今年の大河ドラマは、家族みんな大好き三谷幸喜さん脚本の「鎌倉殿の13人」なので、毎週日曜日楽しみに観ています。

ちょうど今、京都から平家を追い出して、これから朝廷に取り入って覇権を握るのは源氏の一族の中で誰になるんだろう・・・といった、平安時代と鎌倉時代の境目あたりです。

この前の日曜日は、信濃(今の長野県北部〜岐阜県北部)から北陸を通って上京した源義仲(木曽義仲)にスポットを当てた回でした。


富山県と石川県の境目に、有名な古戦場跡があるんですよね。

「倶利伽羅峠の戦い」と言いまして、京都から討伐に出てきた平維盛を木曽義仲が討ち破った古戦場です。

峠、県境、というだけでピンと来られる方もいらっしゃるでしょうか、超山奥です汗

伝奇では、義仲が牛の頭に松明を縛り付けて崖の上から平家軍目がけて追い落としたという「火牛の計」が有名です。

これで平家軍はちりぢりになって逃げて行ったとか。


大河ドラマの直後には、紀行と言って、その日の放送にちなんだ場所を紹介する2〜3分程のコーナーがあります。

今回は、義仲が戦勝祈願をした「埴生護国八幡宮(富山県小矢部市)」と、戦の様子を描いた屏風四曲一双が奉納されている「倶利伽羅神社(石川県河北郡津幡町)」が紹介されました。


今日、先日治療を終了したくまさんの低身長外来で、最後に採血した結果を聞きに私だけ大学病院に行く用事があったので、珍しく寄り道して倶利伽羅神社へ行ってみました。




私の身体ではこの階段を上れる体力が皆無なので(笑)、鳥居前で失礼させて頂きました。
一見小ぢんまりとした、普通の住宅街の片隅にある神社に見えますが、こんな由緒あるお社なのです。

ついでに、古戦場のすぐ近くにある「倶利伽羅不動寺」にも寄ってみました。


「不動寺」ということで、お祀りされているのは戦の神様・不動明王様。
こちらも戦いの際に不動明王様が義仲の味方をされた等の伝奇があります。
こちらの境内はヤマザクラの名所でして、毎年GWあたりになるとヤマザクラの大木にもこもこ咲きまくって本当にキレイなのですが、やはりまだつぼみの状態でした。


でも枝がだいぶ濃いピンクに染まってきていて、つぼみもふくらんできているのがわかります。
今年もキレイに咲きますように。

今年の木曽義仲は俳優の青木崇高さん(タレントの優香さんのご主人)、巴御前は元AKB48の秋元才加さんで、どちらも演技力を存分に発揮されながら個性の強い役を務めておられます。
木曽義仲の息子で、鎌倉に人質として送られた義高役に、市川染五郎さん。
17歳にしてさすが高麗屋の坊っちゃま、彼だけ顔の作りが周囲とは違いすぎる超イケメンキラキラ
木曽義仲は都やお公家様方の作法を知らず、じきに後白河法皇に嫌われて悲運を辿ってしまいますが、興味を持たれた方は是非大河ドラマをご覧下さいね。