とにかく経験がない僕のやらなければいけない事は一つ

練習あるのみ。




技術というのは急に手に入れられるわけもなく
積み重ねて初めて手に入れれるもの。
ローマは一日にしてならず的な。


そんな毎日を過ごし三ヶ月くらい経った頃Tさんから思いもよらない誘い。
「パリで撮影があるけどくる?」

ofのcourse  YES!
もちのろん行かせていただきます!



ちょうどその頃に美容師の友人が店長になり新店舗を出すから一緒にどうと誘われていて、ついでにいうと自分の不甲斐なさに後ろめたくなっている時期だったため一度ちゃんと美容師の経験を積んでから戻って来た方がいいんじゃないかと悩んでいた。

そしてパリで仕事をしやっぱり自分は美容師の経験が必要なんじゃないかと思い
神懸かり的に優しいTさんならこの事を理解してくれるんではないかと思い
思い切って相談してみる。


イメージしていたのは「そうか、そこまで真剣に悩んでるなら自分の好きなようにしちゃいなyo」「youやっちゃいなよ」てジャニさん的、助言で後押しされると思っていた。

がしかし!

現実は違った。


「それってさー逃げてんじゃない?自分の現実を正当化してやめようとしてない?
もし有名店で、みっちり最低3年修業してくるなら考えでもいいけど、友達の美容室でなんとなく得た技術で帰って来ても俺は使わないよ。やりたい人は山ほどいる業界で帰って来たらスペースがあるて考え自体甘い。」

状況は一変した。


完全にこのギョーカイを舐めていた。


無意識のうちに自分が逃げようとしているとは,,,,,


今まで何かをまともに続けて来れなかった自分がこの仕事こそは真剣に続けようと思っていたにも関わらず。





無意識=恐怖

見たこともない公式を思い付く。




人生で初めて脳味噌に雷が落ちる。




まさかパリの空の下で衝撃的、
かつ現実的体験をするとは、
1週間前には思いもしていなかった。