▼ナビスコ杯 決勝
2014年11月8日(土)
・埼玉スタジアム2002
サンフレッチェ広島 2-3 ガンバ大阪
3冠目指すG大阪がまず1冠! 逆転で広島を破り7年ぶり2度目のナビスコ杯制覇
14/11/8 15:00
[11.8 ナビスコ杯決勝 広島2-3G大阪 埼玉]
ナビスコ杯は8日、埼玉スタジアム2002で決勝戦を行い、サンフレッチェ広島とガンバ大阪が対戦した。今季4度目の対戦となった両チーム。これまでは2勝1分とG大阪が優勢だったが、一発勝負の決勝戦ではFW佐藤寿人の2ゴールで広島がリードする。しかし、G大阪もFWパトリックの2ゴールで追いつくと、途中出場のMF大森晃太郎が逆転ゴールを決める。このまま3-2で試合は終了し、G大阪が07年大会以来2度目のナビスコ杯優勝に輝いた。
広島は3-4-2-1の布陣。最終ラインではDF水本裕貴が今大会初出場。中盤の底にはMF青山敏弘とMF柴崎晃誠が並び、右SHにMF柏好文、左SHにMF山岸智、2シャドーはMF石原直樹とMF高萩洋次郎、1トップに佐藤が入った。一方のG大阪は天皇杯の広島戦(3-1)と同じ4-3-1-2の布陣。中盤の底にMF明神智和が入り、トップ下にMF遠藤保仁が入っている。その試合で2ゴールを挙げたFW佐藤晃大をベンチスタートにし、今大会のニューヒーロー賞に輝いたFW宇佐美貴史がFWパトリックと2トップを組んでいる。
序盤にシュートチャンスをつくったのは、広島だった。前半3分、佐藤がドリブルでボールを運び、PA内に侵入する。DFに囲まれて、つぶされたこぼれ球を石原がシュートしたが、左に外れて行った。10分あたりからはG大阪もボールを保持するが、帰陣の早い広島をなかなか崩せない。
前半19分には、再び広島がG大阪陣内にボールを運び、高萩の縦パスを石原がトラップ。浮いたボールがDF岩下敬輔の手に当たったと判定され、広島にPKが与えられる。これを佐藤が決めて、ナビスコ杯通算27得点目を挙げて歴代得点ランキングの単独首位に立ち、チームに先制点をもたらした。
広島の堅守に苦しむG大阪も、27分にMF阿部浩之が遠藤とのワンツーからチャンスを得たが、シュートはミートしきれずに、GK林卓人に抑えられた。同33分にも宇佐美とパトリックの2トップのパス交換に阿部が絡んでシュートしたが、DFにブロックされたボールはわずかに枠を逸れた。
決定機を生かせなかったG大阪に対し、広島が追い打ちをかける。左サイドからゴール前に入ったボールを岩下がクリアーミス。これを拾った石原のシュートは、岩下にブロックされて右ポストを叩いたが、こぼれ球を佐藤がゴールに押し込み、リードを2点に広げた。
前半のうちに点差を詰めておきたいG大阪は38分、遠藤が左サイドからクロスを入れるとパトリックがヘッドで合わせてゴールに突き刺し、1点差に詰め寄った。前半はエースが2ゴールを挙げた広島が1点をリードして折り返した。
1点を追うG大阪は後半開始から明神をベンチに下げ、MF大森晃太郎を起用する。後半5分には決定機をつくりパトリックがシュートを放ったが、GK林に阻まれる。その1分後にも阿部がゴールを狙ったが、再び林に防がれた。
攻め続けるG大阪は、後半10分に流動的に動いていた宇佐美が左サイドからクロスを入れる。ゴール前に阿部がDFを引き連れて飛び込むと、その裏でフリーになったパトリックが再びヘッドでゴールを決めて、2-2の同点に追い付いた。
その後もG大阪はボールを保持し、宇佐美のドリブルや遠藤のミドルシュートで広島ゴールに迫る。後半22分には大森が左サイドでDFを引き付け、オーバーラップした宇佐美にパス。カットインした宇佐美の早いボールをパトリックが合わせたが、ゴール前から放ったシュートはクロスバーを越えて行った。それでも同26分、ついに逆転ゴールを挙げる。広島の山岸が負傷している中で、パトリックのキープから阿部がシュートを放つ。これはGK林に弾かれるが、大森がボールをヘッドでゴールに流し込み、この試合初めてリードを奪った。
