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さて、入院生活もようやく五日目。

9月24日。月曜日にして祝日。

昼食後は、サーファーの看護士、山口さんとアルコール病棟の入院患者とのオセロ大会。どうも恒例のようで、さくさくと対戦舞台が整えられる。

白熱の勝負。

素人の僕には一見してどちらが勝ったかが判らない。

それでも対戦した当人同士は判っていそうなもんだが、いや、判っているのかも知れないけれど、オセロの駒を一個いっこ数えだす。白、黒、お互いに、駒を手にして・・・いっこ~、にこ~、さ~んこ~・・・。

それにしてもアナログな世界だ。

これはこれで、独特の空気感があるけれどね。

あ。そうそう。PCは持ち込み禁止。なんででしょうねえ。僕のイメージだと、特にオセロはPCでやるイメージで(版権の関係かな?「リバーシ」って名前がついていますね)、逐一、数値で駒数が出てる感じやねんけどね。アナログも悪くないですね。数える楽しみがあって。ね。

ところで、看護士の山口さんが僕の点滴を途中で捨ててしまって、「ご飯食べましょう。それで元気になりましょう」と言った件といい、この看護士VS患者のオセロ対決といい、ここ、アルコール病棟での入院生活は、こう、ちょっと、普通の内科なんかの入院生活とは違う雰囲気や。

一般の病棟で考える「治療」とか、そいういものよりは、ここでは「人間性の回復」のようなことに主眼が置かれているような、そんな感じがします。

やっぱり、あれやね。

ケアセンターというか、セミナーセンターというか、そんな感じかな?と。

そう考えると、入院から退院を経ての再飲酒からの再入院を二度でも三度でも受け入れてくれるのは、そういう面から来ているのかな?とか、そんなふうにも思えます。優しさ、とは、違うけれど、そして、諦め、ともまた違うけれど、何というか、人間性回復への長い道のりへのサポートっちゅうかね。そんな感じ。

言い換えると、それが「お仕事」って思っているのかも知れないですね。あ。いい意味でね。プロフェッショナル。

僕もここで壊れた人間性を補修して行きたい、と、そんな気持ちがちょっと湧いてきたような、そういうふうな気がせんでもない、そんな一日です。

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