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乗り換え駅の自動販売で缶ビールを購入。ぐいっ!と一息で飲んでからJRに乗って、僕は郊外の精神病院に向かいました。
紹介された病院まで、駅からのんびりと歩いていると、目の前にはとんかつ屋。
「おお。そうか。もう娑婆のご飯ともしばらくおさらばや」
と、僕は、病院へ直行せずに、ふらりとそのトンカツ屋さんに入ることにしました。
「ロースかつ定食とビールね」
と、これまた懲りずにビールを注文。
またまた身体にアルコールを注入します。
とんかつとビールを堪能してから(呑気なもんです)、さて、と、精神病院の門を潜ります。
とんかつを食べたとは言え、確か、まだ午前中の時間やったと思います。
精神病院の中のアルコール病棟の受付に向かい、アルコール外来の主治医に書いてもらった紹介状を出します。
その日も朝から何回かビールを飲んでいますし、それまで毎日まいにちお酒浸りで日々を凄してきたので、もう、その頃には年中頭の中がぼーっとした状態でした。
ぼーっとしたまま、自分の順番が来るのを待ちます。
どれくらい待ったのか?はわからないのですが、意外に早く?問診の声がかかりました。
入院受付の外来担当の医師の問診を受けます。
まあ、既に本人もアルコール依存症の自覚を持って、曲がりなりにも自ら申し出てここに居るワケで、問診自体は、こう、ありきたりなもの。
家族構成や、生育歴、そして飲酒歴。そして、どうしてこんな状況に至ったのか?何故入院しようと思ったのか?などが聞かれて行きます。
すらすらとカルテが作成され、入院が了承されます。
「入院の準備はして来ますか?」
「いえ。何も持ってきていません」
「では、ここに書かれているもの、着替えや歯ブラシなどを揃えて、もう一度出直してください。それから最終的に入院の手続きをします」
「はい。じゃ、また後で」
と、一旦病院を後にし、自宅に帰って入院準備。
改めて精神病院のアルコール病棟の受付に戻ってきました。
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