C大阪・柿谷、涙の移籍会見…「日本の力を世界に示せず悔しかった」
産経新聞
7月9日 17時0分
スイス1部リーグ、バーゼルへの移籍を発表したサッカー日本代表FWの柿谷曜一朗(24)=C大阪=が9日、大阪市内で記者会見し、移籍に対する抱負を語った。会見の主な一問一答は次の通り。
--あいさつを
「移籍が決まったが、16日までセレッソ大阪の選手として2試合残っている。チームの一員として2試合を乗り切ろうと思っている。残り2試合でセレッソ大阪の柿谷曜一朗を応援してほしい」
--移籍に至った決意と理由を
「理由はたくさんあるが、W杯を経験して、日本の力を世界に示せずに悔しかった。個人的にももっと準備できた、貢献できたと思う。ベンチから見ている時間が多かった。中心選手として試合に出たいという気持ちが大きくなった」
「(涙ぐみながら)たくさんの人に相談して、自分からセレッソ大阪のユニホームを脱ぐのは難しい決断だが、決まった以上は後悔していない。一生懸命やるだけ」
--セレッソを離れることについては
「サポーターの前で15日にしっかり話したい。もう少し考える時間がほしい」
--迷ったか
「迷うというよりは、セレッソを離れるべきなのかを考えた」
--山口蛍選手とはどんな話をしたか
「あいつに関しては、仲が良いというよりは、あいつもそういう夢を持っていていずれそういう舞台に飛び込んでいくと思う。これで、『曜一朗君には頼らへん。自分でやっていく』と言っていた」
--バーゼルの印象は
「常にチャンピオンズリーグで、上の方には行っていないが、グループリーグで強豪を倒している。スイス5連覇中で魅力あると思っており、そこのチームの一員になれるのは光栄」
--目標は
「早く言葉を覚えて、全選手とコミュニケーションを取りたい。その中でプレーは変わっていく。早くコミュニケーション取れるようにしたい」
--言葉は英語か
「早く覚えたい」
--スイスリーグのその先に見えている目標は
「まだそこまでは見えていないが、クラブ側からもステップアップしてほしい、そのためにバーゼルで活躍してもらいたい、と言われている。移籍するために試合に挑むのは失礼。6連覇に向けてチームのためにプレーしたい」
--スイス生活で心配なことは
「たくさんあって、最初はしんどい。そういうのは誰でもできる経験じゃない。心配と言うより楽しみでいっぱい。何するにもうまく伝えられないかもしれないが、サッカーをやりにいくのは変わらない。100%サッカーをやれる環境を自分なりにつくっていきたい
--セレッソ大阪での一番の思い出は
「一番はいっぱいある。2012年に徳島から帰ってきて、このチームで8番を付けてプレーできていた時が一番幸せかなと思う」
--サポーターに
「(再び涙ぐんで)セレッソで、タイトル取ってから行くと言っていた。そこはすごい申し訳ないという気持ちがあります」
--最後に
「厳しい環境になると思うが、今まで通りサッカーを楽しんで今後の自分につなげていけるようにがんばる」
[C大阪]柿谷曜一朗のバーゼル移籍正式決定から一夜明け、監督・選手の反応は?
7日に正式発表された柿谷曜一朗のバーゼル(スイス)移籍について、8日、監督と選手に話を聞いた。
過去にも多くの選手がC大阪から欧州移籍を果たしてきたが、C大阪の下部組織出身選手としては今回の柿谷が初めてのケース。扇原貴宏は、「チームを離れることに少なからず寂しさもあるけど、楽しみな部分が大きい。曜一朗くんが抜けた影響を感じさせないよう、僕たちがセレッソを支えていきたい」と力強く話した。
そして、南野拓実は、「寂しいというより、早く海外でやっている姿を見たい。昨季、チームを引っ張ってきた姿を見てきた。海外でも曜一朗くんらしいプレーをすると思う」と先輩の背中を見つめる。
さらに、すでに海外移籍を経験している永井龍は、「結果を残して移籍するわけで、僕とは違う。(異文化では言葉も大事?)でも、曜一朗くんはプレーで魅せられるし、明るいので、すぐになじめると思う」と“海外クラブ”への溶け込みに太鼓判を押した。
また、現場を指揮するマルコ・ペッツァイオリ監督は、「シーズン中にトップの選手を失うことは難しい」と言いつつも、「彼が欧州で次のステージを踏めることは大きなステップ。ワールドクラスの選手に育ってほしい。彼の活躍と成功を期待したい」とエールを送った。
12日の天皇杯2回戦・ヴィアティン桑名戦と、15日に行われる第12節・川崎F戦での起用法については、「彼とチームの人たちと話して決めたい。
