こんにちは。
周囲の木々が赤や黄色に色づいて
ふと自然界に目を向けたくなる良い季節ですね。
実は先日とても落ち込む出来事がありました。
私は今『floweringセラピー®』のセラピスト養成講座生として
セッションの練習を実践的にしているところです。
その一環として、一般の方でセラピーを体験してみたい方に対して
モニターセッションを行う、というものがあり、
先日その2回目が行われました。
短く言うと、私が(勝手に)抱いていた理想の結果には
ならず、ものすごく落ち込んでしまいました。
(2回目は「理想を抱くことなく、その場に委ねよう!」と
臨んだのですが、結局理想の結果を期待する下心
があったのでした。)
その出来事をきっかけに、実はその落ち込む気持ちが
夫に対しても同時に持っているものだと気づいたんです。
夫は夏に自転車でケガをして手足が麻痺してしまいました。
数カ月で退院後、自宅でリハビリをしながら職場復帰を
目指しているのですが、ずっと私は自分が彼のためにできることはないか
探していました。
特に寒くなってからは、手足のビリビリ感が強くなって
とても辛そうだったので、体の中から外から温める方法を試したり
お手当をしたり。
でもすぐに効果が出るわけではなく、お手当した後調子が悪くなったことも
あったらしく、暗に「もうしなくていいよ」と言われました。
私は
「彼の痛みをなんとか緩和してあげたい!」
「なのに何もできていない」
「全然役に立ててない!」
そのことが苦しかったし、何の役にも立っていないことに
とてもとても落ち込みました。
(実はこれは私のエゴ(頭の中の存在としておきます)が
「役に立ちたい」という気持ちが強過ぎるために起きていたことです。)
***
また夫はストイックなところがあり、
リハビリもどんどん負荷を上げていって
逆に体の別のところに痛みが出たりしていたので
「もう少し歩く量を減らした方がいいんじゃない?」
「痛いのは体が何かを訴えてるんだよ。それに耳を傾けた方がいいと思うよ」
と私が良いと思う考え方を常々言っていました。
でも彼にとっては私の言うことは
「わかっちゃいるけど辞められない」
ようなのです。
(彼の頭の中にもかなり強烈なエゴ(あれこれヤクザ口調で命令してくるそうな)
がいます。)
***
私は落ち込みがひどかった後、夫に気持ちを伝えてみました。
(今までの私は夫に自分の気持ちを言わずに溜め込んで、
勝手に自分の中でネガティブに落ちていくパターンでした(-_-;)
ここ1~2年でやっとこさ伝えられるようになってきました。)
「ずっと痛さを和らげてあげたくてあれやこれやしてみてたけど、
結局何も役に立ってないことが悲しい。苦しい」
夫は少しびっくりしたような顔をした後
「…でも漢方薬、毎日煎じてくれてる」
とだけ一言。
私は「何もしなくていい」とまた言われるかと思っていましたが、
そうではない、彼なりの温かい答でした。
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その後、私の心境と現実に変化がありました。
まずは…なんと『気が楽に』なったのです。
「私が彼を本当の意味で救うことはできないんだ」
「良い意味で私は無力なんだ」
「彼は彼の生き方を彼なりに一生懸命生きてるんだ、彼の人生なんだ」
私が彼の人生のために何かしようとする(コントロールしようとする)なんて
おこがましいことでした。
でもそういう反省よりも、伝えた後にすーっと心が軽くなったのがとても不思議です。
日常彼を見ていても、「痺れが辛そうだな」とか「大丈夫かな」とか
あれこれ強く感じなくなりました。
また「現実に変化があった」と書きましたが、私の見え方が変わったのでしょう。
彼が優しくなったように感じます。
体がつらいのは自分の方なのに、私のメンタルを心配してくれたりアドバイスをくれたり。
また、結婚してから私の名前を呼ばなくなっていたのですが、
(お母さんとかママ、でもなく、なんとか呼ばずに済ませようとする笑)
時々「〇〇ちゃん」と呼んでくれるようになったのです。
なんとも嬉しいことでございます。
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私のエゴさん(今回は『人をコントールしようとしていた存在』)
とのお付き合いは私が幼い頃にさかのぼります。
ずっと私が生き抜くために戦略を練って、場面場面で
どうしたらいいか教えてきてくれました。
でも大人になっても子どもの頃と同じ戦略では
逆に生きづらさに繋がってしまいます。
(例えばそんなにもう頑張らなくてもいいのに頑張ってしまったり。)
今回の出来事は、私が大人になってエゴさんに
「アップデートする時が来たよ」
「本当にやりたいことのためにあなたの力を発揮してほしいよ」
と伝える機会となりました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
そんなあなたに幸せのシャワーが
た~くさん降り注ぎますように💞