■現時点での治療(2nd)
タルセバ(分子標的薬)、アバスチン(点滴)、ウルソ(肝臓対策)、アムロジピン(降圧剤)、ミカルディス(降圧剤)、ランソプラゾール(胃薬)
アバスチンは、3週間毎に血液検査&単純X線検査パス後に外来ケモで投与。
■寒暖差アレルギー
11月頭から、突然鼻水が垂れるようになり、花粉症すらなったことのない私は焦った。
鼻づまりで口呼吸になってしまうのを、「ひょっとして肺が…」等心配したが、なんのことはない。
寒暖差アレルギー。花粉症等特定物質に反応するアレルギーより薬が効きにくく、ピタッと治まった感はない。
何回か耳鼻咽喉科を受診し、今は飲み薬2種に点鼻薬で何とか症状を押さえている。
これから、本格的な冬を迎え、更に気温が下降することが見込まれるので、何とかやり過ごすしかない。
これにより、肺&皮膚疾患の薬を合わせると、1回あたり最大10錠近くなる。
もはや、楽々服薬ゼリーなしでは飲めない。
おまけに、加齢のせいか、嚥下能力(唾液の量というか)が低下しているようで、ゼリーで流し込んでも喉の奥に
張り付いている時もあり、厄介。
■肺がん学会患者向けプログラム
1年後の自分に手紙を書く企画があり、興味深く拝聴させてもらった。
そして、私ならどんな手紙を書くのだろうかとひとしきり考えた結果、「書けない」という結論に至った。
これは、私がネガティブ思考だからだろう。どうしても…。
■下痢で困ること
下痢の原因は、タルセバではなく、皮膚潰瘍対策の抗生剤である。
ミヤMB飲もうが、ビオフェルミンR飲もうが、なるときはなる。
ただ、何となく野菜系の繊維質を控えると、下痢の回数は落ち着く気がする。
下痢で一番困ること、それは映画鑑賞中だ。
今のところ、前後で下痢が起こっているので助かっているが、これが鑑賞中だと残念無念。
菌の培養結果は、まだ出ていないようで、そうでなくても抗生剤は継続中。
■映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
基本は、サイコスリラー。原作あり。
しかしながら、ジェンダー問題(行き過ぎた男性性)がテーマなので、正に今の時代にマッチした良作。
タイトルは、聖書にある「私の魂を剣から、私の命を犬の力から救い出して下さい」から採られており、「犬」は邪悪という意味らしい。
■超簡単なあらすじ
1925年のアメリカ中西部で、ゲイであることをひたかくして牧場経営を営んでいる主人公。
一緒に牧場経営している弟が、女性(息子あり)と結婚して同居することから巻き起こる悲劇。
正直、観終わった直後の不快感と言ったら半端なかったが、分からなすぎることが多かったので、ネットで色々調べていくうちに、ジワジワ良さが理解できた。
面白いことに、ネット上のブロガーさん達の「犬の力」の解釈が異なる。
更には、Youtubeには監督をはじめとした出演者のインタビュー動画もたくさんアップされていた。
これは、原作を読むしかないか。
Netflix製作映画なので、基本ネット配信なのだが、ありがたいことに都内の少数のミニシアターで短期間上映していたので鑑賞。映画は、やはり大画面の映画館で観るに限る。