あゆみ。その後。
あゆみの結婚が決まり。
早20日。
あの日とか。
この日とか。
そういやこの日も。
と。
結構な頻度であゆみに会っていながら、
近況等をなーんもUPしてこなかったのは。
あゆみがマリッジブルーにかかったからです。
そう。
結婚前の女性にありがちな。
あの。
マリッジブルー。
(あゆみでもかかるらしい。)
まぁね。
マリッジブルーなんてさ。
わりと誰にでもあるもんだし。
結婚前の登竜門みたいなもんだよね。
あたしですらあった。あった。
あれほどの思いをして。
結婚していただきましたのに。
いざ結婚が決まって。
籍を入れて、1ケ月もたった頃。(うちは超急ぎで入籍したんで。)
ある日突然気付いてしまったんだよね。
嫁にいくという本当の意味を。
嫁にいけば。
自分の両親は倍になり。
兄弟と言われる人も倍になる。
親戚もぎょうさん増え。
いろんなものが一気に増える。
免許証の名前は誰だか分からんし。
保険証の名前も誰だか分からん。
(ついでに病院で呼ばれても誰だか分からんくて、ただひたすらじーっと座ってたら。
看護婦さんが隣まで呼びに来る始末よ。)
あたしの生命保険の受取人は、
さぶろー山の名前が書かれ、
さぶろー山の生命保険受取人には、
あたしの名前が書かれた。
そんな時。
ふと。
いろんなことを考えさせられる。
これからあたしのおかーさんは2人になり。
おかんも、
お義母さんも。
どちらもあたしのおかーさん。
長女だったあたしに、
待望のおにーちゃんができ、
おねーさんまで一気にできた。
さぶろー山に何かあった時。
一番最初に連絡がくるのはあたしになり。
あたしに何かあった時。
一番最初に連絡がいくのはさぶろー山になった。
これから、人生の苦楽を共にする人は、この人1人であり。
あたしが、何かあった時に頼るのは。
この人となる。
楽しいことも。
苦しいことも。
全てのものを共有する旦那さんという存在。
そして。
苗字が変わるということ。
それは。
同じ墓に入ります。
と、いう意味を示すことに気がついた。
ああ。
墓に入ってもさぶろー山と一緒なんだな。
とか。
自分の親と一緒の墓に入ることはないんだな。
とか。
あたしが20年以上も参ってきたあの墓に。
あたしだけ入れないのか。
とか。
不思議なもんでさ。
家族が増える喜びよりも。
いきなり1人ぼっちになったような気分になるんだよね。
(墓のことが気になって。)
その瞬間。
猛烈に焦燥感が襲ってきて。
(墓のことが気になって。)
おかんもはるかも(当時まだ未婚)じーちゃん(当時は元気いっぱいだった)もばーちゃんも(今も元気)
みんな同じ墓に入るのに、
なんであたしだけ仲間はずれ?
的な。
(墓のことが気になって。)
なんか分かんないけど、
妙に墓のことが気になって。
(一番どうでもよさそうなことなのに。)
あたしが入る墓は、あたしが決めたい。
と。
どーせならみんなと同じ墓に入りたい。
と。
いや。もう。
絶対みんなと同じ墓に入ってやる!!!
