個人的にはかなりのショック。。。

 

というのも、若いころはサンモトヤマさん全盛期。

 

憧れの欧米ブランドをいくつも紹介してくれるお店だったんですよねぇ。

 

エルメスなんて今や直営店しかないですが、昔はサンモトヤマさんが主導で販売されていました。

 

今じゃ考えられないけれど、デパートの催事でエルメスのスカーフ職人さんをわざわざ招いて、その場でスカーフを染め付けて販売するという手法なんてやってたんですよ。

 

簡単に言うと展示即売会みたいな感じ。

 

エルメスがこれほど高級ブランドとして定着したことにはかなり貢献されたんじゃないかなぁ。

 

ただ、バーバリーしかり、ファッションブランドは名前が知れ渡ったら、商社は不要ですからね。

 

やはり同じ憂き目に遭われたんだなぁ。

 

時代というか。。。

 

商社という存在無しに販売を可能にするネットというツールが生まれたことが大きく影響しているんでしょうねぇ。

 

まあうちだって自社のオンラインショップですから。

 

普通なキモノにはたくさんの問屋さんなどを経由しての販売が常識なので・・・

 

そこから見ればうちは非常識。

 

もちろん簡単に着られるんですからなおさら非常識。(笑)

 

話は逸れましたが、サンモトヤマさんのようなファッション系商社はいなくなってしまうかもしれませんね、今後。

 

デザイナーを発掘するというのではなく、自力発信が普通になっているわけですから。

 

デザイナーはデザインだけでなく経営も考える時代。

 

昔はデザイナーには経営を任せるパートナーがいたものですが。

 

今はすべてセルフマネジメント。

 

メゾンを作り上げて家族的に経営するのではなく、必要なときに必要な人に作ってもらうだけのビジネスライクなモノ作りが、増える模様。

 

ファッションの潮流がどんどん変化する中で、対応できなかった会社は倒産になる。。。

 

厳しいけれど新しい時代を象徴しているとも言えるわけで。

 

ファッションがビジネスであることを思い知らされる。

 

シビアだなぁ。。。