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9月25日。火曜日。
恒例になった午後点滴をしていました。
このアルコール病棟では、一期と呼ばれる入院二週間目までの入院患者はまだARPと呼ばれる治療は受けずに、日々お酒でぼろぼろになった身体の回復につとめることになっていました。
ARPというのは、アルコール依存症からのリハビリのプログラム。
日本語で簡単に「断酒教育」などと呼んだりもします。
僕はまだ入院五日目の体調の回復に向けた治療中で、日課は午前中の点滴とその後はのんびり休養という、そんな感じでした。
ところがどうも僕の体質か体調か、あるいはお世辞にも点滴処置に慣れているとは言いがたい精神病院の看護士さんのテクニックゆえなのか、日課の二本の点滴は僕の身体には結構なハードスタッフなようで、予定時間の午前中の二時間では全量を体内に落とすことができずにいました。
二日に一回、あるいは三日に二回くらいで僕は点滴を午後まで持ち越し、ひとり点滴姿で昼食を食べたりしていました。
この日は特に酷く昼食を済ませてもまだまだ点滴は残っていました。
そこへ、
「今日は急遽、十四時よりビデオ学習をします」
とのこと。
僕はまだ結構なボリュームで残っていた二本目の点滴を捨てて、視聴覚室へ。
視聴覚室と言っても要は会議室のひとつにブラウン管式の14型くらいのテレビデオ!?が置いてあるだけですが。笑。
再現ドラマみたいなのを観て、順に一言コメント。
予定調和というか理想的な展開でアルコール依存症からの回復を描くそんなドラマではありましたが、それなりに思うこともありました。
こんなふうに順調に回復に繋がるなんてことはないにしても、やっぱり僕も頑張って回復につながる生活を送りたいな、と、そういうふうに思いました。
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