ラヴィの闘い | 明るい方へ。。。

明るい方へ。。。

愛すべき動物たちの事、そして時々日々の事。。。

皆さまの温かい祈り、本当に感謝しております。

ありがとうございます。


きっと、ラヴィのこの急激な病態について、これを読んでいらっしゃる方には分かりにくいと思うので、簡単にご説明します。


明らかに分かっている病名は、慢性腎不全、膵炎(いずれも、かなり重篤)。さらに、敗血症。原因がはっきりしない低血糖症。


膵炎に至っては、アミラーゼという膵臓の酵素の値でチェックしますが、その値は膵炎の中でも相当高かったそうです(1800以上)。


膵炎は、膵臓の酵素(消化酵素)が、膵臓をはじめ、その他の臓器に炎症を起こす病気で、言ってみれば、お腹の中で火傷が起きているような状態と言えるかもしれません。


腎不全、膵炎。ラヴィの小さな体の中、お腹の中で、何発も爆弾が爆発してしまったようなものです。人間だって、のたうちまわる痛さです。


ブログを再開する昨日の朝まで、ラヴィはおそらく猛烈な痛みと、腎臓が機能していない事に起因する呼吸困難で、まさに七転八倒でした。


大きく口を開け、ベロを出し、体全体を使ってハーハーハーハー、それはそれは苦しそうな荒い呼吸を続けていました。長い事、ベロを出していたので、ベロが大きくむくみ、お口に入らなくなってしまいました。(その後、改善しましたが)


あまりの苦痛に、ラヴィの人相(犬相)は変わってしまいました。


もちろん、意識は朦朧としているのですが、その中でも、身の置き所がないように、何度も何度も起き上がろうとしてバタンバタン倒れ、のたうちまわり。。。


時には、大きなけいれん、小さなけいれんの波に襲われ。。。


本当に、壮絶な苦しみでした。


鎮静剤を何度も何度も追加してもらっても、なかなか効かず。


そうしているうちに、何度か突然呼吸が浅くなり、止まりそうになったり。。。


ずっと付き添っている私たちに、何もなす術がなく、見ているのも苦しく、どうして良いか分からず頭がおかしくなりそうでした。その時の記憶は、あんまり鮮明ではありません。


「もう、ラヴィ、そんなに頑張らなくていいから、十分だから!!」と何度叫んでしまった事か。


実は、医師から「安楽死」の言葉も出た位です。


でも、ラヴィは諦めないんです。生きる事を決して決して諦めていないんです。それを、私たちが諦めたら、ラヴィの必死の頑張りに反するし、失礼です。


私たちは今、ラヴィに、生きると言う事はどういう事なのか、教えてもらっている気がします。ラヴィ自身が、自分の体をもって示してくれている気がします。ラヴィを見ていると、心から感動するのです。この子に出会えた事に、心から感謝しています。我が家の宝物です。



明るい方へ。。。

今日のラヴィです。

右のお鼻には酸素のチューブ、左のお鼻には胃に栄養を与えるチューブが入っています。


くわえて、おしっこの管、手には点滴のライン。

体中、管だらけになって頑張ってくれています。


本日の多くの血液検査の結果は、昨日よりも改善していました。それは、本当に喜ばしい事です。でも、昨日と比べて、ラヴィ自身の反応はどうかと言うと、さほどでもありません。


顔つき、目の強さが違う、というか。。。何か、いまひとつ、どんどん改善している感じではないのです。



そこで先生に聞いてみると、昨晩から数回嘔吐し、また著しい低血糖をきたしているとの事でした。



せっかく、栄養を入れる為に、イヤな思いをしてお鼻からチューブを入れているのに、吐くので、栄養補給は中止になってしまいました。



また、血液中の蛋白も、今日の夕方にはまた減ってしまい、今晩輸血です。



今、数日前のような大きな危機は脱したとは思いますが、まだまだ、良いサイクルにはなっていないようです。追いかけっこです。



いまでも、祈り続ける日々です。

でも、絶対に奇跡を起こす事が出来る子だと信じています。



そして、皆さまの暖かな祈りが、ラヴィを支えてくれています。


心より、感謝しております。