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何度かの、膵炎での入院を経て、退院後の素面の時間に新しい仕事を見つけて、都内の皆が知るような企業での企画職の仕事に就くことはできたのは、本当にラッキーでした。
しかし、そんな僕でしたが、新しい職場に出勤するまでのしばしのモラトリアムの期間に、あっさりと再飲酒。そのまま、やっぱり連続飲酒会社員の生活をスタートさせてしまっていました。
そして職場から救急車で運ばれて再入院。
一週間か十日程で体調を戻して退院したものの、内科の病院では、
「もう一度飲める身体に戻してくれる」
そんな治療を受けるだけで、アルコール依存症に関する治療や指導を受けないため、退院したら、やっぱり簡単に元の木阿弥。
簡単に再飲酒。いや、再再飲酒。いやいや、再再再・・・飲酒。
流石に、「自分の飲酒をなんとかしたい!」と思い始めた僕は、今度は自ら申し出て、再度入院。
循環器科の病棟に入院しつつ、日中は外のアルコール外来に通うという、そんな生活を始めました。
しかし、真面目に断酒できたのは、最初の一日か二日だけ。
あっと言う間に、病院でも隠れ酒をするようになりました。
その入院を一週間か十日で切り上げた僕は、再び職場復帰しますが、そんな連続飲酒勤務の日々が長続きするワケもなく、とうとう、本格的に会社を休むこととなりました。
自由な時間を得た僕は、やっぱり、酒びたりの毎日。
本格的に引きこもってお酒とつき合う、そんな日々に陥ってしまいました。
アルコール外来のデイケアにも参加してみましたが、案の定、ココでもこっそり抜け出して隠れ酒。いつの間にか通わなくなってしまっていました。
最低限、週に一回のアルコール外来通いは続けていましたが、まったくもってお酒の止まらない日々。
最終的には、もう、自分でもどうしようもなくなって、いつものアルコール外来で、
「せんせ。入院したいんです」
と、そう相談することになりました。
今度は、内科や循環器科の病棟ではなく、そう、精神病院のアルコール病棟。
もう僕は、自分のアルコールがどうしようもなくなって、藁にもすがる気持ちでした。
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