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それは、精神病院のアルコール病棟に入院する前の、毎日まいにち隠れ酒を飲みながらもオフィスに出て仕事をしていた頃のお話です。

毎日午前四時くらいには、早朝覚醒。

前夜は飲酒して気絶するように眠ったものだから、睡眠の質は悪く、朝早くに目が覚めてしまいます。朝起きて一番にすることは、コンビニに走ってお酒を買うこと。

一瞬たりとも待ち切れなくて、コンビニからの帰道に、ぷしゅっ!早速一本を飲もうとします。

でも、睡眠中に血中アルコール濃度が落ちてしまった身体は、絶賛、離脱中。

なかなか、最初の一口が喉を通りません。

げほげほ。げほ。

なんとかかんとか、二本目のアルコールを喉に放りこんで、ようやく一息。そして三本目もぐびぐびーっと。

若干出来上がりぎみでオフィスに出社。

出社後、一時間もしないうちに、また、お尻がもぞもぞ。血中アルコール濃度が落ちた身体は、またお酒を要求します。

トイレにでも行くような雰囲気で、ふら~っと席を外してビルの外に。

コンビニに向かって一直線。

アルコールを手にしてレジに並びます。

「何やってるねん。いらいら」

先客もいるので、なかなか僕の順番が回ってきません。・・・お酒の抜けた身体は、もういらいらの頂点に達しています。

「はよせんかいっ!」

勿論、大声を出すワケではなく、口の中で小さく、そう悪態をつきます。

ようやく順番の回ってきたレジで、小銭を放り出すようにして、ピッ!とバーコードを通してもらったお酒をひったくるようにしてお店を出ます。

周囲に人が居るのも気にせず、いや、目に入らず、昼日中道路の真ん中で、ぐびぐびとお酒を飲み干して、ようやく一息つきます。

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