と。
(特に死ぬ予定はないが。)
それを思った瞬間。
結婚というものの怖さを感じて。 (今さら。)
「やっぱり結婚やめるーーーー!!」
と。
3日3晩に渡って大泣きした馬鹿者はアタシです。 ええ。他でもなくこのおかめよ。
そんな思い出もありますきに。
(その後、墓のことは諦めました。早々死ぬ予定もないし。ま。いっかなー。的な。O型特有の安直さで。)
あゆみもきっとそうなんだろうなぁと。
軽~く受け流す程度にしていたんだけども。
新居が決まり。
彼氏の引っ越しが決まり。
さぁこれからだ。
とゆーこの時に。
あゆみ「ホント・・・考え直したい・・・。」
と。
何やら本気で結婚を嫌がってるご様子。
あたし「どうしたん?結婚するの怖くなった???」
あゆみ「そーゆーわけじゃないんだけどさ。なんか急にムカついてきてね。」
あたし「彼氏のことが?」
あゆみ「そう。アイツのことも。
焼き鳥屋で暴行騒ぎを起こしたことも。
急に帰ってくるとか言いだして、
いきなりアパートの手配をしなきゃいけなくなったことも。」
うんうん。
そうだよね。
忙しくなるもんね。
あゆみ「今日太陽が出てることも。昨日の月が黄色かったことも。
全てがムカつく。」
前半は分かるけど、
後半はどうしようもない。ごめん。
あゆみ「なんで今日ここにコスモスが咲いてるのかも分からない。
ほんっとーにムカつく。」
何が嫌かも分からないあゆみ。
話すことで少しでも楽になるなら、
いくらでも聞いてやりたいけれど。
あゆみ「もうアイツの存在自体がムカつく。」
ジーザス。
でもね。
そんなあゆみから電話があって。
先週、一緒に新居のお掃除をしてきた。
(実は、前々から約束していたんだけれど、
うっかりコロっと忘れていて。
今日は昼寝でもしようと。
のんびりゴロゴロしていたお昼時に。
ふと、あゆみから電話がきて。
「もう5分くらいで着くよー。」
と言われ。
「え?なんのこと?」
と口にしてしまい、
相当あゆみをキレさせまして。
これはやべーと、
超マッハで支度をし。
ほぼスッピン状態であゆみに連行されました。)
一番のりで入ったのはあたしです。 (土足で。)
あゆみ「まずはね。ライフラインを確保しようと思う。」
あたし「アイアイサー。」
あゆみ「はい。では、るぅさん。ライフラインと言えば・・・?」
あたし「ハイ!水です。」
あゆみ「そうですね。大変よくできました。」
はい。
ありがとうございます。
あゆみ「では水道栓を探して開けてきてください。」
え。
あたし「あたし・・・が・・・?」
なん・・・で・・・?
あゆみ「え?今日の約束のこと・・・」
あたし「そうですね!そうですよね!是非ともあたしが。ええ。もう。あたしが・・・」
開けます開けます。
どうぞ開けさせてください。
水道栓を探して開けるなんて。
人生において初めての経験だったわ。(泥まみれなうえ、クモの巣にもまみれた。)
あたし「あゆみー。水道ひねってみてー。水でたー?」
あゆみ「ちょっと待ってー・・・・あ・・・!」
あゆみ「でたー!」
感動の初水。 あたしが開けた水道栓。
あゆみ「じゃー・・・あとは電気なんだけどー・・・」
あたし「電気って・・・東北電力立ち会いじゃないの?」
あゆみ「なんかさー・・・ブレーカーをあげるだけでいいんだってー。」
あたし「へー。そうなんだー。」
あゆみ「ブレーカーってどこ?どこにあんの?」
あたし「えー。どこだろうねー。」
これかな?
あれかな?
これでいいんじゃない?
大丈夫?
感電したら110番だね。
救急車は119番だよね。
110番じゃ、パトカー来ちゃうね。
じゃ、記念に連行されとく?
