こんばんは、ILSです。
世界最高峰の科学雑誌Natureから面白い論文が発表されました。
原油価格の高騰と化石資源の枯渇は、２１世紀の問題の一つですね。
再生可能な資源から無限にバイオ燃料を生産できればすごい面白いですよね。
この燃料を人工的に作る研究はとても活気があります。
しかし、今のところガソリンを微生物を用いて人工的に生産することは実現していません。
その一因は、微生物が体内で合成できるのは、ガソリンのような小さい形（ざっくりいうと）
ではなく、大きな形というのがあります。
今回、Y ChoiとS Leeさんは、遺伝子操作された大腸菌株群を用いることで、（ガソリンに比較的形が似ている）小さい形を生産できることを報告しています。
今回発表された、微生物の設計が進めば、近い将来、どこにでもある例えば植物から、
ガソリンを作ることができるかもしれないですね。
そうなるとエネルギー問題で戦争することもなくなるでしょう。
文献はこちら
http://www.nature.com/nature/journal/v502/n7472/full/nature12536.html
ILS