新型コロナの影響で、アメリカの企業が破綻になりました。
アメリカ発の衣料ブランドで全米規模の破綻は初めてのことだそうです。
ゴールドジムさんは日本にもおなじみで、何となく筋肉系のジムのイメージですね。
Jクルーは日本でももちろん有名ですが、ここのところ影が薄いなぁとは思ってました。
昔神戸の元町ではビルの一階がバナナリパブリック、二階三階がギャップ、そして4階がJクルーなんてところがありました。
もう10年以上前の話ですが。
そのときはギャップが飛ぶと落す勢いで、大盛況でした。
価格もその当時としてはデザイン性と合わせてお得感があったんですね。
しかし、Jクルーは上質な素材を使っているし、スタイルもコンサバティブで、なのにカジュアル感もあって。
お上品なイメージでしたが、いかんせん価格帯が中途半端に高かった。。。
価格勝負では勝てないブランドだなと感じてましたから、売り上げは厳しかっただろうなぁと想像できます。
いまやギャップもアブナイ状態になってしまいましたが。
やはり勝負するのをどの部分にするかがファッションビジネスでは重要なんだなぁ。
価格勝負では、実は最終的には勝者にはなりえない。
ザラもH&Mもデザイン性と価格にこだわっていますが、格安感は年々に落ちてます。
H&Mは一時セールをしながら、在庫を減らす戦略だったようですが、それでは売り上げが上がらないのか最近は中止していたように見えました。
ザラは元々低価格帯にはあまり踏み込まないで、量産しない戦略ですよね。
ザラの一人勝ちかなぁ。
これも価格帯が高いブランドとの比較から、ザラの方が同じデザイン性ならお得感あると買うわけで。
Jクルーなどがあってこその一人勝ちのように思えます。
つまり競争する相手がいなくなったら、ザラさえも苦戦することになりそう。
ザラそのものにデザイン性を生み出す力がどこまであるのか。。。
結局ファッションビジネスは0から100を生み出す力こそが全て。
長続きするためにはそこをしっかり守りながらです。
それには人件費は付き物。
新型コロナの影響がこれ以上、ファッションの世界に入って来ないことを切に祈ります。