と。
どうでもよさそうなことを話しながら、ブレーカーを上げる。(もちろんあたしが。)
パチッ。
これでライフライン無事確保。
あゆみ「じゃー、あたし掃除機かけるわ。」
あたし「じゃー、あたし荷解きするわ。これ開けていーい?」
あゆみ「いいよー。」
と。
開けた段ボールから大量の食器がでてきた。
あたし「どうしたんこれー?買ったん?」
あゆみ「ううん。あたしが1人暮らししてた時の食器ー。」
ああ。
なるほど。
そういや一時期、彼氏と同棲したいっつー夢をみて、
一人暮らししてた時期があったっけ。
あゆみ「そうそう。だからね。食器も2人分ずつあるんだー。」
確かに2ピースずつ揃った食器。
じゃあその時期、
この1枚しかないランチョンマット(シワ付き)と。
あゆみ「余計なこと考えんでいいから、とっととほどいてくれる?」
ハーイ。
ほどきまーす。
と。
荷ほどきをするも。
こちらとて好奇心の旺盛なO型。
あたし「フライパン、いいげなもん(良さそうなお品物)持ってんじゃーん。」
あたし「お。ちゃんと鍋もあるね。」
あゆみ「そうそう。この鍋もさ。あたしが1人暮らしの時に買ったヤツでさ~・・・」
あゆみ「あ。このフライパンはこの度新しく買ったやつなんだけどね。イオンでさ~・・・」
こちらさんも好奇心旺盛なO型。
O型×O型の掃除。
一向に進みません。 (選ぶ相手間違っとるわ。)
あたし「あ。これ・・・なんか見たことあるぞ。」
あゆみ「そうそう。覚えてる?あの時。軽井沢行った時に買ったヤツ。」
あたし「覚えてる覚えてるー!あの時さ。いきなり高速で大雪になってさー。」
あゆみ「そうそう。三国峠の除雪車!」
あたし「そうそう。あの軽井沢・・・。」
2人で「友達10周年記念旅行」と称して軽井沢に行った時。
運転は半分こにしようね。
って言ってたのに。
わざとらしく眼鏡を忘れてきて。
行きも帰りもあたしに運転させたおったことは。
未だに忘れられない。
(除雪車の思い出なんてどーでもいいんだよ。)
あゆみ「ほらほら。これもあの時買ったヤツだよ~!」
あたし「わー!超懐かしいー!!!」
手の動きはかなりのスローペースだけれど。
気分だけは盛り上がる。
楽しい楽しい思い出の荷ほどき。
あたし「お?どうしたんこれ。かわいいじゃん!」
えらいかわええスチームケース発見。
全くと言っていいほど、料理のできないあゆみの荷物から出てきたスチームケース。(新品。)
このかわいいピンクといい、
スチームケースと言う高度な調理器具といい。
あゆみに不似合いすぎておかしい。
あたし「懸賞・・・?」
あゆみ「ああ。それさ。おかーさんがくれたんだけど。」
あたし「へー。嫁入り前の娘にプレゼントか。」
あゆみ母やるじゃん!
あゆみ「うん。でもそれさ・・・」
あゆみ「今年の母の日にあたしがあげたヤツなんだよね・・・」
おかーさーーーーーーーん!
盛りあがった気分が一瞬にして真っ暗くなった。 やべーやべー。
あたし「あ・・・次・・・そうだね。次寝室のセットでもする?」
ちょうどニトリからベットが届き、
シーツも枕も揃った。
あゆみ「うん。そだね。寝室のセットしようかな。」
テンションをあげるべく。
とりあえず寝室のセット。
(その間あたしは、這いつくばるようにして床を磨いてましたけどね・・・)
真っ白だったタオルが真っ黒なったわ。
慣れない2人が、
2時間ほどかけて、
慣れない掃除をし。
窓とか、サンとか。
イマイチ微妙な部分もあったけど。
スルースルー。
あたし達2人O型。 (万歳!)
あゆみ「じゃ、一応彼氏に報告するわ。」
と。
掃除終了の報告を彼氏にメールするあゆみ。
ピピピピピ・・・
メールを流したと思ったら、
そっこーで返されるメール。(彼氏レス早ッ。)
あゆみ「ん~???」
メールを見たあゆみ。
何やら渋い顔。
あたし「どうしたの?」
あゆみ「なんかさ。帰ったらすぐにお風呂入りたいから風呂掃除しとけって入ってきてるんですけど。」
ああ。
なるほど。
風呂は手つかずだったね。(←やる気もない。)
あゆみ「なんであたしが風呂掃除までしないといけないのよう。」
と。
言いながら。
雑巾で風呂を磨くあゆみは。(スポンジがなくてね。)
今までで一番可愛く見えた。
やらしく歯ブラシ2本セットしてやったわ。
マリッジブルーはもう大丈夫だね。(多分。)
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今日はこれから、噂のダーリンと初顔合わせです。
うきうき。






