■現時点での治療(2nd)
タルセバ(分子標的薬)、アバスチン(点滴)、ウルソ(肝臓対策)、アムロジピン(降圧剤)、ミカルディス(降圧剤)、ランソプラゾール(胃薬)
アバスチンは、3週間毎に血液検査&単純X線検査パス後に外来ケモで投与。
■basebred
完全栄養食をうたう食べ物。パスタ型とパン型があり、今回はパン型を選択。
理由は簡単、そのまま食べられるからである。(パスタは要レンチン)
4種類あるうちのプレーンとチョコを選択。それぞれ食べてみた。
プレーンは、美味しい。穀物系のパンが好きな人なら抵抗なく食べられる。
1個約200kcal。タンパク質や食物繊維も含まれており、1食あたり2個食べて400kcal。
これにスープとか、ジャムとか付ければ十分な食事となる。
チョコは、文字通りチョコ味なので、菓子パンを食べているような気分になる。
でも、栄養素はしっかり含まれている。
残念なことに、チョコの苦みが強く感じる(味覚障害)故、こちらは断念した。
腹持ちは良い。物理的には、パン2個食べるのでお腹は膨れる。
食事の準備や後片付けが面倒な時、体調がよろしくなく、脂っこいものはちょっと…という時は便利。
ただし、デメリットとして、「食事の楽しみが奪われる」のもあるので、たまに食べるには良い。
■スキムミルク
恥骨骨折対策として、試しに飲んでみた。
ちなみに、当方は牛乳はお腹が痛くなるタイプなので、無意識に避けていた。
不思議なことに、チーズは無問題。おそらく、温度の問題なのだと思う。
試しにお湯に溶いて飲んでみた。すごく甘く感じるものの、飲めなくはなかった。
気休めかもしれないが、しばらくは飲んでみよう。
早く、恥骨骨折治りますように。
■映画「Ourfriend」
病気の妻を看取った男性2名(配偶者&友人)の友情物語。
タイトルは、劇中のセリフで、食事会中に友人を侮辱するものに対して、夫婦が言ったセリフから取られている。
原作は、エクスファイア誌に掲載されたエッセー。
映画館鑑賞の際、エッセーの抜粋日本語訳をもらえた。
また、プログラムには、全文日本語訳が掲載されており、鑑賞後に読んだ。
映画は、原作に少し変更を加えているようだ。
興味があり、原文を翻訳ソフトを使いつつ読んだ。
【映画と原作の相違点】
■3人は、妻が大学時代に知り合った。友人は同級生、旦那さんは奥さんより10歳以上は年上。
■卵巣がん腸転移、医療用麻薬の大量使用によるせん妄が現れたため、抗精神病薬による鎮静。
■原文は、妻が亡くなって1年たった頃にホテルで書き始めた。
■原文には、友人の献身の理由については明言されていない。
■映画の脚本には、原作者も参加して作り上げている。
■2021年現在、旦那さんも友人もそれぞれ結婚している。
(ネットでは、実名写真付きで公表されている。実話だから、隠す必要はないものの、アメリカだからではの文化。)
患者である私は、二人の友情物語には正直それほど心の琴線は打たれなかった。
むしろ、妻が亡くなるまでの体調の変化が参考になった。
部位の違い(卵巣)、アメリカと日本の医療体制の違い、終末期の過ごし方(原文では、病院で過ごす選択肢を与えられているが、在宅を選択)等々。