまま溶き卵にスライスハムを塗って焼いたものです。美味しいですよね!アップ

大体二枚セットで出してくれることが多いでしょうか。普段は自分でやりますが今日は母が仕事休みだったようで朝起きたら作ってくれたのを出してくれました(*゚ー゚)ゞ


朝にご飯を食べる、のが駄目だと言うわけではありませんしたまに食べたくなる時もあります。

そんな時はお茶漬けや納豆なんかを食べますが、やはり朝はパンだなぁと思います。


「朝からそんなに沢山入らない!」


というのも勿論ありますが、大体昼や夜はご飯なのでじゃあ朝はパン食べたいな音譜と(笑)

休日朝寝坊して朝食と昼食が一緒になってしまうこともありますが、学校に行くときに朝食を抜かしたことは過去一度もありません。


だって授業中にお腹空くじゃないですか!お昼まで持ちませんよ!


そうでなくとも朝食を抜くと体に色々問題が起きたりするのですが、それを抜かしても朝ご飯抜きだなんて……最早罰ゲームですよ。誰かに断れない命令でもされない限り私はそんなことしませんキャハハ


飲み物も何でもいいと思いますがやはり牛乳、体に良いですからにゃ

身長が伸びるのは牛乳関係ないと良く言いますが、私は伸びましたしね( ̄∇ ̄+)

最近は寒くなってきたので冷たい牛乳より暖かいココアやホットミルク飲みたくなります。

それも甘ーいやつラブラブ


「……太るよ?」


そんな声が聞こえてきますがなんせ、食欲の秋だものでお腹すいた‥

……え?一年中言ってる?そんなわけ……知らんぷり


とにかく!

朝ご飯は需要です。が、食べればよいと言うわけでもなくちゃんとバランスの取れた、消化によいものを食べるのが良いのではないでしょうか。


朝からお肉食べられる人は凄いですよね……(  ゚ ▽ ゚ ;)

私は無理です、電車の中でグロッキーになります!(*_*)

食べ過ぎても苦しいですしね、朝は軽めに、健康的におんぷ


皆さんも、健康な朝ご飯を!バイバイ

「お前さー。例えば、神様が何でもあげるって言ったら何が欲しい?」


「えーなにそれ、急に。欲しいものなんて腐るほどあるよ。まだ読み終えてない本の新刊とか」


「そんなの俺に頼めば買ってやるよ。そうじゃなくてさ、永遠の時間とか若さとか強さとか、ゲームみたいなこと言えよ」


「嫌だよー。永遠の時間とか虚しいし強くなっても良いことなんて特に思いつかないし、若いのはそりゃあ嬉しいけどいつまでも若かったらそれはそれでつまんない」


「はー、お前は現実的な奴だな。じゃあさ、したいこととかないのかよ?」


「したいこと? そりゃあ山ほどあるけどさ。バンジージャンプしてみたいし、そうだな、滝で修行とかしたい。三食甘いもの食べてみたいし、ちょっと銀行強盗とかもしてみたい」


「変な願望ばっかりだな」


「何よ。人間そんなもんじゃない。――でも、そうだな、そしたら私はね、サイコーにゼータクがしたい」


「ふうん。贅沢ねぇ。どんな贅沢よ?」


「うん? ……そうだな、まずね、毎日三食好きなものを食べて、おやつとお昼の時間があるの。それで家は庭付きの一軒家で、庭には沢山の花を植えるの。ご近所さんは優しくて、子供たちの笑い声が絶えない。それで隣にはアンタがいて、一緒にシワシワのおばあちゃんとおじいちゃんになるまで、笑って生きる。それが、サイコ―のゼータク」


「ははっ、小さな贅沢だな。それは生きていれば出来ることだろ。神様に頼まなくても叶えられる望みだろ。本当に、それでいいのか?」


「それでいいよ。それが叶えられるなら、もう何もいらなかった」


「……ごめんな」


「どうして謝るの?」


「いんや、別に」


「なにそれ、変なの」


「悪かったよ。そうだなぁ、じゃあお詫びに、次に生まれてくるときは、神様になってやるよ」


「本当? じゃあ、期待してるね」



そして無機質な音がなる


(そんなことすら、叶わなかった人生)

いつでも人は問題に答えをつける


Q.少女は何故泣いたのでしょうか?


