うーん・・・昨日同様の蒸し暑さで辛いですねぇ・・・

体に湿気がまとわりついて来る感じ・・・

ザーザーと雨が降れば少しは涼しくなるかな?


今回のMJでの興味深かった記事は。


東京発 日本ファッションウィークへの海外バイヤーの誘致のために

・今秋よりJETROが支援開始

・アメリカのファッション専門誌に紹介記事掲載

・若手のデザイナー向けに無料会場を提供


という取り組みをすると発表されました。


つまり、日本のファッションデザイン作品の買い手を海外に見付ける意向で大々的に仕掛けるってことなんですが・・・

うーん・・・なんか取り組みがかなり時期を逸しているような気も。

そんな動きはこの2,3年で行って来なかったはちょっと遅いかな・・・

中国などではすでにそういう動きはありましたから。

そして何より気に入らないのは東京発ってところ。(笑)

ファッションの中心地なんて今頃まで関係あるのかなぁ(^_^;)

現在のファッションの世界の流れは国境や人種も飛び越えて動いていますよね。

フランスの主なオートクチュールブランドのデザイナーはイギリス人が多かったりしてますから。

いまだに日本では世界に通用するブランドってほとんど育っていない現状に東京発ということにどれだけの意味があるんでしょう?

日本人デザイナーはほとんどが海外に移住していて拠点は日本ではないんですから・・・

そういった拠点として機能していない日本をもっとファッションを愛する土壌を作って拠点として機能するよう努力する必要が先にあると思うんだけれど・・・


あともう一つ。

有名ブランドのフェラガモが東京・新宿伊勢丹本店にて7月21日から2週間だけのバッグのオーダーを開始するとの記事がありました。

9月より高級鰐皮などを使ったパターンオーダーを大阪と東京の旗艦店にて開始するそうです。

フェラガモの靴のオーダーはすでに始まっていると聞きましたが今度はバッグもだそう。

気軽にオーダー感覚が楽しめるのは素晴らしいことだなと思います。

ただお値段はかなり高めになるでしょうけれど・・・

「ファッションを消費する」

そんな時代は終わりになるかもしれません。

次々と新しいデザインを企画していくだけではなくいかに素晴らしいスタンダードを作り出すか。

これが最も重要なポイントになるでしょう。

そのブランドならではのオリジナリティを長く愛していただくためのデザイン。

従来からある有名ブランドはすでにそういった型を持っているため非常に強みがありますよね。

ただブランドとしての価値がアジア圏を含め世界中に知れ渡るようになったのはごく最近のこと。

たとえ大手の有名ブランドであっても存在を維持するのには大変な努力が必要でしょう・・・

今のような消費型のファッションを追求することは限界があるかも。

ひょっとしたらそれぞれの国の独自のブランドとのコラボレーションを強めることで大手のファッションブランドも生き残ることができるかもしれませんね。

まだファッションブランドが育っていない国なら一緒に育てていくような姿勢が必要になるかも・・・