先日こちらで日経MJのファッションネタの一つとしてお伝えした手描き友禅のジーンズについて・・・


今日の夕方に早速関西ローカルの情報番組で取り上げられていましたよ。


さーっすが日経MJ・・・すごい威力です。(笑)


今日も紙面と同じような説明をされていましたが、実際に映像で見てみると手が込んでいるんだろうなぁという出来栄えでした。


80歳のおじいさんが2本お買い求めになったとか最高額のジーンズは29歳の男性だったとか・・・


本当に友禅作家さんが一点一点手描きでされているだけあってタッチが繊細で綺麗なものでしたね。


でも今回のこのお仕事を引き受けられてるあたってはひいてはきものを着る方が増えるやもという期待を込めてだそうです。


やっぱりなぁ~


同じこと考えますよねぇ(^_^;)


ただ私が作品を観せていただいて思ったのは・・・


ジーンズを穿く方ときものを着る方が果たしてリンクするのかって点。


変な例えだけれど、バブルが弾けてしまってすぐに多くの高級レストランがお得感のあるランチに力を入れ始めました。


単価が高い夜の食事も来てくださるきっかけになればと・・・


しかし現実は違っていたように、きものにも同じことが言えるのではないかと思いますね。


やはり着物を着る趣味の方とジーンズをはく趣味の方では違うのではないかと。


これは単価だけの問題ではなくてライフスタイルそのものの問題でもあります。


ある種きものに携われる者としての願い・・・願望・・・


そのことと長年私たちも向き合い、悩み、葛藤して来ました。


でもやっぱりきもの自体を理解していただかないと本領発揮できないのではないかなと今は思っています。


ジーンズは世界のファッションですからきっと手描き友禅のジーンズは飛ぶように売れるようになると思いますが。


そのことが本当に日本の文化を救うことになるのかはまた別の問題のような気もします。。。


色々な試行錯誤を繰り返しながらどれがベストなのかはきものを作っている者がこれから判断していくことになるのでしょう。


でも確かにこのジーンズの試みがきものに対する大きな扉を開いてくだされば素敵ですね!