そんな問題を子供に取り組まさせる


作者だってそんな問題を解いてほしくて書いたわけじゃないのに


わざわざ問いかけにして○×をつける


点数なんかいらないのに


わざわざ答え合わせをして優劣をつける


A.何故かは分かりません


少女は泣いた理由が自分でも分からなかったかもしれないのに


そう書いたら先生は×をつける


Q.どうして生きているのですか


答えられない問題には答えをくれないくせに


模範解答だけを用意して待っている用意された問題集


Q.何故答えられないのですか


A.それが答えではないからです


そして今日も、先生は答えを配布する

ごぽり、 

泡の音がした。外はまだ、明るい。


「相も変わらず変わらない」

「変わらないからいいんだ」

「よくない」

「いいんだ

「ああ――暑い」


片方は鬱陶しそうに足元を眺めた。その隣で、もう片方が小さく笑う。


「もう終わりだろう」

「まだ終わりじゃない

「もうすぐだ」

「もうすぐさ」


つられて片方が笑う。もう片方は、ただ刻々と刻む時計の針をぼんやりと眺めながら今度は自分の番だと嘆いた。その様子に、今度は片方がもう片方を慰める。


「長いな」

「長いさ」

「でもあっという間さ」

「いいや、長い」

「ああ、長いな」


それは山彦のようだった。それは水面のようだった。寄せては返す、答えではない。似て非なるもの。


「僕は大抵のものは持っているよ」

「それはつまり、ほとんど無いっていうことだね?」

「持っているのさ」

「失くしてしまったのさ

「そうさ、失くしてしまったのさ」


ごおおおおん、 

どこからともなく、そんな音がした。片方が、もう片方にそれを聞いた。片方は、その音に小さく眉を歪めた。


「あれは、何の音だい?」

「ああ、電車さ」

「それは何だい?」

「荷物を運ぶのさ」

「荷物だけかい?」

「――ああ」


納得がいくのかいかないのか両方か、片方は満足気に笑い、片方は難しそうに眉を寄せる。そして暫くして、忘れたかのように呆けて自分らのずっと上を眺めた。


「あいつ、泣いていたよ」

「いいや、笑っていた

「泣いてた」

「それでも笑った」

「死んだよ」

「……」


片方が押し黙る。見上げた所は真っ白だった。ああ死んだのか、なんて思ってもいないのにお悔やみ申し上げます? なんて馬鹿らしい。


「本当とは何?」

「真実さ」

「真実って?」

「確かなこと」

「それじゃあ嘘は?」

「間違いのことさ」

「真実って?」

「間違いのことさ」


ぽつり、

雨の音だろうか。雨は降っていないのにどこからともなくそんな音がした。その音がどこからか泣き声に聞こえてくるのは気のせいだ。幻聴が作り出す音程に耳を傾けたら気分が良くなる気がする――なんて――。


「もう、夜だね」

「と、いうことはもうすぐ朝か」

「もう、朝だ」

「朝だね」


くるり、

回った時計は刻むだろう。生きる時間を、生きた時間を。死と等しく同じだけ刻むだろう。刻まれる時間が終わるのは一体いつか。刻む時間が壊れても、それは数字が見えなくなっただけで刻まれる時間は変わらない。終わらない時間を、果てしない時を、一体どうやって過ごせというのだろう。


「寝る時間だ」

「起きる時間さ」

「朝だよ」

「夜だよ」

「おはよう」

「おやすみ」


ごぽり、 

水の音が消えた。描かれた二本の線は交わらない、交われない。今日もまた刻まれる時間を延々と進むだけ。何百年、何千年、それよりもずっと。朝と夜を繰り返すだけ。  片方はもう片方に問う。もう片方は片方に応える。どうやら、世界はそうやって回るらしいと誰かが言った。 いや、私だったかな。


「幸せかい?」

「――まさか」


ごぽり、 

泡の音がした。外はもう、明るい。



終焉は唄う


(聞こえはしない波の音)

(寄せては返す山彦)

