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最後の頃はほんまに「あの液体の、そのお酒が好き」でお酒を飲んでいました。
いや。「あの液体の、そのお酒が好き」という表現にはちょっと語弊があって、正確には
「お酒を飲むという行為が好き」
あるいは、
「お酒を飲めという脳の指令に強要されて」
とか言うのが良いのでしょうが。
ここで「あの液体の、そのお酒が好き」言うのは、それ以前のアルコール依存症が最終的な局面に達するその前の頃は、そんなシンプルにお酒が好きだとか言うのとはちょっと違う、こう何と言うか
「お酒を飲む場が好き。お酒の雰囲気が好き」
とでも言う理由でよく飲みに行ったものです。
当時はスマホではなく紙のスケジュール帳の予定を埋めて行くのが楽しいというか、飲み会で埋まったスケジュールを見てにんまりするような・・・
・・・それが良いことであるような(今で言うとSNS上のリア充アピール的な。ね。笑)気がしていたものであります。
お酒の場が好きな理由のほとんどは実は僕の場合は「酔いの力を借りて人付き合いが楽しめる」からでした。
引っ込み思案な自分を明るく楽しいリア充人間に変えてくれる魔法の薬が「お酒」でした。
お酒は実際にとっても強力な作用を持つ薬物であり、お酒にそういう効用があることは確かかも知れません。
それはつまり覚せい剤の持つ「痩せることができる」「スーパーマンになれる」という効用となんら変わるものではなく、そう、「依存性のある強力な薬物」に頼って日常生活を自分のキャパシティ以上に楽しむ?行為でしかなったんやと今は思います。
こうして断酒を続けていることで、実際になくなってしまう種類の付き合いといいうものがあるとは感じます。
付き合いの悪い奴・・・「さぶろうは誘っても酒飲まないから」と言われて最早誘いの声すらかからないことも多いです。
それはそれ。
そんな付き合いは、そもそもそんだけのもんやったんや、と、そう思います。
そこまでして、そう、最終的に人生を滅ぼすこになる強力な薬物の力を借りてまでキープせなあかん種類の付き合いではないと今は確信を持って、そう思います。
うちの会社の役員のSさんから、
「さうろう。お酒が飲めないなんて人生の半分、損しているぞ」
とか言われますが・・・
「Sさん、お酒を飲むなんて人生の半分以上の損をしていますよね。」
と、の僕のもの凄い実感、もの凄い経験からそう言わせていただきたく存じます。言わないけどね。実際には。
曲がりなりにも東証一部上場企業の上級管理職。
Sさん、今時そんなこと言うてたら、人生の半分どころか社会人としても立場も危うくなってしまいまっせ。折角薬物摂取とのバーターで手に入れた社会的地位でっしゃろ?
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