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9月23日。月曜日。
ただし祝日。
朝食は・・・「ししゃも」
もちろん、あれだ。ええと・・・メルルーサ?・・・違う。それは、「銀ダラ」やね。あ。そうそう、カペリンやったっけ?偽ししゃも。見慣れた方やけどね、このカペリン=偽ししゃもの方が。
ほんもんはもうちょっと大きいよね。ししゃも。
それにしても、今朝の(偽)ししゃもは小さいです。
体長50mmあるかどうか?そして細い。そして(勿論)卵はなし。子持ちではない。それが二尾。なんだかとっても生臭いのはなんでやろ?
病棟の自治会長の樫浦さんが、
「こんなのししゃもじゃねえや」
って。うん。確かに、カペリンだとしても、これはなんぼなんでも貧弱過ぎる感じ。
午前中は点滴二本。
担当看護士の山口さん(男性)は、爽やかに陽焼けして茶色い長髪だ。
「山口さん、サーファー?」
「うん。最近は行ってないけどね。笑」
「さぶろうさんは・・・関西???」
「解りはりまっか?」
「あはは。解りますわ~」
「あれ?そのイントネーション。山口さんも?」
「そう。兵庫で武庫川」
「おお!武庫川。僕もしばらくそこに住んでましたよ!」
しばし、甲子園(あ。甲子園って、球場だけでなく、武庫川近くの地名でもあります)の話題で盛り上がる・・・が、しかし・・・今日は点滴に落ちが特に悪い。
我々入院一期と呼ばれる、まだ正式に断酒教育を受ける前の、お酒でぼろぼろになった身体を休める期間の患者は、午前十時から二本の点滴を受けるのがルーチン。
約二時間で二本の点滴を済ませて十二時から昼食というのがいつものスケジュールだ。
ところが、何故だか点滴の落ちの悪い僕は、たいてい、いつも点滴が落ち切らずに、点滴をしながら昼食を食べることになる。
今日のお昼もそう。
ところがサーファー山口さんが、「食べにくいでしょ?」「うん。でもいつものことやから」と僕。
「まあ、ええか。半分落ちとるし。笑」
と、点滴を抜いてくれる。
「点滴なんかしてるより、一杯ご飯食べて栄養取ったらいいでしょう」
とどこまでも爽やかな笑顔でした。
山口さんがナースステーションに点滴の残りを捨てに行ったら、ナースステーションから、
「飲めよ」
との声が上がっていました。
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