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当たり前のことなんですが、断酒に関しては、その期間の長さは根源的には関係がありませんよね。

断酒三日であろうと、断酒三十日であろう、そこには、病状に関する違いはない筈です。何日断酒しようが、一旦お酒を口にすると、その瞬間から

「連続飲酒のスイッチ」

が入ってしまうことには何の変わりもありません。

細かいことを指摘すると、断酒期間が長くなるとお酒無しで日々を送るテクニックがついてきたりもするので、場合によっては、多少は「断酒が上手になる」という側面もないことないとは思いますけどね。

それでも、こと病気そのものに関して言うと・・・断酒三百日であろうが、断酒三千日であろうと、断酒三万日であろとうも、そこに違いはないと、そう思います。ただ、断酒三万日、ともなると、齢九十歳、齢百歳と、そんな年齢を数えることにはなるので、連続飲酒する体力がもう残っていない、と、そんな状況にあるかも知れないですけどね。笑。

ところで、断酒していると、一口お酒を口にしても、それまでの連続飲酒の日々とは違って、

「すんなりとご馳走さんができた」

という話をよく聞きます。

以前なら、その最初の一杯を口にしてしまうと、もう次から次とお酒を手にして飲み続けると、そんな状態やった筈やのに・・・断酒していると、あら不思議、

「一口だけでご馳走様、とお酒を置くことができた」

と、それで、そこで思うワケですね。

「俺、断酒して、その結果としてコントロールできるようになったやん!」

と、ね。もう、狂喜乱舞。

これからは、「俺、上手いことお酒とつき合って行けるんや!」と、そんなふうに思って、折角断酒が成功してたのに、俺はもうコントロールして酒が飲めるんや、と、再び飲酒生活に戻ってしまったというお話をよく聞きます。

もちろん、そのお話の結末を、僕らは、もうよ~~~く知っています。

上手い具合に一口でおさめておくことができるのは、その最初の一杯だけ。

数日もすると・・・一杯が二杯になり、二杯が三杯になり、三杯が四杯になり、四杯が五杯になり、五杯が六杯になり、六杯が七杯になり、七杯が八杯になり、八杯が九杯に・・・。

あっちゅうまに連続飲酒の日々に後戻り。いやいや、アルコール依存症は「進行性の病気:。それ以前にも増して飲酒量が増えてしまう、そんなことになってしまうと、そういうワケですね。

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