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ようやくお酒を止めることができて、もう少しで、七年になります。「ようやく」とは書きましたが、延々と続く人生からすれば、まだまだ、ほんの七年ですね。
七年とか言うても・・・そもそも、お酒を飲み続けた十年、十何年、何十年という日々と比較しても、まだまだ、という感じの七年やと思います。
それでも、今回の断酒を始めた頃には・・・アルコール依存症の一応の寛解だという三年を最初の目処にしつつ、正直、
「三年なあ・・・とてつもなく長いよなあ」
と思ったもんです。
あ。余談ながら、アルコール依存症の寛解が三年・・・これ、いろいろと異存もあるかと思います。僕も、正直、アルコール依存症という病気と「寛解」という概念は、これ、ちょっと合わへんかなあ?て、そう思わんでもないですし。ね。
そしてあの頃は、三年どころか、三日!・・・確かに「最初の三日」とか、そんな期間がとっても長かったのを覚えています。
僕はアルコール病棟に入院して、そこからお酒との関係を断つこととなったのですが、アルコール病棟を退院した後、数日の時間を自宅で過ごし、確か三日目に初めて街に戻ってアルコール外来に出かけました。
その日は、こう、なんとも心と身体がざわざわする、そんな体験をしました。
アルコール外来は、例によって、五時間六時間待ちの、診察は十分くらい。
僕はその五時間六時間の待ち時間を、なんとも表現しにくいのですが、お酒を欲するような気持ちとは別の「胸騒ぎ」というか「締め付け」というか、あるいは、こう「追いつめられる」というか、とにかく、落ち着かずイライラする感情が総動員されたような、そんな状態で過ごすことになりました。
後にも先にも、あれほど追いつめられた気持ちを感じたことはなかったかも知れないなあ、と、そう思います。
もう忘却の遥か彼方の記憶ではありますが、大学の入試の発表を確かめに行った時ですら、あれほどぎゅーっと締め付けられる体験はしなかったように気がします。
飲酒が祟って仕事で大問題を起こし周囲に大迷惑を掛けた時は、もう、本当に穴があったら、そこに飛び込んで自殺したいくらい追いつめられた気持ちになりましたが、それでも、やっぱり、この日感じた、なんとも言えない焦燥感には敵わないと、そんな気がします。
その焦りの感情から、僕は、
「このままのんべんだらりと断酒生活しててもアカンなあ。なんか、積極的に断酒を強固にするような、そんな生活習慣を自分のもんにせんとなあ」
と、そう思い至り、その後、断酒会、AAなどの自助グループへの積極的な参加や、通所施設で行われる「アルコール依存症とそこからの回復のための勉強をするワークショップ」へのビジターでの参加や、山奥の研修所で行われる内観への参加など、いつもの引っ込み思案な自分から想像のつかない、そんな断酒定着に向けての暴走の半年間?を送ることになりました。
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