理学療法士のお客様が、とっても興味深いお話を教えて下さいました。
ナラティブ・ベイスト・メディスン(Narrative Based Medicine:物語りと対話に基づく医療。)
NBMと略されます。
患者さんが語る物語に注目して患者さんと一緒に考えていくといった関係性を作る。
そのために患者さんに語ってもらい、
最後に医師の物語(診断、判断)を伝え、擦り合わせていくといった考え方の医療です。
科学的根拠(エビデンス)に基づく医療・医学は、1990年ごろから提唱されるようになりました。
これらは迷信や科学的根拠のない医療行為をできるかぎり少なくし、
より合理的で科学的な、多くの人にとって役に立つ医療を目指す目的をもっていました。
このような考えのもと、医療者は自分の専門性を基盤として、聞くべきことを自分の枠組みで聞き、診断をし、最善の方法を考えて治療していました。
しかし、良かれと思う治療であっても患者の満足度が低く、コミュニケーションがスムーズに行われないことがあります。
ナラティブはそうした状況を改善するカギになる可能性があって、注目されているそうです。
NBMを実践するポイントは、患者さんの語りを引き出すこと。
そのためには、上手に質問をすることが大切。
「無知の質問」
学校の先生のような質問。つまり、答えが予め先生の頭の中に用意されていて、正解を答えるかどうか試している質問は、
正しいことを言わなければいけない、と警戒し、自由に語れません。
相手の話を聞きだすコツのひとつは「こちらが知らないから聞く」という形で聞くこと。
無知の質問です。
どんな風に具合が悪いか、何を望んでいるか、何を心配しているかわからない、だから聞く。
初期の段階で、医師の知らないことを患者さんにできるだけ語ってもらう。
そのために無知の質問を使う。語り出したら医師から途中で変なコメントはしない。話題を変えない。
否定しないでそのまま聞く。これがNBMの重要なポイントなのだとか。
そして、その後のストーリーまで想像すること。
例えば、手首が動かない。だからリハビリテーションで動くようにする。
で、終わりではなくて、手首が動くようになったらどんな事をしたいのか?するのか?
というところまで、想像をして治療計画を立てること。
医療従事者は患者さんの人生のその後のストーリーまで考えて治療を行う。
だから、想像力、感性を磨いて欲しい。
そんなお話を研修で聞いたそうです。
長く、エビデンスに基づいた医療を行った後、たどり着いた考え方が、想像力と感性を磨くという事。
その先生は、ご自分の感性を磨くために、野菜やお花を育てているそうです。
このお話を聞いて、
アロマアナリストの姿勢にも、リコネクティングスキルズの姿勢にも繋がると感じ、とても心に響きました。
医師も私達も、クライアントさんのより良い未来のために尽力する。
そして、未来への視点を持つこと。
同じなのですね。
そして、アロマセラピー、香りがある事は、その指針を持つための手助けになります。
アロマセラピーの可能性はとても大きいと感じます。
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