(僕らはまだ)

(夢の中で唄っている)

彼は、私がいないと駄目だった。

何をしても一人じゃ出来なくて、親に愛されずに育った環境だったからか週に何度かは私に縋り付いて泣いていた。存在が消えるような気がして、誰かに側にいて欲しくなる。その相手は、私でなくては駄目らしい。


私はそんな彼が好きだった。私無しでは生きていけないそんな彼が、死ぬほど愛おしかった。私よりもずっと大きな体の彼が必死に自分にしがみつく様は、酷く心地よかった。涙を拭いてあげて、頭を撫でてあげて、一回りもある体を抱きしめてあげて、私は大きな愛を感じていたのだ。

今思えば、これはおかしかったのかもしれない。それでも私はそんな、私に依存する彼に依存した。だって彼は私がいないと駄目だから。私じゃなきゃ駄目だから。私以外は絶対に見ないから、ちょっと意地悪してみたくなったりして。それでも彼は私から離れられない。だって依存してるから。それが、どうしようもなく嬉しかったの。

そんな彼が、自らを異常だと気づいてしまったのはいつだったか。私たちの関係が、愛などではなかったと気づいてしまったのも。彼はそれでも私を愛し続けたけれど、私はどうだったのだろうか。

私が一人どこかに行っても笑っている彼。私が他のところに行きそうにしていても気にしていない様子の彼。「別れようか?」と微笑んで見せたら泣きそうな顔で「ごめん。」と去っていった彼。何が、面白いのか。

愛などではなかった。ただ、私に何の執着心もない彼に興味なんて毛ほどもなかった。私だけを糧として、私が死んだら一緒に死んでくれるような盲信した彼が好きだったのに。私が死んでも強く生きる、私がいなくても代わりを探す、私じゃなくても構わない、そんな彼なら頼まれたっていらないのだ。私は、そのまま彼を忘れた。

あれから何人かの男性と付き合った。どいつもこいつも、理性を被ったような人間だった。そんなのいらないのに。

惨めに縋り付いて、私にだけ依存していればいいのに。私が死んだら一緒に死んでくれる、私が殺されたらそいつを殺す、そんな男性じゃなきゃだめなのに。

病的なまでに私を求めてよ。その求めに私は応えるから。熱をも焦がすような愛を頂戴よ。他に目移りさせる気もなくすくらい私を愛でてよ。代わりなんてないでしょ? 私だけを永遠に愛していてよ。

その時だけの言葉じゃ駄目なの。言ったならその言葉を通してよ、ねえ、私だけを永遠に愛してくれるんじゃなかったの?

私の言葉は聞こえない。だって彼はもう私のものじゃないから。私だけのものじゃないならいらないのに。私だけに依存しないなら貴方の存在価値なんてない、ないのよ。どこにも。


「別れましょう。」
「……なんで?」
「好きじゃなくなったから。」
「……そうか。分かった。」


未練がましいその顔は好き。それなのに私の気持ちを組んで頷く仕草が嫌い。

もっと惨めに縋り付いて、別れたくないって言えば、お前じゃなきゃ駄目なんだって言ってくれれば、まだ別れないでいられたのに。

でも彼はそんなことしない、しないのよ。だってそれは嘘だもの。私がいなくなっても彼はどうせまた別の人を好きになるわ。私を忘れて、いつしか代わりですらない人で居場所を埋めるわ。そんな人に用なんてない、ないのよ。ずっとこの先も、永遠に。



「でもお前さ、」

未練に手を伸ばしかけて理性で止めたような顔の彼が、眉間に皺を寄せたまま私の手を取る。

私は持ち上げられていく手を他人事のように眺めながら、少しだけ集まっていく熱を喉元に感じた。


「初めから、俺のことなんて好きじゃないんだろ?」


最もな言葉で傷つく彼が大好きだ。愛している。

気づいていたくせに、気づきたくなかったのは私を愛していたから?永遠じゃなくても一瞬だけ愛して欲しいなんて嘘。私を忘れて他の人と幸せになって欲しいなんて綺麗事。そんなこと思ってもいないのに口に出すのは嫌、嫌なの。


歪められた口元が上がる。見開かれたその水晶に映し出される私はなんて醜いのかしら。愛されたいなんて思ってもいなくせに、口に出して愛でて欲しいんだわ。口に出さなきゃ消えてしまうくせに、口に出したら溶けてしまうなんて滑稽ね。私の想いはいつだって重すぎて沈んだまま。同じだけの重みを求めるのはそんなに馬鹿げたことかしら?


