眠れないのは何故? 静けさに酔いしれてた
湿った部屋で一人また 口ずさめば虚しく
眠れないのは何故? あなたが見えたから
視点は濡れた床 頭をかしげて眠ってる

知りたくもないような現実にただ無感情で
声も出さずずっと 瞬きすら忘れて あなたに見蕩れていた

眠ってしまいたい 目覚めだけを恐れて
全てを忘れたい 身勝手な戯言ね
あなたの名前を呼ぶ   に気がふれる
痩せた肩を掴み叫んだ か細過ぎた温もりに

知りたくもないような現実に深く心溺れ
唇を噛み堪えた涙さえ 意味が無いと知った

立ち尽くす僕の背後の声
吐き出す理由など どうでもよかった
ただ 目の前のあなたがとても寂しそうな顔で
何一つ出来なかった 自分を死ぬ程憎んだ

名前をくれた唯一のあなたへ このまま傍に居てくれないか
そう 僕にとって最初で最後の優しき「母」

白い壁にそっと 真っ赤な絵の具であなたを縁取った
まだ暖かい頬をすり寄せて 静かに笑ってみせよう
大粒の涙があなたと重なって 一つになれた気がした
目蓋を閉じ 温もりが消える頃 僕はあなたの傍で


         Words:流鬼/Music;Gazette
So long ヒカリノムコウへ
So long ナモナキジユウへ
So long フアンヲノミコメ
So long ダレヨリモタカクトベ

穴だらけの羽を剥いで 飛び込め目をこじ開け
そこが泥まみれのHEAVENだろうが住めば楽園ってさ
メッキが剥げた日々を背負い単調な罵声共を喰らえ
傷を抉るように進め そう目の前のRealが全て

So long ヤミヲサイテ
So long ナモナキジユウへ
So long フアンヲノミコメ
So long フルエルコドウ

LOOP自問自答 LOOP自己嫌悪
LOOPする苦しみの果て 俺はHEAVEN'S DOORを眺めてる

群れをなして西へ向かう鳥はやがて孤独を知る
そして痩せた羽を見て言った「そこには望む全てがあるのかい?」
誰もが見た景色よりも影落ちていく地の果てを
そして消えてしまいそうな灯火に強く祈った

In deep slowly sky
手探りの未来に震え立ち尽くすならそのままでいい
置き去りの「Nameless Liberty」が笑いながらそう言った

そして今此処で光りを浴びる 揺らぐ未来から目を背けぬ事を誓って



           Words:流鬼/Music;Gazette
ねぇ またそうやって 僕の顔色伺って
傷つけない様にって言葉探してるでしょ

「信じ合えないのは...?」君のせい?
「信じられなかった...?」僕のせい。

僕が笑う度に君は寂しそうな顔してる
僕が辛い時君は笑えているかい?
そう また僕は君の言葉から逃げて
君の傷を深めて君の居場所 奪ってた

「気付いてやれなかった?」そうじゃない
「気付かない振りして」逃げてるだけ...

何度も聞こえた僕を呼ぶ君の声
僕はまた耳を塞ぎ無言の言葉を…「 」

君が僕を求める度 この心は剥がれていく
君は必死に言葉を探す たった一つの居場所だったから
君が僕を愛する度 この気持ちは剥がれていく
君の生きる支えとなった 居場所にはもう戻れない

戸惑うままの君へ もう糸は切れているのに

何度も何度も僕を呼ぶ 繋いでと泣く君の着信音
何度も何度も思い出す 卑怯な僕を許さないで
何度も何度も泣かないで 僕じゃ君を愛せないから
何度も何度も願うのは これ以上愛さないで
こんな僕を恨んで欲しい 思い出になんてしないで
こんな僕を忘れて欲しい

この歌は君への最後の花であり 最後の愛でもある
なにより卑怯な自分に気付いた瞬間である


            作詞+流鬼 作曲+大日本異端芸者の皆様