◆冴島side
翌朝の教室にいた寮生は妙な組み合わせのように思えた
大方サボリだろう龍海、吾妻、榊は後で捕まえるとして―
散々俺を振り回しやがった藤堂はいやがるのに
**の姿はない
「おい、寮生どもはどうした?」
啓一朗「さっきまではいたんだが…**は……朝から見ていない」
言いながら水瀬がチラッと藤堂の方を見るが当のソイツはまるで無感情のまま
「藤堂、何か知って…」
零「知らない」
というより
「藤堂、何か気に喰わねぇことでもあんのか?」
「…別に」
何でかわからねぇが恨まれてるらしい
鋭くキツい視線が一瞬だけ俺に向かって配せられ
―ガタンッ
水瀬「どうした?…藤堂?」
「おい藤堂!」
HR中にも関わらず、苛立った様子の藤堂は制止を振り切って教室を出ていった
「…んだってんだよ」
その苛立ちは感染し
行き場のないソレは俺の中だけで収束するはずもなかった
つづく。