鬱病の歌その1 | iloveniziuのブログ

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日曜日が来るたびに、京都の街をあてもなく徘徊する。梶井基次郎みたいでカッコがつくかと思いきや、貧困でも肺病を患っているわけでもなく、ただ歳だけを重ねてしまった男が、適当に贅沢なカフェ巡りをしては、拙者の拙い小説創作をなんとか習慣化するために、自己啓発書を読んだり、抗鬱剤を服用してみたりして、もう自分とは接点がなくなった、若くてかわいい女子たちの幻影を追いかけて、刺すような批判的な眼差しを受けて失望し、失恋し、まだしばらく続きそうな拙者の生を、ぼんやりと長めみるんであった。