リードされた広島は、直後に山岸を下げてMF清水航平を投入。後半22分にも佐藤をベンチに下げて、MF森崎浩二を投入。後半38分には森崎浩の折り返しを石原が落として、柴崎がゴールを狙うも枠を捉えられず。この直後に広島は最後の交代枠で柴崎を下げて、FW皆川佑介をピッチに送り出した。G大阪は後半40分に宇佐美を下げて、FWリンスを投入する。
アディショナルタイムに阿部を下げ、MF倉田秋を投入するなど、その後も時間をうまく進めたG大阪が、リードを守り切って試合終了。リーグ戦、天皇杯でも優勝の可能性を残している青黒軍団が、まず1冠を獲得した。
愛弟子をイジりながら初タイトルを喜ぶG大阪 長谷川監督「新しい時代の始まり」
14/11/8 18:04
[11.8 ナビスコ杯決勝 広島2-3G大阪 埼玉]
現役時代にナビスコ杯を1度、天皇杯を2度制していたガンバ大阪の長谷川健太監督だったが、指導者に転向してからは、あと一歩タイトルに届かなかった。清水時代はナビスコ杯で1度、天皇杯で2度、決勝まで勝ち進みながらも準優勝に終わっていた。
4度目の決勝となった8日の広島戦も、前半のうちにFW佐藤寿人に2ゴールを決められる苦しい展開となる。長谷川監督は「なんなんですかね。0-2になったときは『持ってねーな』と思いました。『また岩下か』と思ってですね」と、先制点につながるハンドの反則をした愛弟子の名前を挙げて苦笑した。
DF岩下敬輔は、長谷川監督が指揮を執っていた清水でもプレーし、2012年途中にG大阪へ期限付き移籍。長谷川監督とともに、3度の準優勝を経験していた。岩下は、この日の主審である西村雄一氏が笛を吹いた試合で、過去3度退場しており、試合前に長谷川監督は「岩下には言い聞かせましたので、どうかレッドカードだけは勘弁してください」と言いに行ったという。しかし、お願いの甲斐もなく、岩下は前半19分にPA内でハンドを取られて、PKを決められると、同35分にもクリアーミスから痛恨の追加点を招く。
「(西村主審に)お願いして試合に入ったのですが、早々にPKを取られて…。その後もテンパって、クリアーミスとかしてくれまして。0-2になったときは厳しいゲームだなと思いましたが、そこから遠藤、今野がしっかりチームをまとめてくれたのが大きかった」
2点を先行されたG大阪だったが、前半38分にFWパトリックのゴールで1点を返すと、後半にも2ゴールを挙げて逆転する。終盤は岩下を中心とした最終ラインも踏ん張りを見せ、3-2で逆転勝利。長谷川監督は、初めて指揮官としてタイトルを獲得した。
これまで数々のタイトルを獲得してきたG大阪は、長谷川監督の下で世代交代を進めている。「今回のメンバーで前回のナビスコ杯優勝経験者は、明神(智和)と遠藤(保仁)だけ。今野はF東京で優勝していますが、岩下は決勝で負けた」と、再び愛弟子をイジり、「ほとんど新しい世代の選手がピッチに立った。そういう選手たちが勝つことで、自信を付けて行くと思いますし、最高の形でこの大会を終えることができたのは、ガンバにとって大きな財産。ここからまた新しい時代の始まりと言っていいと思います」と、今後につながるタイトルに目を細めた。

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ガンバおめでとうございます!!!
MVPはパトリック。おめでとう!
あとTwitterによるとさりげなく得点王が柏レイソルのレアンドロらしいです。おめでとう!
すごくいい試合でした。
やっぱタイトルいいなあって思いました。
宇佐美の涙がびっくりでした。
そしてあれからもう1年なんだね。
模試と丸かぶりで見れなかった去年の決勝、私はまだレイソルのタイトル獲得の瞬間をLIVEで見たことがありません。
来年はレイソルが獲ります。