柿谷が壮行セレモニーでサポーターに涙の挨拶「ここの8番が似合う選手になって帰ってくる」
14/7/15 21:17
[7.15 J1第12節 C大阪1-2川崎F 金鳥スタ]
サポーターに、勝利を残すことはできなかった。15日に再開したJ1リーグで、セレッソ大阪は川崎フロンターレと対戦し、1-2で敗れた。ブラジルW杯に出場し、スイスのバーゼルへ完全移籍することを決めたC大阪のFW柿谷曜一朗は、1点リードを許した後半38分からピッチに立った。投入された直後から、持ち味のトラップやドリブル突破を見せて、同点ゴールを目指した柿谷だったが、ラストマッチでチームに勝ち点をもたらすことはできなかった。
試合後の壮行セレモニーで柿谷は、涙を流し、言葉につまりながらも、サポーターに挨拶をした。「こんばんは。スイスのバーゼルというチームに移籍することが決まりました」と切り出した柿谷は、「正直、すごく悩みました。自分から、この8番のユニフォームを脱ぐというのは、どうしてもしたくないことで…。ただ、W杯を経験してもっともっと強くならないといけないと思いました」と、移籍を決断した経緯を説明した。
4歳でC大阪の下部組織に入り、誰よりも大切に育てられた柿谷。一度は、練習への度重なる遅刻などから、当時J2の徳島に放出されたこともあったが、再びピンクのユニフォームを身にまとった柿谷を、チームも、ファン・サポーターも支えてくれた。その恩を、柿谷は忘れていなかった。
「C大阪に帰って来てから、たくさんのサポーターから本当に温かく見守ってもらいました。何よりチームメイトのみんなには、本当に苦しいときに助けてもらいました。本当にありがとうございます。そして、家族。こんな僕をここまで育ててくれて、本当にありがとうございます」
そう感謝の言葉を紡いだ柿谷だが、やはり、サポーターとの約束を果たせなかったことが、何よりも心残りのようだ。「最後に、サポーターの皆さんには『優勝してから出て行く』とあれほど言っていたのに、自分から出て行くことを選んでしまって、本当に申し訳なく思います」と、涙ながらに詫びて、自身が欧州へ行く最大の理由を強調した。
「ただ、今よりもっともっと強くなって、ここの8番がもっともっと似合う選手になって帰って来たいと思います。本当に今日は、ありがとうございました」
柿谷がゴール裏で南野に叱責込めたエール「こんな大事な試合に退場するアホもいますけど…」
14/7/15 21:47
スイス・スーパーリーグのバーゼルへ完全移籍することが決まったセレッソ大阪のMF柿谷曜一朗。15日に行われた川崎F戦が、C大阪の一員としてプレーする最後の試合になった。前半は1-0でリードしたC大阪だったが、後半に2失点を喫すると、さらにMF南野拓実が一発退場となる。その後、柿谷がピッチに立ったが、数的不利の中で川崎Fにボールを回され、反撃はできなかった。
試合後、場内を一周してサポーターに別れの挨拶をした柿谷は、C大阪のゴール裏へ行き、サポーターたちに挨拶をした。「絶対に帰って来いよ!!」などと、声を掛けられる中で、柿谷は差し出されたメガホンを返し、地声で言葉を伝えた。
「もっと喋りたいことがあったんですけど、あれ以上喋っていたら、情けないことばっかり言うのがイヤやったんで」と話す柿谷は「でも、ほんまにみなさんより、誰よりもC大阪を愛していますし、みなさんのこともほんまに愛しています。最高のチームメイトと最高のサポーターに出会えたことは、本当に僕にとって誇りです。向こうに行っても、みんなはしっかりC大阪を応援してください。僕もしっかりC大阪を応援します」と、今後もC大阪を見続けることを誓った。
そして、自身のいなくなる穴を埋める存在として、南野に大きな期待を寄せている。この試合、南野は先発し、積極的に川崎Fゴールに迫った。しかし、後半33分に球際で相手と競り合い、もつれた際に一発退場となった。「今日、こんな大事なときに、退場するアホもいますけど…」と、切り出した柿谷は、「でも、あいつがこのチームを今から強くしてくれると思いますし、みんなが期待してあげてください。あいつは期待に応えられる選手なので。ほんまに今日はありがとうございました」と、ユースの後輩への大きな期待を続けた。


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これはもらい泣きしそうになった。笑
レイソルの誰かなら
確実に泣いてたな。笑
スイスでも輝けー!!