生物には全て、全世界共通の正式名称である、学名があります。
私たちアロマプラクティショナーが扱う精油も、100%ピュアナチュラルなので、
その原料は、学名で表記されます。
そんな学名を学ぶオンライン講座を受講しました。
木村 正典先生の講座です。
学名については、アロマテラピーを学ぶときには、必ず学びます。
学名はラテン語で表記され、
属名(ぞくめい)と種小名(しゅしょうめい)という2つの語で列記し、その後ろに命名者を書くこともあります。
これを2名法と言い、18世紀の分類学者カール・フォン・リンネが採用したことが発端となり、現在に至るまで使用されています。
リンネが学名で植物を分類した時代は、
世界は神によって創造され、花粉の中に子孫がいると考えられていたような時代でした。
そして、ヨーロッパは絶対王政の時代であり、階層秩序は、神によって与えられたものとされていました。
リンネの分類は、現実世界の階層秩序になぞらえられていました。
植物の本質は結実機能にあるとして、植物を花の雄しべと雌しべで分けることにし、まず、花粉をつくる雄しべの形質で植物を24の「綱」に分け、次いで、各綱を雌しべの形質で「目」に分類しましたが、
こうして分類した綱と目を並べただけでは「階層体系」にはなりません。
そこで彼は、「苔類は貧しい日雇い農民だ。というのも苔類は一番やせた土地にへばりついて生活している。椰子類は王侯、草類は平民、ゆり類は貴族、と植物全体を9つの界にまとめ、階層体系化を図りました。
その中で暮らしていた人々にとっては受け入れられやすく、彼が「分類学の父」と呼ばれることになったのには、このような時代の空気があったからと言われています。
そんな時代に想いを馳せながら、どんな風に学名が現在に至ったのかもわかりました。
疑問だったこともなるほど〜!と解消。
植物によっては、シノニムと呼ばれる異名を持つものがあります。
つまり、同じ植物だけれど、いくつもの学名を持つものがあるのです。
例えば、ローマンカモミールは9つのシノニムを持ちます。
野菜のカブにいたっては194のシノニムがあるそう・・
その中にはリンネが命名したものも、複数あったりして、
それは、違うと思っていたけれど、同じ植物だったということもあり、
分類学的な位置づけの変更や新たな発見、解釈が行われることから、沢山の名前を持つようになっていったそうです。
命名者と発表者が違ったり、
属名変更が行われたり、
特定の人に敬意を払う献名が折り込まれていたり、
という色々なことが、ルールがわかると理解ができます。
例えば月桃の学名
Alpinia zerumbet(Pers.)B.L.Burtt&R.M.Sm.
こんな学名も、なるほどね!とわかるようになり、すっきりです。
アロマのレッスンや勉強会の中で、生徒さんにもシェアしていきたいと思います。
大真面目に学名を決めたかと思えば、そうではないような場面もあり、
スペルを間違えたまま登録されたりした、嘘のような本当のお話も・・。
なかなか人間味もあって面白い。
