■現時点での治療(2nd)
タルセバ(分子標的薬)、アバスチン(点滴)、ウルソ(肝臓対策)、アムロジピン(降圧剤)、ミカルディス(降圧剤)、ランソプラゾール(胃薬)
アバスチンは、3週間毎に血液検査&単純X線検査パス後に外来ケモで投与。
■1/26(水)呼吸器内科外来
「画像判断結果ですが、原発が増悪、リンパ節転移がみられます。薬剤変更しましょう。
腫瘍マーカー値は、前回と同じ数値なので、マーカーだけで診断できないのが、
この病気の厄介なところです。」
「そうですか…。では、入院日時はいつになりますか?」
「う~ん。病院の都合で申し訳ないが、2/3(木)にさせてください。
2週間前後を見込んでいます。
そして、1/31(月)に、PET-CT検査をお願いします。」
「そうですか…。薬剤は、やはり脱毛を伴うものですよね?」
「薬剤によって程度は違うけど、避けられない。
PET-CTの結果を踏まえて院内カンファレンスするけど、
プラチナ製剤と免疫チェックポイント阻害剤を考えています。
オプジーボとかキイトルーダとか、聞いたことあるでしょう?」
「あれ、EGFRだと、オプジーボは奏功しづらいんじゃありませんか?」
「確かに、そういう論文はあるよね…。
でも、使えている人もいるので、可能性があるならば検討したい。
タルセバは、入院当日まで服用してください。」
ということで、アバスチン点滴はキャンセル。
次回は、2/3(木)。
■担当看護師面談
「かくかくしかじか…。」途中から、涙が止まらなくなる。
「まだ、聞いたばかりで気持ちの整理がついていないと思います。
話したくなるまで、何も話さなくてよいですよ。」
ひとしきり泣いて落ち着く。
「やはり、脱毛はかなりショック。矯正カミングアウトですから。
ウィッグはしないと決めているので、ニット帽なんでしょうね。」
「う~ん。過去にウィッグを作られた患者さんのケアをした際、
見た目ではわかりませんでした。
価格帯にもよるでしょうが、かなりリアルに近づけるなとの印象があります。
実際に入院して、薬剤が決まった段階で、脱毛に関するケア
(脱毛時期や、どういったウィッグがあるか等)をさせてください。」
「そうですね…。薬剤が決まらない以上、手の打ちようがない。
それよりも、今は入院に向けた準備をしなければ行けません。」
「分かりました。入院してからでもその前でも構いませんので、いつでも連絡ください。」
■副作用
味覚障害→タグリッソ時代から踏襲。「塩分苦い」「唐辛子だめ」&「カレーだめ」
爪囲炎 →冷水により指先傷だらけで、絆創膏だらけ。
下痢→抗生剤服用により多発。現状を受け入れることに。
耳鳴り、こわばり→血圧が安定したことにより、ほぼ無し。
口裂け女→大きく口を開けなければ、ほぼ切れなくなった。
鼻血→乾燥してきたせいか、アバスチンの副作用かよく出る。
皮膚乾燥→花王Curelの出番。おかげで、体を掻きむしることがなくなった。
■今の気持ち
正直、昼食に和風ハンバーグ定食を食べたが、美味しくは感じなかった。精神的なものだろう。
帰宅後は、入院までのスケジュール調整、入院当日まで飲む薬の分別作業に追われた。
どうやら、北京五輪は病室で観ることになりそうだ。フィギュアスケートだけは録画しておこう。