「料理人たるもの、まずその素材そのものを”知る”事が大事である!」
と誰かが言っていたような気がした。
それならば、私も料理人のはしくれ。素材の事をもっと知る必要がある。
それが素材に対する礼儀だ!礼儀だぜよ!!
・・・と、そんな訳で、私はお魚の生態を”知る”べく、知人の釣りバカにアポをとり
釣りに出掛けることにした。
日曜日。新橋駅前。
私と釣りバカの知人は目的地へ向かうべく、「ゆりかもめ」乗り場へ。
乗車ホームは、カップルや家族連れで賑わっていた。
通り過ぎるカップルや子供の視線が気になる。
それもその筈、まもなく30歳を迎えるにも関わらず、虫取りに行く田舎の小学生のような格好をした私と、
リュックを片方だけ肩にかけ、緩やかなポロシャツに不思議な素材のハーフパンツといった
なかなかハイセンスな格好をした”おっさんが二人で「ゆりかもめ」に乗ろうとしているのだ。
気になって仕方ないだろう。
そんな中、若干の恥ずかしさを感じうつむきがちになる私とは対照的に、
そんな視線などまるで気にしていないといった堂々たる表情の知人。
さすがだ。
そしてさらにこの男は私の度肝を抜くとんでもない行動に出たのである。
つづく・・・。
