現在制作中の 「HG V作戦」で初めてスジボリに挑戦です。

子供のころはスジボリまでには至っていなかったので、まずは道具をそろえるところから。

 

まずはケガキ針。    ハセガワ TT1 [トライツール モデリングスクライバー 模型用けがき針]

 

 

 

 

挑戦するにあたり、はじめはラインチゼルを購入してガイドテープをあてて、スジボリをしようとしたのですが、ガイドテープがあるにもかかわらず安定せず、はじめはケガキ針を使ってラインを引いたうえでラインチゼルを使うとかなり安定して線が引けるようになりました。

ケガキ針の先端は単純に 「針」 なので線を引くと断面は V の字になりますが、これだけだと後のスミ入れの時に塗料がきれいに乗らないのでラインチゼルなどの鏨(タガネ)を使うわけですね。

 

続いてラインチゼル 。Creos GT-65C Mr.ラインチゼル0.15mm

 

 

 

こちらは刃先が引っ掛けるような爪のようになっていて、手前に引くことでしか、スジボリができないので、直線はいいのですが、曲線をひくのは苦手です。

こちらは掘ると、断面は凹になり後々のスミ入れもきれいに入るようになります。

もともとあるラインの掘り起こしにはこちらを使います。

 

刃先のサイズもいろいろと出ていますが、自分は HG、RG メインと考えているのでとりあえず 0.15mmのものを選択しました。

ラインチゼルは刃先の部分だけを購入して、持ち手の部分はホームセンターで製図用の 2mm 芯のシャープペンを購入しています。

ラインチゼル専用の持ち手もあるのですが少々お高かったので節約しました。

 

 

 

 

 

こちらも種類としてはラインチゼルと同じ鏨 (タガネ)

鏨 (タガネ)といえば BMCタガネが有名で自分もそれを購入したかったのですがあいにく売り切れで在庫がなかったので、こちらを選択しました。

BMCタガネは職人さんのハンドメイドなため、在庫も多くなく、あったときに買っておかないと手に入りずらいようです。

 

 

 

こちらも持ち手は 100均 でデザインカッターを購入して先端を 3mmのドリルで穴あけして使っています。

タガネなのでこちらもラインチゼルと同じく断面は凹状になります。

最終的にこちらでスジボリの仕上げを行う感じです。

 

 

 

さて、いざスジボリを始めると、最初はガタガタで全くうまくいきません!!(笑)

線はぶれるし迷い線はできるし、力の加減もよくわからなかったり。

でもこれも、 「習うより慣れろ」 でやってるうちにうまく引けるようになります。

 

スジボリ初期・・・ガタガタです (-_-;)

 

スジボリ後半。

シールド部分のスジボリは最後の最後に行いましたが、かなりきれいに入るようになりました。

 

 

 

自分がつかんだコツを言葉に表現すると・・・

・皆さん言っていますが、軽く7回ぐらいに分けて線を引く (この 「軽く」 がどの程度かはとにかく実践のみ)

・ケガキ針でガイドテープに沿ってけがき、次にラインチゼルで掘り、最後にスジボリカーバイトで仕上げます。

・初心者はガイドテープは必須。どんなに短い線でもないとまっすぐに線は引けません。

 

・ジグザグに線を引くときにはケガキ針で線の角度が切り替わるところでケガキ針を押し込んで 「穴」 を作るとそのあとのタガネはピタッと止まってくれます。

・失敗したときのリカバリー

はじめのうちは失敗だらけでリカバリーの連続でした。

はみ出したりした線に瞬間接着剤を流し込んでヤスリをかけることでリカバリーできます。

あまりの失敗の多さに途中で心が折れてしまうか自分との戦いにもなりますね。(;'∀')

・・・自分は実際心が折れましたorz

 

 

スジボリの効果

スミ入れによるパーツの情報量の増大に目が行きがちですが、「パーツの塗分け」の効果も大きいです。

塗分けするところにスジボリやラインの掘り起こしを行っていると、きれいに塗り分けができるようになります。

 

↓ガンダムのバズーカですが黒と白との境目のマイナスエッヂにもスジボリを入れ微妙に塗料が混じるところでもスミ入れでごまかしができます。

 

 

目下問題点は、スジボリの深さの加減と墨入れの際にボソボソにならないようなスジボリ後のヤスリ処理や曲線での処理。

これまた鍛錬の積み重ねしていきます!!

 

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