今回の記事では珍しく呉服関係のニュースがありました。
「気軽の呉服 若者に提案」
・若い店員の接客で親しみ
・開放感のあるガラス張り
・雑貨など品揃え柔軟
が勝つ三か条だそうです。
こちらは「やまと」さんが若者の着物需要を喚起しようと開発した業態である「なでしこ」というお店。
都心にい住む20代後半~30代の女性をターゲットにされているのだそう。
中心価格は15万~30万円までと抑え目価格にしてあるそうです。
ただこの業態では客単価が低くなってしまうため従来のやまとさんの売り上げを比較してやや落ちるといった現象も起きているようですね。
また既存のやまとのお客様にとっては若い雰囲気が仇となり遠のかれた方もいらっしゃるとか・・・
きものって今まで利益を載せすぎているきらいがありますからいたしかたないところではと思います。
特に呉服小売業の方々にとっての利益はかなり追求できて来たのではないかと思いますね。
実際に手作業で作ったり縫ったりしている部門の人間から見れば今までがひどすぎたと言わざる得ませんねぇ。
確かに若い方にはどんどん着ていただきたいっ!
けれどそこに売らんかなの思想ではやっぱりダメだと思うんです。
いかにファッションとして受け入れていただきやすくするか・・・
そこを追求するべきでしょうね。
見た目のサービスよりももっと根本にあるものを考えるべきなのでは?
このほかにも・・・
「セオリーに高級ライン」
日米で異なったブランド名で高級ブランドを立ち上げるとのことです。
従来よりも2,3割高めの設定。
セオリーリュクスとセオリーという構成で日本はいくそうです。
現在の区分としてはセオリーリュクスはサイズ展開をゆったりめにしていたのをこのたび内容を一新し、7割を独自のデザイン、3割をセオリーと同じデザインに変更。
セオリーはゆったり目のサイズも取り入れて、サイズ展開はデパートなどの出店の立地条件によって変えていくという趣向だそう。
セオリーって意外に日本では受け入れられてないですよねぇ・・・
万田久子さんがプッシュしているということで話題にもなりましたが。
キャリア志向の女性に向けてというブランドなだけにもっと受け入れられるかと思ったんですが・・・
ごく個人的な感想を言えば・・・
デザイン性がそれほど凝っていないわりにお値段を高い気も。。。(^_^;)
シンプルなデザインが圧倒的ですから凝ったディテールを考えるといのは難しいのかもしれませんが・・・
確かに品質にこだわった方がよいブランド構成かもしれませんね。
日本のキャリア女性って世界的に考えてもかなり感度がよいと思うのでよほど勝負に出ないと抜きん出ることは難しいでしょう。
あと一歩という印象でしょうか・・・