座敷わらし

 

随分前になる。

当時、ブログで知った「座敷わらしの宿」に行った時のお話。

 

小さいころから、不思議な話が大好きだった私は、わらしが出る宿が今もあるという情報を

見て、どうしても会いたいと思い、東京行のスケジュールに合わせて宿の予約を取りました。

 

その宿に、夕方到着。

すぐにお風呂と夕飯を済ませ、部屋で懐かしい「まんが日本むかし話」を見ていたら、

左側の部屋のドアがふっと開き、そこに着物を着たおかっぱの頭の男の子が正座を

して、三つ指をついて、深々とお辞儀をする姿が・・・・・・

 

こうして、文章にすると時間を感じますが、ほんの一瞬の出来事でした。私は、待望のわらしちゃんを見たのかもしれないのに、「気のせいだろう」と思い込むことにしました。

それくらい、その一瞬はリアルだったのです。

 

寝る時間になり、お布団にはいりましたが、部屋の中がとにかく暑い。明かりは消さず、

こうこうとした状態で布団を頭までかぶり、寝ようとしましたが、寝つけず。(^▽^;)

 

部屋の暑さが、異常です。宿は、東北でしかも春の初め。暖かくなり始めてきたころでした。

私は、「お風呂が熱かったので、それで体内に熱がこもり、熱さを感じてるのだろう。」と思い込むこむことにして、早く朝が来ることを布団のなかで願っていました。(>_<)

 

やっと、念願の?朝食の時間になり、宿の主人に声をかけられました。

ご主人:「わらしちゃんに、会えましたか」

 

私は、ことの顛末を話し、

 

私:「会いたいと思って来たのだけど、夜はお布団を頭までかぶり、一夜を過ごしてしまい

ました。それにしても、昨晩はあつかったですね。汗をかなりかきました。」

 

不思議そうな顔のご主人。

 

ご主人:「昨日は、あつくはなかったですよ。むしろ、肌寒かったくらいで・・・・地元の人間の

私たちが、ストーブを付けたくらいですから。わらしが、部屋に遊びに来ていたんだと思います。ほかのお客様でもあの部屋でわらしに会った方は、みなさん、部屋が暑かったとおしゃっていますから。」

 

私「・・・・・・」

 

座敷わらしに会ったみたいです。