求められた熱には応えるくせに、自らは決して求めようとはしない。だって、熱に依存してしまったら駄目だもの。だって依存した熱が冷えてしまったら、私は一体どうやって生きればいいの?


「愛しているわよ。」

今でも、この先も、ずっと、永遠に。

紡がれた言葉は空気に溶けて消えたくせに、残された余韻がどうしようもなく切ない。落ちた雫は透明なくせに、私に残されるのは重たさだけなんだわ。ああ、縋り付いてくれればその重さは消えたでしょうに。貴方はまた、気づかないんだわ。

依存した熱にだけ依存して、依存する熱を求め続ける。ねぇ、それがどんなに冷え切ったことか、貴方には分かるかしら?


「ばいばい。」


貴方はまだ、気づかないんだわ。



依存してよ


(私だけを求めるその熱が)

(どうしようもなく愛おしい)









「心の臓が、ない。」


「はあ?」


「ない、ここに、ない。」


「そんなはずないだろ。」


「でもない。ないの。」



俺は言いたかったことを喉元で飲み込んだ。嫌な味だ。目の前の少女はそんな俺の心境も知らずに、自分の胸に手を当ててない、ない、とうわごとのように繰り返す。この幼馴染は昔から変だったが、今日はいつにもまして変だ。いつも以上に、異常だ。



「なかったら、死ぬだろ。」



俺はとりあえず、至極まともなことを行ってみた。心の臓がない。なら死ぬだろ。そのあとになんで?と来るのだけは勘弁願いたい。なんで、と聞かれても俺はこいつの望む答えをあげられないと、分かっているからだ。教科書に載っているような答えじゃあ、こいつは満足しない。長い付き合いだから、分かる。



「……でも生きてる。」


「だからあるんだよ。なんでないなんて言うんだ。」


「だって、感じないの。最近よくあるの。……ねぇ、私生きてる?息はしてるけど、心の臓が動かないことがたまにある。そんなとき“ああ、心の臓がなくなった”って思うの。」


「お前は生きてる。いるだろ、ここに。」



望む答えを探したが、見つかりそうになかったので俺は俺なりの答えを出してやった。お前が満足するとは思えないが、俺はそれでも少しでもお前にヒントだけでも出せたらと思った。

俺の言葉に、目の前の少女がはにかむように少しずつ、笑顔になっていく。答えは、出たのか。



「そうだね、私生きてる。」



その言葉に泣きそうになったのは、今日も外で人が死んでるからとか俺もこいつも明日死ぬかもとか世界的な、なんか、そういうんじゃあないけど、ただ俺は漠然と泣きたかった。目の前の笑顔に比例するように、悲しくなってくる。





ト、クン





「――ああ、心の臓がかえってきた。」



俺が涙を堪えようと上を向いたと同時に、目の前の笑顔がそれに合わせるように俯いて胸に手を当ててそう言った。



「そっか。よかったな。」


「うん。」



何が嬉しいのか分からない。ただ笑顔を崩すことなく笑顔ではしゃぐこいつの顔を見て、俺もそっと自分の胸に手を当てた。当たり前だが、至極当然だが、それは俺の全身に行き渡らせるように、波打って静かに一定のリズムで、動いている。


俺は立ち上がった。そして部屋から出て行こうと歩いて、ふと足を止める。振り返ったそこには真っ白な背景とベットに座ったままの少女、そしてぽつんとある窓。窓の外に見える空は快晴だ。雲ひとつない、憎たらしい青空。俺はその景色に目をすぼめながら、もう一度ベットの上ではにかむ少女を見下ろして言った。笑顔は、まだ笑顔のまま。



「よかったな。」



そしてまた、動き出す。




心の臓



(止まったときそれはどんな音を奏でるのだろうか)

