第10部 ブルー・スウェアー 第18章 あの夜の出来事 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー
「何の音や?」真一は耳ざとく聞こえよがしにいった。
「知らない。何かが落ちたんじゃない?」あずさはごく自然な感じでいうと真一はそうかといわんばかりに一人でうなづいた。
「なぁ、俺とよりを戻さないか?」真一は急に弱くなったようにあずさの両手を両手で触れた。
「やだっ!」あずさは両肩を上下に揺すりながら両手で振り解いた。
「何でや?俺が一体何したっていうんだよ!!」
「あんた狂ってる。じゃあ私が何をしたというのよ!?おかしいのはあんたの方じゃない!!」あずさは半分発狂したようにいった。
「私が何をしたっていうのよ!?」
「・・・やっぱりお前がいないと俺はダメなんや!!」
「やだやだ。きもいよ!」あずさは生理的に受け付けないといわんばかりに激しく拒絶反応を示した。
「そんな風に言わなくてもいいじゃないか?一度は結ばれた仲じゃないか?なんでそんな風にいうんだ!?俺が何をしたというのか?」真一はあずさにどんどんとせまっていくとあずさは顔をふった。
「何をしたもかにをしたも嫌なものは嫌なのよ!!ダメなものはダメなの?」あずさはあっちいけといわんばかりにいった。
「何でや!?どうしてや?」
「あんたってホント狂っているよ!」あずさは半泣き状態になっていると、ガタンと更に大きな音がした。真一はやはり誰かがいると悟った。
「誰や!」真一は音がした方に向かって怒鳴ったがまたぴたりと音が止まった。
「誰かおるのか?」真一は半泣き状態になっているあずさに大声で怒鳴ると、あずさは怖さでビクッとなり、大人しくなった。
「誰かおるのか?」真一はもう一度同じ質問をしたが、あずさは口をつぐみ、何も答えなかった
「誰かおるのかって聞いてるだよ!何で答えないんだ?答えないってことは聞いてないか?耳がついてないかだろうっ!!」真一は急に説教じみた口調でいった。
「・・・」
「お前が何もいわないなら自分の目でみてくる」真一はあずさに告げると音がした方にツカツカと歩いていった。浴室のドアを豪快にガラッと開ける音がした。あずさは胸が塞がれる思いだった。

p.s
この一年の疲れは3日間だけでは取れなかった。
今も疲れ気味。
今日は自炊したよ。カレーパスタが美味しかった❤️材料がまだ残っているからまた作ろー。自炊したのは昼だけで、夜またお腹空くの巻。月1の贅沢!!出前をとってみた。牛の炙り丼。おいしかったー😆