五輪戦犯扱いの権田「後悔していない」
【ザックジャパン・新世代イレブンの挑戦(2)】
ロンドン経由ブラジル行きだ。「新世代イレブンの挑戦」の第2回は戦前の下馬評を覆し、ロンドン五輪で日本をベスト4に導いた守護神GK権田修一(23=FC東京)。本紙インタビューでは、激闘の舞台裏とともに大きな議論となったオーバーエージ(OA)問題にも言及。また日本代表としてブラジルW杯に臨む胸中を告白した。
——ロンドン五輪の準決勝メキシコ戦でミス し、非難の的となった
権田:後悔はしていない。チームとして、後ろからつないでやりたいというのがあったので、僕が持ったらあそこに出すというのを、もっと周りの人に分かってもらう努力をしなきゃいけなかったなとは思ってます。
——FW香川真司(23=マンチェスター・ユナイテッド)が五輪不参加となった影響は
権田:確かに真司は日本でトップクラスだけど、FW宮市(亮=19、ウィガン)やFW原口(元気=21、浦和)が(五輪メンバーに)いないからどうこうと思っている選手は一人もいない。常に予選から誰が入るか分からない状況で、その時のメンバーで戦うのがうまいチームだった。
——五輪中にMF宇佐美貴史(20=ホッフェンハイム)のふてくされた態度が問題となった
権田:トーナメントだと、試合に出る人出ない人がどうしても出てくる。それを表面に出すわけですが、あいつのスタイル、僕は好きです。変に大人じゃない。試合に出られないことに対して一喜一憂しただけの話で「良くないな」とはならなかった。和を乱す行動かもしれないけど、今回のチームはバラバラになるようなことはなかった。
——A代表のGK川島永嗣(29=スタンダー ル)と権田選手の差は
権田:純粋に「止める」ということ。それに関しては永嗣さん含め、世界のGKはすごい。「ヤバイ」という場面も止めてくるので(W杯メンバー入りは)簡単ではない。本当にレベルが高い。五輪に出たから、A代表に近づいたというわけではない。ただレベルが高いとはいえ、下から突き上げがなかったら全体のレベルも上がらない。そこはしっかりと突き上げていきたい。
——同世代の選手が海外で活躍する
権田:刺激になりますね。挑戦はしたい。五輪に出ると、気持ちが強くなる。向こう(欧州)で試合に出るのは簡単ではないのは分かっているけど、海外で生活するのは人間としても成長できる。GKは人の器の大きさが関係してくると僕は思っているので。
——どのリーグでプレーしたいか
権田:イタリアでやってみたい。僕が初めて海外で練習しに行った国だし、イタリアGKは外れがいない。それには裏づけがあると思うので、最終的にはイタリアでやってみたい。目標? ユベントスのGKブッフォン(34)。ただGKは選手のスタイルがある。誰かのコピーじゃなく、いろんなGKを見ていろんな良い部分を吸収したいですね。
——リオデジャネイロ五輪でOA枠に入り、再びメダルを狙う気はあるか
権田:全くない。いま日本はGKが経験を積める環境が少ない。J1で出てるGKでは23歳の僕が一番若い。そろそろ10代のGKが出てきてもいいのではないか。日本でGKと言えば、年を重ね、経験を積んだ選手が良いみたいな感じですが、いつまでも五輪の度に、GKにOA選手が必要となる。
——本来五輪のOAはどうあるべきか
権田:今回の五輪ではストライカーにOAを使うチームが多かった。モロッコもホンジュラスもそうだった。日本もできたら、そこで使いたいけど、後ろ(DF)が不安だからとOAを使った。OAは不安だから使うのではなく、もっと良くなるという使い方がいいのでは。そのために、GKがもっと経験を積める環境が必要になる。
——今後の目標
権田:クラブではJリーグ3位以内となって、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権を取ること。そこは僕の中で絶対なんで。もちろん優勝も可能性がある限り諦めない。日本代表としては、確実にブラジルW杯の出場権を取ること。そして本大会で良い成績を残せるようにやる。
☆ごんだ・しゅういち=1989年3月3日生まれ。東京都出身。さぎぬまSC(神奈川)に所属していた小学校時代から高く評価され、2005年にFC東京U—15入り。07年には高校生ながらトップに昇格。正GKの座をつかんだ09年には、年間16完封でJ1タイ記録をマーク。同年ナビスコカップに優勝し、初タイトルを獲得した。各世代の代表にも選出され、ロンドン五輪代表として4試合連続無失点を記録。10年から日本代表にも選出されている。187センチ、83キロ。
2回目はごんちゃーん
なんかオリンピック
振り返ってみると
おもしろいですね(*´▽`*)