(俺はそんなありもしない未来を想像して少し笑った)












「3、2、1……イヤッフウー!あけおめ~!」

「今なんでジャンプしたの?」

「年明ける瞬間私は空中にいたってことです!」

「阿呆らしい。」

「以下同文。」

「右に同じ。」

「酷いわーノリ悪いわー死ねよー。」

「お前が死ねよー昨日の夜10時くらいにいきなり忘年会しようとか言い出して皆を無理やり集めてさー。」

「受験生なめてんのかー?」

「おめーは終わっただろうが。」

「お前が言うな。」

「お前も言うな。」

「お前らが言うな!現受験生は私だけでしょーが!」

「その唯一の受験生がなーに忘年会とか言って人の家に上がり込んでんだか。」

「えーみっちゃんが淋しいかと思って来てあげたのにー。」

「正樹の方がよっぽど可愛そうだわ。彼氏を呼べよ。」

「えーこういうのは女通りの方がはっちゃけられるっていうかさー。ねー七恵!」

「眠い……初詣はパス……。」

「彼氏云々より睡眠だよ。」

「えー!初詣は行こう!私合格祈願しなきゃ!」

「一人で行けば?」

「咲酷いー!ねーえー桃は行くでしょー?!」

「咲に同調。」

「酷いー!」

「え、じゃあ真奈が昼食奢ってくれるの?なら行く。」

「えっ。」

「えっ。」

「えっ。」

「「「えっ。」」」

「…………………………マックで。」

「「「「だが断る。」」」」

「うえーん!お年玉なくなっちゃうよー!」



年明け騒ぎなう!


(ねーマックはマックでも高いのはマックじゃないよ?)

(私えびフィレオー)

(じゃーダブルチーズ)

(フィレオフィッシュセット)

(ポテトLとテリヤキ)

(皆の意地悪!)








あけおめ!






ヒーローは嫌いで悪役が好き。


綺麗事じゃなくて自分の夢に忠実で本能のままな悪役が好き。


感謝されるか分からないような他人に尽くすんじゃない。自分の人生にだけ尽くすその姿が、かっこよかったのだ。


どいつもこいつも偽善ばっか。


他人を助けた自分が格好良い。誰かの為に尽くした自分を感じたい。


自己中心的な塊が正義を掲げて誰かを倒す。まるで自分が正しいと主張するばかりに。


それでも悪役はめげない。


自分の正しさを証明するために。例え世界が自分を永遠に否定しようと。自分の信念を貫いていく。


そして、誰にも理解されずに死んでいく。






いつかそんな悪役になりたいと、子供心で思っていた。







「お前は、生きろ。」


「嫌です……!貴方を、置いて逃げたりなんて……!」


「生きてくれ。このどうしようもない世界でも、俺の分まで生きていくれ。奴らも、戦う意志のない女の命までは取らないだろう……さあ、」


「嫌です!貴方を一緒に私も死にます!」



世界はいつでも残酷で。


正しさなんてない乱れた世界で。


本当を見つけた瞬間、手を伸ばした瞬間足元から崩れていって。


唯一の希望は絶望に飲まれて消えて。


嘘を本当と信じて生きていかねばならない世界だけが残る。



「生きてくれ、俺の世界の分まで。」



涙が一筋落ちた。


理解されなかったこの人を、自分だけは理解していると傲っていた。


結局は私も偽善者の一人。悪役になりきれないヒーロー気取り。救いたかったのは自分か、それとも。



「愛していました。」



世界はいつでも優しく純粋な人だけを拒絶する。


ただ一人世界の為に生きたこの人は、私以外の誰にも名前すら知られず死んでいく。



「魔王様。」




作られたゲームの世界のお話



(やった!俺また魔王倒したぜ)

(四天王の一人に女いるじゃん?あいつ強いよなー)

(ていうか魔王倒してから最後のEDに出てくるよ知ってた?)

