あなたがいてくれたから | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー
時々、あなたのことを思いだすことがある。そんなに仲良くもなく時たま話す程度のあなたのことを。年上を敬わなくてはいけないとか常識とかいつでも人は自分を基準にわかったようなことばかりを並べる。でもあなたはいつも私の話を聞いてくれ、本当の気持ちを理解してくれた。自分のものさしではなくて本当の自分の気持ちを。

「風と共にさりぬ」
の映画のように自分にとっていい人はある日突然去っていく。常識や見せかけだけがよくても繊細な気持ちを持ち合わせている人は少ない。私の人生の中で時々ふと思いだすのは暗く沈んだ時にかけてくれる繊細なあなたの言葉だった。

そんなあなたは何人もいる。つらい、苦しい、悲しい、せつない時、突然現れて優しいクリアな言葉をかけてはまた離れていく。きっとソウルメイトだったのかもしれない。そんなに時間をたくさん共有した訳ではないのに何年も経った今もあなたの言葉を思いだす。魂のキレイなあなたは何も言わなくてもわかるんだね。
優しくて繊細なあなたが好きです。
人生の随所随所で知り合うソウルメイトたちへ、疲れて、せつない思いに沈んでも今日もどこかでつながっているはずだよね。

あの時あなたがいてくれたから確かにあなたの言葉に救われた。

せつない時、悲しい時、失恋したとき、崩れそうだった時、あなたがいてくれたから確かに救われたんだよね。

あなたがいてくれたから・・・