Everyone will be famous for fifteen minutes

地元なのに一度も行ったことのなかった長岡の花火大会に、
やっと行く事ができました。

毎年8月2日・3日の2日間にかけておこなわれる長岡の花火。
平日だったりすると、なかなか行きづらいのが難点です。

2日間で打ち上げ数は2万発、動員数は80万人。
この数字を見ると、全国でもいちにを争う規模の花火大会であることがわかります。

でも、あくまでも私の個人的な印象だと、そこまで混み合ってると感じなかったし、電車も押し合う程ではなかったような。隅田川とか東京湾の方がよっぽど混んでたよー

平日だから?広いから?
なぜだろう?

ただし、車で行くと地獄、らしいです。


長岡花火の打ち上げ場所は、信濃川の中州。
観客は右岸と左岸に分かれて、河川敷から観覧します。

上流と下流に大きな橋が二つかかっていて、ここにナイアガラ花火も仕掛けられます。

見どころは、正三尺玉と、中越地震からの復興を祈願した『フェニックス花火』、そして大河ドラマにちなんだ『天地人花火』など。

花火に行く前に、地元の友人から「フェニックスはすごい」と聞いていたのですが、「何がすごいの?」と聞いても「とにかく、すごい」としか言われず・・・・・

実際、すごかったです 。

今まで見たことのない、特別な花火でした。
心にズシンと響きました。
あまりに感動して、なかなか興奮が冷めず、夜眠れなくてこまりました。(笑)




フェニックスとは、わかりやすく言うと、

◆震災で被害に遭った人々を元気付けるために、また、一日も早い復興を目指して頑張っている人々を全国にアピールするために、壮大なスケールで企画された花火。

◆平原綾香さんの『Jupiter』に乗せた、超ワイド(全長2.7km)な3分間のスターマイン。ワイドすぎて首を左右に180度振らなければなりません。当然、視界には収まりきれません。

◆最後、花火の中に黄金のフェニックス(不死鳥)が現れます。



単なる綺麗で迫力のある花火ではなく、ちゃんと意味が込められている花火だから、特別に感じるんだなぁと思います。



ちなみに去年のフェニックスは、こちらから動画を見ることができます。(for PC)

『ほぼ日刊イトイ新聞-長岡花火大会レポート』

↑これ、最後まで読むと花火の構造がわかって面白いです。
今年は、ここでUstの生中継やってたみたい。
便利な世の中ですね。




ここで、話がそれます。

花火大会が始まる前、場内アナウンスで花火師さん達の紹介がありました。
読み上げられた名前のひとつ、加茂市・阿部煙火工業、阿部正明さん。


・・・・うちの近所の花火工場じゃん!!

いまが繁忙期。土日の休みも返上で、朝早くからみんなが働いていたのを私は知っています。

全国から集まっている大勢の観客の前で紹介されて・・・・
自分のことじゃないけど、なんだかちょっと誇らしくなりました。
そして、こんな大勢の人に感動を与えられる花火師さんって、素敵な職業だなって思いました。



最後に『光のメッセージ』という時間があります。

すべての花火の打ち上げが終わった後に、観客が中州にいる花火師さん達に向けて、懐中電灯や携帯など、光るものを振って感謝を伝えます。


「綺麗な花火を見せてくれて、ありがとう。また来年もここで会おうね」
対岸で振っている人たちの光が、キラキラきらめく夜景のようで、すごく幻想的でした。

それに応えて、花火師さん達も、赤い光のライトをずっと振ってくれました。
「見に来てくれてありがとう。気をつけて帰ってね~」と言っているように感じました。


花火師さんとお客さんが、感謝と思いやりの心を交換する、この時間。
素敵だなと思いました
<注意>
ネタバレです。
朗読部分の文章は、他のサイトより拝借しました。


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5月15日、新潟県民会館でおこなわれた『小沢健二 ひふみよツアー』
平日にもかかわらず、ひとつの空席もない超満員の会場。
18:30 定刻通りにそれはスタートした。

開演前からアナウンスで「いったん席に着いたら公演中は移動できません」と言われていた。すぐにその理由を知ることになる。

開演と同時に、それまで流れていたワールドミュージックが止まり、非常灯も含めすべての照明が落ちて、真っ暗になった。
ステージはもちろん、隣の人の輪郭さえも見えない、完璧な闇の世界。
何も見えない状態で、私はその場に立ち上がる。

そこで一曲目の演奏は始まった。
『流星ビバップ』

暗闇の中でも15メートル先のステージ上に、たしかに気配は感じた。
歌い出し、小沢君の声が聞こえると、会場からは悲鳴ににも似た歓声が湧き上がった。



結局、真っ暗な中で一曲目が終了。

その後、ごくわずかな光を発するペンライトでノートのようなものを照らしながら、小沢君が朗読を始めた。



「2003年夏の日の夕方
ニューヨークで大停電が起こる

エレベーターに閉じ込められた人達が助け出される
地下鉄が止まる
道路では信号が消えてしまって車が立ち往生している

家に帰れなくなった人達が 街中に溢れる
みんなが一斉に電話をかけるから 携帯電話のネットワークは落ちてしまった

パニックが起こるかと思ったら そんな事はなかった
街の人達は 路上で休んでいる人達をアパートに迎え入れる

みんなが自分と感じが合いそうな人はいないか 探り合っている
困っている人はいないか 注意している
みんなが頑張ろうとしていた

いつも小銭をねだってくるホームレスのおっさんが大活躍している
「あのビルの間は休みやすいよ」
「水が飲めるし ビルが自家発電だし」とか
ホームレスのおっさんは、近所の事情にやたら詳しい

