アナタの隣 6
―翌日―
あかね「早く~」
銀時「わっーたよ 新八~神楽~行くぞ」
新八「銀さん 行くのは良いですけど誰の所に行くんですか?」
神楽「そうネ どこ行くアルカ?」
銀時「そうだな・・・まずは下のババァの所だろ」
新八「そうですね」
あかね「早く行こうよ~」
―――――――――――――――
銀時「おい ババァいるか?」
お登勢「おや? 銀時かい。 珍しいね」
奥から女性が現れた。
この人がお登勢さんなんだろう。
お登勢「まぁいい。 丁度あんたのところに家賃を回収に行こうと思ってた所だ」
銀時「ヤバッ 逃げるぞ」
神・新「ラジャー」
あかね「えっ!? ちょ・・・」
銀時「あかね! 行くぞ!」
銀時はあかねの腕を掴み、新八・神楽と共に外に飛び出して行った。
――――――――――――――――
しばらく走った所であかねが
あかね「銀兄、コレどういう事か説明してくれる? (黒笑)
銀時「えっと~その・・・」
新八「はぁ・・・ 銀さん家賃を滞納してるんですよ・・・」
銀時「新八ィィィ!」
あかね「滞納ってどのぐらい?」
新八「僕が知ってる限り1回も払った事がないです。」
あかね「マヂで?」
新八「マヂです」
神楽「それに、私達の給料も払ってくれた事ないヨ!」
あかね「銀兄、本当?」
銀時「・・・はい」
あかね「はぁ~ ダメだとは思ってたけど、ここまでとは・・・」
銀時「・・・。」
あかね「はぁ・・・。(私もどっかで働いた方が良いのかな・・・)」
あかねがそんな事を考えていると
?「お~い 銀時」
後ろからとても懐かしい声が聞こえた。
振り向いてみたら、やっぱり・・・
銀時「ヅラか・・・」
桂「ヅラじゃない桂だ! たくっお前はこんな所で何をしているのだ?」
銀時「俺かぁ? 俺はコイツに町案内してんだよ」
桂「コイツ?」
あかね「小太郎! 私の事覚えてる?」
桂「・・・あかねか!」
あかね「さすが! やっぱり小太郎は銀兄とは違うね!!」
桂「当たり前だ!」
銀時「で、お前は何してんだよ」
桂「ちょっとエリザベスと散歩にな」
あかね「エリザベス?」
すると桂の後ろから白い奇妙な生物が現れた。
その手には看板を持っていて、
エリ『初めまして』
と書かれていた。
あかね「これがエリザベス?」
桂「そうだ。 可愛いだろ~」
あかね「言われてみれば・・・ (可愛いような可愛くないような・・・)」
エリ『ありがとう』
神楽「さっきから私たちの存在無視してんじゃねーよ」
神楽が桂に殴りかかろうとして所を新八が、
新八「神楽ちゃん 落ち着いて」
と言って止めた。
神楽「新八ィはなすネ! ヅラのくせに・・・」
銀時「あかね、もう行くぞ! 神楽が限界だ」
あかね「え~、じゃあちょっと待って!」
銀時「早くしろよー」
あかね「うん! 小太郎、アド交換しよ!」
桂「あぁ いいぞ」
あかね「赤外線でいい?」
桂「あぁ」
2人は交換を始めた。
神楽「(イライライラ・・・)」
銀時「神楽、もう少しだから我慢しろ」
~♪
どうやら終わったようだ。
あかね「ありがとう! 後でメールするね!!」
桂「いや、俺からする」
あかね「そう・・・? じゃあ絶対メールしてよね!」
桂「分かっている」
銀時「終わったんなら行くぞ」
あかね「はーい。 またね小太郎! エリザベスも!」
エリ『またね』
あかねは銀時だちのもとに走って行った。
桂「フッ・・・ 行くぞエリザベス」
そして桂とエリザベスもその場を去って行った。
――――――――――――――――――
あかね「あ~、楽しかった!」
あかねたちは桂と別れたあと、妙や九兵衛などの所に行った。
神楽「私は疲れたヨ」
新八「僕も疲れました」
銀時「そうだな。そろそろ帰・・・」
?「おや? 旦那じゃねぇですかィ」
銀時「ん?」
神楽「なんでお前らがココにいるネ!」
?「こっちのセリフだ」
2人の黒い服を着た男の人が歩いて来た。
あかね「知り合い?」
銀時「まぁな」
?「誰だソイツ?」
あかね「宮澤アカネって言います!」
土方「俺は”土方十四郎”。コッチは”沖田総悟”だ」
沖田「あかねだったよなぁ 結構カワイイですねィ」
あかね「ありがとう! (美少年だ~)」
神楽「あかね ダメね! ソイツはドSアル!」
あかね「ドS・・・?」
沖田「邪魔すんじゃねェ チャイナ!」
神楽「うるさいネ! ドS!!」
ケンカが始まった。
銀時「はぁ~。 で、なんでお前らはこんな場所にいるんだ?」
土方「あぁ チラシ配っててな」
あかね「チラシ?」
沖田「これでさァ」
あかね「キャッ!」
そこには神楽とケンカしているはずの沖田がいた。
沖田「コレあげまさァ」
あかね「ありがとう・・・」
あかねは沖田からチラシを受け取るとそこには、
[隊士募集! 強ければ女でもOK]
と書かれていた。
沖田「良かったら来て下せィ」
土方「総悟、行くぞ」
沖田「じゃあ旦那これで失礼しまさァ」
銀時「さっさと行きやがれ」
そして土方と沖田は去って行った。
あかね「(新選組かぁ 行ってみようかな・・・)」
銀時「あかね、俺達も帰るぞ」
あかね「うん!」
あかね達も万事屋に帰って行った。
―END―