1月末。
中国産のソシャゲは旧正月を前に虚無期間にあり、スタミナ消費しかやることが無くマンネリ化してきてしまったので、気晴らしに新しいゲームを触ってみた。




    

『時空の絵旅人』

パラレルワールド×恋愛ADVノベル




これは課金沼の予感がするぜ……( ◜ ֊◝ )


自分は課金してもあっさり辞めてしまう(度々出戻りする)飽き性な上、推しさえいれば飛びつくタイプ。
なので惹かれない方が良い自覚があるのですが、


やはりめちゃくちゃタイプの美青年いてしまった。




ヨウケンさんといいます。
両親を亡くした主人公を引き取り、面倒を見てくれている人。

寝過ごした主人公のために、苺トーストを作って起こしに来てくれました。

若く見えますが大学の教授なのだとか。
両親の遺産があるにしても、離島にある大学に通わせるため自身と主人公の家をそれぞれ用意できるだけの余裕があり、身なりも上品。
もしや良家の出か俗に言うスパダリか…!?

間違いありません、あなたが推しです。


…もちろん、プレイし続けるにはシステム周りも大事。
ざっと進めた感じ、ビジュアル面ではかなり期待度の高いオタ女ホイホイ。

しかし正直に言わせてもらうと、中身は結構な初見バイバイではなかろうか……💧‬


戦闘システムはよくあるターン制コマンド系。オート操作があるだけ偉い。

序盤からつよつよサポを借りられる優しさ◎



主人公は顔あり・自我強め。
しかも、夢で見た話を漫画にして出版しているというかなり変わった感じの子。

そんなプロットに頼って大丈夫か…?


どうやら主人公はカードイラストに描かれることもあるらしい。個人的にこれはちょっと微妙。

いちおう公式の想定では「主人公」は「プレイヤー自身」であるとしているみたいだけど、こんなん自己投影のハードル高いでしょ…。

どう考えてもプレイヤーは攻略対象とヒロインのラブストーリーを見守る立場。たぶん、その時が来たら失恋したモブ的な気分を味わえるのでしょう。地獄か。


とはいえ陰陽師でお馴染みのNetEaseさんのメインゲームなので、設定はともかくストーリーがはずれな訳がない。

2週間ちょっとでエデン編(現時点の最新メインスト)まで完走しました。石は割った。


基本的にはアイン、ロタツ、ロカ、シーランの4人がメインキャストのようで、共通ルート+それぞれの個別ルートを順にクリアするという構成になっています。
左からシーラン、ロタツ、ロカ、アイン、白銀の騎士


主人公が最初に訪れるパラレルワールド・イエセイ大陸編のロカ√に入った頃にはだいぶストーリーにのめり込んでいた。

個人的に1番良かったのはシーラン√。イエセイ大陸編の最後の章ということもあって、もう涙無しには読めませんでした。

だがしかし、パラレルワールドという設定の醍醐味を知れるのは次のエデン編に入ってから。

パラレルワールドに存在する同位体である登場人物たちと、主人公がもと居た現代の彼らとでは、根幹の部分を共有しながらも別の人生を歩んでいるため、異なる雰囲気を持っています。


自分の所感では、イエセイ大陸編ではシーランが特に目を引いていましたが、エデン編ではロタツの印象が大きく変わりました。

様々な異世界を旅する中で、現代のキャラクターたちを知るからこそ生まれる信頼や、逆に別世界に存在する彼らと接触することで、現代の彼らにも新しい魅力を見い出せるという点がとても面白いです。


そして本編だけでも十分な満足感があるのですが、戦闘で使用するカードにはサイドストーリーが付いており、関連する本編/イベントの前日譚や後日談、幕間の出来事を読めるので、より物語を楽しむことができます。

ヨウケンさんはエデン編までだと出番がほぼ無いので、カードストーリーの情報量が多いかも?


なかなかどうして、今後に期待できるゲームと出会ってしまいました。
次のアプデが待ち遠しいです︎︎ᕷ