ロカビリー青春白書 -56ページ目

吉田拓郎 - 春を待つ手紙

吉田拓郎 - 春を待つ手紙


春を待つ手紙 (1979)

歌:吉田拓郎

作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
編曲:吉田拓郎


直子より

追いかけました あなたの姿だけ
幼いあの頃の 想い出あたためて
あれから幾年 友さえ 嫁ぎ行き
その日を 待つように 父母も逝きました

人間だから 求めてしまうけど
それこそ悲しみと 知ってもいるけれど

俊一より

変らぬ心を 素直と呼ぶならば
オイラの気持ちは 最終電車だろう
涙を見せると 足もとが フラフラリ
めめしくなるまい 男の意気地なし

時間が 僕らに別れをすすめてる
このままいる事で 寒い冬越えられぬ

直子より

約束なんて 破られるから 美しい
誰かの言葉が 身体をかすめます
あなたは あくまで 男でいて欲しい
私を捨てても あなただけ 捨てないで

傷つく事に 慣れてはいないけど
ましてや 他人など 傷つけられましょか

俊一より

夢またひとつ 二人で暮す町
通り通りゃんせ オイラだけ 通せんぼ
これが最終の ひとつ前の便りです
春には小川に 君の櫛 流します

待つ身の辛さがわかるから 急ぎすぎ
気づいた時には 月日だけ年をとり

誰もが誰かを 恋しているんだね
それは あてのない 遙かな旅なんだね
旅する人には 人生の文字似合うけど
人生だからこそ ひとりになるんだね

ここでも春を待つ 人々に逢えるでしょう
泣きたい気持ちで 冬を越えてきた人






[解説]

「春を待つ手紙」 は、吉田拓郎が1979年10月5日にリリースした17枚目のシングル。

ライブアルバム 『TAKURO TOUR 1979』 と同時発売。

「春を待つ手紙」 は、拓郎のディレクターだった陣山俊一と妻の直子夫妻の手紙のやり取りを楽曲にしたもの。

レコーディングには、鈴木茂と青山徹の2人が参加している。

カップリング曲は、「外は白い雪の夜」であり、同時発売された 『TAKURO TOUR 1979』 からのシングルカット。





★吉田拓郎 - 略歴

日本のシンガーソングライター、音楽プロデューサー。

1946年 〈昭和21年〉 4月5日、鹿児島に生まれ、広島で育つ。

高校時代からバンド活動を始め、68年に“広島フォーク村”結成に参加。

70年春 フォーク村の仲間たちとオムニバス・アルバム 『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』 を自主制作。

同年6月 「イメージの詩」 と 「マークII」 をカップリングした、デビュー・シングルがエレックレコードから発売される。

同年秋 初のフル・アルバム 『青春の詩』 が発売され、音楽界にその存在が浸透しはじめる。

翌71年 『人間なんて』 がヒットしてフォーク界の寵児となる。

72年には 「結婚しようよ」 の大ヒットで幅広い人気を獲得。

75年、フォーライフ・レコードの設立に参加。

その後も、若手ミュージシャンやアイドルとの交流を深めるなど、エネルギッシュな活動を展開。

2006年には31年ぶりに、つま恋でフォーク・ライヴを開催し話題を呼んだ。 (2016 CDジャーナル抜粋)




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