■現時点での治療(4rd)

 服用薬→ウルソ(肝臓対策)、タケキャブ(胃薬)、レバミピド(胃薬)、ビオフェルミン(整腸剤)、フスタゾール(咳止め)
 点滴→ドセタキセル、サイラムザ、ボララミン、デカドロン

 

■ジーラスタ注射の副作用

7月21日(木)に打って、23日(土)夜に上半身の関節痛が来た。

24日(日)朝にはすっきりしていたので、パターンさえつかめば問題ない。

そもそも、次回8月4日(木)点滴後にジーラスタ注射をするかはまだ分からない。

でも、運よくドセラムの回数をこなせるなら、毎回になるのかな?

 

■浮腫み
 今となっては、これしか考えられない。鰻の味付けが濃すぎて、水分をいつもの倍近くとった。

 結果、体重が2㎏近く増えた。足が象のように浮腫み、体が重い。

 ドセラム1回目でここまでの副作用は考えにくい。

 よって、以前からある「塩分取りすぎによる浮腫み」と判断した。アボカドや海藻、水分を控

 えたら、 体重が元に戻った。

 残念だが、鰻は諦めるしかないか…。

 

■口内炎
 退院後に口内炎になり、一時的に食欲が落ちた。軟膏を塗りつつ、熱い食べ物は避けた。

 これは、白血球が落ちたものの、ジーラスタ注射によって回復した時期と一致する。

 ありがとう白血球。

 

■喋ろうとすると咳
 退院後、猛暑の中、滝のような鼻水が…。

 待てよと思い、以前耳鼻咽喉科で処方してもらった、寒暖差アレルギーの薬を飲んだらビンゴ!

 耳鼻咽喉科へ駆け込み、継続処方をお願いしたのは言うまでもない。

 しかし、近所の耳鼻咽喉科は大変だ。私の前の患者さんはコロナ陽性(無症状)だった。

 病院サイドの人間は、全員N95マスク着用で厳戒態勢。

 

■脱毛
 まそれは、7月25日(月)入浴時に起きた。点滴が13日(水)だったので12日目の事だ。

 先発時に手を観たら、髪の毛の塊が…。

 初日は、それでも残り毛の方が多かったが、毎日毎日洗髪時に抜け続け、29日(金)

 には落ち武者状態となり、「世間によくいる禿おやじ」状態になった。

 もういいだろう。床屋さんに行き、抗がん剤の副作用出ぬけており、坊主にしてほしい旨

 伝えると、理容師はこう尋ねた。 「1㎜と3㎜どちらにしますか?」

 

 先達のブログに、「坊主にしても、短い毛は抜けるので、それなりに長さがあった方が

 良い。」とあったので、迷わず3㎜でお願いした。

  

 初日は、風呂場で髪の毛を持ったまま泣いた。でも、段々どうでもよくなった。

 もう、後戻りはできないし、そもそも私の疾患が髪の毛なんか構ってられない状態にある

 ことを自覚するには良い機会だった。

 

 私職場には、抜け始めの25日(月)から帽子をかぶっていった。直属上司には、抜け始め

 た旨連絡したが、他の者には何も告げなかった。無論、皆さん空気を読んでいただいたようで、

 何も聞かれなかった。今回ばかりは、とてもありがたかった。

 

 不思議なことに、坊主にしたら、抜け毛が止まった。不織布キャップを被って寝ているが、抜け

 毛なし。

 コロコロも買って、たまに坊主頭をコロコロしてみるが、抜けない。(笑)

 帽子は、何被っても暑いが、頭皮が日焼けしてもよろしくないし、何しろ客観的に観て、坊主女

 子は目立つことこの上なしなので、とにかく被っている。

 

■映画「キングダムⅡ」
 原作未読、前作映画観鑑賞でも十分楽しめた。

 というか、実際の中国の史実をもとにした話なので、三国志レベルの知識があれば世界観は理解

 できる。(実際には、三国志のずっとずっと昔の話だが…)

 女性剣士の「お前はまだ生きてるじゃないか~」にはいろんな意味で泣かされた。

 

■映画「アプローズ、アプローズ」
 スウェーデンでの実話をフランスに置き換えたもの。

 主人公である落ち目の舞台俳優が、刑務所でのプログラムで舞台「ゴトーを待ちながら」を囚人に

 演じさせようとすることから始まる物語。

 ラストは、「あっ」という感じなので、カンヌ好みと言える。

 パンフレットによると、史実では5人逃亡した後、1人事故死、残りの4人は時期こそ違えどスウェー

 デンに戻り服役後、釈放されている由。

 監督が映画で描きたかったのは、刑務所と一般の劇場を往復していくうちに、囚人たちの「自由へ

 の渇望」が強くなっていく点らしい。(確かに、刑務所に戻るたびに全身検査とか屈辱。)

 映画では、自由を得た5人のすがすがしい表情と、出演者がいないことを即興で一人芝居にして演

 じる主人公の表情(してやられた感はあるものの、ある意味有名劇場で演じる夢が叶った満足感)

 がラストを飾る。