週末と言ったって遅くまで
寝ている訳にはいかないのが
子持ちの主婦の性。


朝ごはんの準備、
終わったら食器の片付け、
洗面所、トイレ、水回りの掃除。
玄関の掃き、拭き掃除、
部屋の掃除機がけ。


スーパーへの買い出し。
食事の準備、後片付け。

子どもの宿題、確認。

 


ざっと書き出してもこんなにある。

 


そんなパタパタの週末。
ふと見るとうちの玉木くん(旦那さん)
ソファでゴロゴロとくつろいでます。

むぉ〜! こちらはこんなに…っ

こんなにやることがっ、あるのにっ

むぐぐっ…ツ、ツノ…ツノが…っ



別に上記のものが大変でどうだとか
そう言うお話では今回は、ない。
タイミングのお話なのである。

 

 

玉木くん。
そんなにずっと、

ソファでゴロゴロとしているのか?

よくよく観察してみると、
朝の珈琲。
わたしがお願いした
そのタイミングで淹れてくれる。
きっと彼も

飲みたい時間があるだろうに。


お昼ごはん。

簡単なものであれば
なんと自らキッチンに立ってくれる。

わたしがやらないからなのか…

 

 

ただ後片付けだけは

彼の世界一嫌いなものとするもので、
やってくれることは皆無なのだけれど、
それでも食事の後は子どもを公園へ
連れ出してくれる時も、ある。

 

 

花粉の舞い散る恐ろしい時期に
次男の自転車の練習さえ
行ってくれる。


洗濯物。

時間になったら取り込んでくれる。

何も言わなくても。

「花粉の時期に外に干すなよ」
などとは聞いたこともない。

 

 

お風呂掃除。

もちろん週末は裸になって

本気で掃除してくれる。

平日は毎朝軽く掃除してくれる。

 

 

洗濯物。
ソファでゴロゴロしていても、
そのうちむくっと起き出して
自分のタイミングで
洗濯物を畳んでくれる。
ついでに子どもの歯磨きまで
何も言わなくてもしてくれる。

 

 

寝かしつけ。
さらにわたしがお風呂に入る
タイミングで子ども二人を
寝室に連れて行き
絵本を二冊読んでから
寝かせてくれる。


やっぱり彼、
どう考えても上出来だ。
こう書き出すと、非の打ち所がない。
気がしてくる…

 


いやいや自慢でも何でもなくて、
こんなありがたい、

火事に協力的な玉木くんであっても
人間贅沢なもの。
わたしはこれでも週末よく、
文頭のようにイライラし、

ツノが出そうになることがある。

 

 

自分の思ったタイミングで、

相手が動いてくれない。

 

 

という時に。

 


そろそろ!
おーいゴロゴロしてないで
ベランダの洗濯物、
取り込んでくれよう!
とか


いま!
いまCMだから

テレビにかじりついてないで

歯磨きやっちゃってくれい!
とか


その人のタイミングってものが

あるのにも関わらず。

 

 

結局はいつも全てやってくれる。
それをわかっているはずなのに
自分本位での考えで、

自分のタイミングだけで

イライラするのって
すごくつまらないし、

勿体無い。

 

 

なぜもう少し待てないのか。

と、よく感じるのである。

 

 

勝手に忙しくしているのは

結局は自分だけなのではないか、

と、冷静になると理解できる。

 

 

心地の良いタイミング

 

 

人それぞれに、きっとそれはある。
それを理解できれば
きっともっと楽しい週末に
なるのではないだろうか。

ツノなんて出ることは

きっとないのだ。



書き出してみると
本当によくやってくれる
旦那さんであるに間違いないし、

結局彼は、なににも悪くないのだ。

イライラする必要も

ツノを出される理由も何も、

ないのである。

 

 

一人で一件落着。

 

 

そしてふと思う。
ところで彼は、わたしに対しては
一体どう思っているのだろうか…


想像に…震える…

 

 

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イラストレーター

シマノアヤコ

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