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9月28日。金曜日。六時五分起床。
追加の睡眠剤ももらわずに八時間半の睡眠。流石に睡眠剤が追加されただけのことはあるが逆に薬が完全に抜けずに、ちょっとだけふらつく感じもする。
阪神のマジックが消滅していた。
朝は挨拶から始まる。
何人もなんにんも会う人ごとに「おはようございます」。同じ挨拶を繰り返す。
福田さん曰く、
「暇な病院ではあいさつもまた良い暇つぶし。それに気分も良くなる」
とのこと。確かにそうだ。
普段外でお酒にまみれていた頃は皆あいさつのひとつもまともにできてはなっかたのだから。
デイルームで流れているTVの言うところによると、今日は夏が戻ったように暑くなるんだとか。
ここ数日は寒かったので今朝は寒さに備えて長袖に着替えておいたのだが・・・。
入院当初は緊張や不慣れから、毎日着替えはするものの一日同じような格好をして過ごしていたが、この二、三日、夜は夜で就寝用のジャージに着替えるようにしていた。
ここ数日の寒さで皆風邪をひいているというのに、入院して二キロ肥ったという中村さんはノースリーブ姿だ。
「暑いあつい」
を連発している。
中村さんは僕よりもここでの生活が長いので、
(1)断酒
(2)適度な運動
(3)規則正しい生活
(4)健康的な食事
の四つで恐らくは代謝も良くなったのかも知れない。
食事制限とかで退院時には「病人らしく」?なってしまう内科の病院への入院とはちょっと違ったところかも知れん。
ここのことを岡本君は、
「使えない看護士の居る薬局+リハビリセンター」
と呼んでいたが、まあ確かにリハビリはアルコール病棟のメインの治療のひとつやなあと改めて実感する。
昨晩もヘルニアで苦しんでいた菅谷さんの腰に湿布を貼ってあげる。
岡本君の言う「使えない看護士」は、「湿布ください」という菅谷さんに対して、ぽいっと湿布を渡しただけなんだそうだ。笑。
そこまでも自分でやりなさい!というのは、それもまた僕らへのリハビリの一環なんやろうか。
玉田さんは今日が退院日。
携帯電話の番号を交換する。
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