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さて、そんなこんなで(・・・って、毎回まいかい、こんな感じの書き出しですが。笑)、生まれて初めて、
「先生、僕、お酒を止めたいんです」
と言って自らお願いして入院した、そんな連続飲酒会社員でした。
それまでにも、実は、アルコール外来の門を叩いたことはありました。
一度目は、東京23区内、ちょっと郊外にあるある有名なアルコール外来。よくマスコミなんかにも登場されている有名な先生でした。
生まれて初めてアルコール外来をたずねた僕は、あらかじめ診察前に書かされる問診票に、
「昼間のお酒を止めたい」
と、今から考えると、もうなんとも、こう、眠たいことを書いていました。
しかし、その頃の気持ちは、まさに!そんな感じ。
お酒を止める気持ちはこれっぽちもなく、夜のお酒は飲み続けたい。
でも、日中、いや、実際には朝から、例え仕事があっても、大事な用事があっても、そして、それこそ、アルコール外来の診察があろうとうも、どうしてもこうしても止めることができない、そんな日中のお酒だけはなんとかならないか?と、そんな気持ちでいたワケです。
もちろんアルコール依存症という病気のことをよく知らないからこそ、出て来る、そんな考え方ですね。今から思うと。
アルコール依存症という病気は、一度お酒を口にしたら、もう、その先は自分の意思でコントロールできなくなる、そんな病気です。
都合良く、日中のお酒のみ遠ざけて、夜は夜で気持ちよく飲む、などということは、なかなか難しい、と、そういう状態になってしまう病気です。
あ。もちろん、それは人によってそれぞれ。
日中は我慢できるけれども、夜になって飲み始めると、もう際限なく飲み続けて、いつになっても「ごちそうさま」をすることができない、そんな状態の方もおられます。
あくまでも僕の場合は、朝から飲み始めてしまう、そんな病状であった、と、そういうワケなんですけどね。
いずれにしても、このアルコール依存症という病気に共通するのは、一旦飲み出したら、最早自分の意思ではお酒を止めることができない、自らをコントロールすることができないという病気である、ということですね。
もちろん、著名なアルコール外来に通ったからと言って、昼のお酒だけが止まる筈もありません。
アルコール外来でもらった抗酒剤も、最初は真面目に飲んでいたものの、ほんの二、三日も経てば、お酒を飲みたい誘惑に駆られて、冷蔵庫にしまったままになってしまっていました。
そしてアルコール外来への通院も途中で止めてしまって、結局は連続飲酒に陥ってしまた末の、自ら志願しての入院でした。
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