テレビ局は大電力が必要なので 機能しなくなってしまった
けれどラジオは放送を続けた
小さなラジオ局が ホームレスのおっさんのように活躍していた

停電はニューヨークだけではなく アメリカ北部とカナダまでを覆っているらしかった
そして復旧の見込みは、今夜一晩なかった

暑い夏の夜が始まる

生鮮食品を売る店は どうせ腐ってしまうのだからと 肉や野菜をタダで配り始めた
どこの家でも ロウソクの光の下で 大勢のための料理が始まった

電池で動くラジオやCDプレイヤーから音楽が流れ続ける
暗闇の中で 音楽は甘く いつもよりくっきりと聞こえる
歌の歌詞は 雪の上の動物の足跡のようにハッキリと見える
言葉だけではなくて 音楽がハッキリと聞こえる
演奏している人 歌詞を書いた人の気持ちが ドッキリするくらい近くに感じられる

そして同じ暗闇の中の 同じ音楽を聴いている 同じ気持ちの人達がいることを感じる

昔の人達は 門構えに音と書いて 闇を表した
大都会に落ちてきた砂漠のような闇の中で音が響き 街中の路上でパーティーが始まった

いつも同じ感じで進んでいる世の中で ある全然違う世の中が見える
一瞬だけ 全然違うぼくらのあり方が見える

明日には電気が復旧して またもとの生活が返ってくる
けれど今夜だけは 僕らは全然違う世界で時を過ごす

そして元の生活に戻っても
世の中の裂け目で 一瞬だけ見たもの 聞いたものは消えない
真っ暗闇の中で 音楽を聞いていた日のことは 絶対に忘れない
その記憶は 消えることはない」



二曲目の演奏が始まる
『ぼくらが旅に出る理由』

サビにさしかかった瞬間、一気に照明がステージを照らした。
目くらましのように、一瞬世界が白くなった。

そこにはたしかに、小沢健二がいた。
1996年と同じバンドメンバーを引き連れて。

「遠くまで旅する恋人に あふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界では太陽がいつものぼり
喜びと悲しみが時に訪ねる

遠くから届く宇宙の光 街中で続いてく暮らし
ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり
誰もみな手を振っては しばし別れる」



このあと、3時間近くにわたってステージは続いていくわけですが、聴きたかった曲は全部聴けたし、新曲もあったし、上記のほかにも興味深い朗読がたくさんあり、まさにお腹いっぱいの内容でした。

1997年に活動を休止してからは、ニューヨークで暮らし、様々な地へ旅行をしながら、近年は書籍「企業的な社会 セラピー的な社会」の出版やシンポジウムへの出演など、社会的な活動を積極的に行っていた小沢君。

ミュージシャンとして13年ぶりのツアーでは、本人もやりたいこと・活動休止期間に感じたこと・伝えたかったことがたくさんあったのだと思います。

あの小沢健二がステージに戻ってきた。
スチャダラのBOSEさん、コーラスの真城さんも言っていた通り、まさに「夢のような」夜でした。

とても大げさに言えば、生きてて良かったと思えるような。
そんな素晴らしいライブでした。

小沢君、ありがとう。



<参考>
小沢健二 ひふみよツアー公式サイト
読み物がとても面白いです。
Everyone will be famous for fifteen minutes

6月からランニングを始めました!

最近は日が長いので、19時前後でも十分明るいし、 暑くなく寒くもないので、本当に気持ちの良い季節です。

先日、NIKEiDのシューズをオーダーして、今日ようやく届きました~。

自分で好きなデザインを選べる、アレです。

サイトを見て、ランニング用シューズのNIKE+の中から、Air Pegasus+26iDに決定。

デザインはもとより、「アウトソールはアスファルト用」、「ミッドソールは反発性のあるクッション」など、機能面も自分好みにカスタマイズできるのが嬉しい。

自分は昔からネイビー×イエローの配色が好きなので、最終的にこのデザインになりましたよ。
名前も入れちゃいました☆

Everyone will be famous for fifteen minutes

NIKEiDのサイト上でシュミレーションして自分のオリジナルデザインを作ったら、それをTwitterやFacebookに投稿してシェアできるのも便利で、楽しかったです♪


購入したのは、iPodと一緒に使って走った距離を確認・管理できるNike+なので、
これからは、ますますランニングが楽しくなる予感。

というか、買ったからには三日坊主にはできないので、プレッシャーですが負けずに頑張ります(笑)。