(マジ?知らなかった)

(なんかね、泣いてるらしいよ)

(へー)






「もう死にたい。」


「それ何回目?」


「死にたいと思った数だけ。」


「素晴らしき正答をありがとう。苦しみながら死ね。」


「安らかに死にたい。」


「させるか。ならいっそ生きろ。」


「生きたくない。だって疲れる。」


「ふざけんな。皆そうやって生きてんだよ。」


「なんで辛い思いしてまで生きなきゃいけないの?理由は何?何かの義務?生きる意義をくれるなら生きてあげるよ。さあ教えて?私が生きなきゃいけない理由はどこにあるの?誰が持ってるの?」


「――そんなの、あんたしか知らないよ。皆分からないけど生きてる。生きたくても生きられなかった人の分まで、苦しんで産んでくれたお母さんのために、理由を見つけるために、理由を持っている人に会うために、生きてる。」


「めんどくさいね、人生って。」


「めんどくさいよ、人生って。」


「……生きなきゃダメ?」


「……生きなきゃダメ。」


「貴方が、死んでも?」


「私の代わりに生きてよ。」


「皮肉だね。死にたい私が生きて、生きたい貴方が死ぬなんて。」


「世界なんてそんなもんだよ。」


「世界なんてそんなもんだね。」


「うん。」


「……ねぇ。」


「なに?」


「私の世界あげるから、生きてよ。」


「……無理だよ。」


「あんたのいない世界で、私生きてなんていけないよ。さっき言ってたじゃん。意味を持っている人を探せって。じゃあさ、意味を持っている人が死んだら?私は?私の意味はなくなっちゃうじゃん。それこそ、私どうやって、」


「じゃあ、」




意味をあげよう



(貴方の望む意味をあげる)

(……私の分まで生きて?)

(私の生きられない分まで世界を見てよ)

(そしていつかまた出会ったとき)

(その世界を、教えて?)










夢を見た。

とても、悲しい夢だった。


そこで、私は一人の男の子に会った。

小さな小さな男の子は、私を見て手を伸ばす。

そして泣きながら言うのだ。


――行かないで、と。



「由美、今日も寝坊?」

「しょうがないでしょー起きられなかったんだもん。」

「何ー夢見でも悪いの?それとも昨日夜更かししたとか。」

「昨日はちゃんと1時には寝ましたー!」

「おいコラ五十崎!お前今日は掃除当番だからな帰るなよ!」

「うっさいな帰らないよー。」

「じゃあね由美ー。」

「おー。」



最初の質問には、答えなかった。



夢見が悪いのか?

いや、別に悪いわけじゃない。

でもあの夢を見ると、何とも言えない気持ちになるのは本当。

まず初めに懐かしさがこみあげてきて、果てしない愛おしさと温かい気持ちでいっぱいになる。


そして決まって、最後には悲しさに押しつぶされて行くのだ。




「(今日も目、覚めたら泣いてたし……。)」



少年は、泣きながら私に抱き付いていた。

私は何も答えなくて、気が付いたら朝になっている。

その時必ず、私の頭にはその少年の最期の言葉が残るのだ。



今度は僕から会いにいくよ――と。



こんな気持ちをなんていうんだろうか。

夢如きに振り回されてるなんて、誰にも言えやしないけど。



「掃除終わり―。誰が何と言おうと終わり―。」

「由美ー帰りマック寄ってこー?」

「いーよー。」



夜の街をてくてく歩く。

見慣れたはずの景色は夜になると違う世界に見えて。



「でさー数学のハゲがー。」

「まじでかーだからあいつ女子受け悪いんだよー。」

「ねー。」



他愛もない話で盛り上がれる世界は少し寂しい。

夜になると肌寒くなる9月の下旬。

私はこの日、確かに変わったんだ。



「――由美?」

「え?」

「え。」



聞こえてきた声が呼んだのは私の名前。

振り向いた先にいたのは、見たこともない男の子。



「学ランってことは瀬利高の人かな?由美、知り合い?」

「……ううん。見たこと、ない……し、」



軽い既視感にめまいがする。

誰?誰だっけ?

会ったことがある――いつ?

ずっと前――いや、つい最近――。



「寿?」



無意識に私の口からでた言葉。

その名前に目の前の男子は反応し、泣きそうな笑顔で言った。




「また、会えたね。」




追憶シュガーレス


(そう言った目の前の少年が

(夢の中で泣いていた少年と)

(一致した)