中島君のお引越し~!からのUnder労働施設行きで地獄を見る?最終話! | 命短シ楽シメ人生!

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前回の続き

 

そう!結局のところ・・・・・。

 

世の中は利用する側とされる側!

 

その2種類しかないと言われている!

 

そして、問題はその事実と当たり前に・・・いつ気が付くかが問題である!

 

 

そして、今日も作業が終わり・・・・・・・同居の大部屋にて。

 

 

今回のこの大部屋の売店担当は、【GRAN☆GENERATION】である。

 

ブチャラティ『この世の中は・・・利用する側とされる側の2種類と言われているくだらない世界になってる。』

 

ブチャラティ『まぁでも、問題はその現実にいつ気が付くかが問題だ。』

 

ブチャラティ『それにしても、ここの連中はこの底辺でも未だ気が付かない残念すぎる輩ばかり、どうしようもないバカばかりだ。』

 

ふと視線を変えると・・・中島が座禅を組んでた。

 

ブチャラティ『ほう、これまた似合わない事してるなあいつは。』

 

ブチャラティ『座禅を組んで、欲望の火が消えればいいが、そう簡単にはいかないのが現実だ。 それが出来れば誰も苦労なんかはしない。』

 

ブチャラティ「・・・とりあえず、もって30分ってとこだろう。」

 

中島はこの時考えてた。

 

昨日の失敗について、24500アンダーも散財してしまった! その不覚について・・・!

 

中島『あれは本当に酷い!計画性の欠片もない散財だった!あの放蕩のせいで・・・。』

 

中島『ここからこの状況、何とか12ヵ月で100万アンダーを貯めないと。』

 

中島計算中。

 

12×10=120

120-100=20

 

中島『ほぼ1年間!何とか頑張ればいいが・・・ん?待てよ?』

 

中島『これだと・・・20万余る・・・なら・・・・・・・ちょっとくらいは。』

 

 

中島!典型的なダメ人間!!!その程度の人間だから当然反省は希薄!故に考えるのは・・・。

 

中島『なら・・・少しはいいかな?』

 

 

そして。

 

ミスタ「ほいよ!中島コーラお買い上げだな。」

野乃はな「冷えてるわよー。」

トリッシュ「つまみはどうするの?」

中島「えーっと・・・。」

 

ブチャラティ『予想通りだな、きっちり30分、分かりやすいやつだ。』

 

 

中島、コーラ1本とポテチを買ったが・・・この1本飲んで・・・もう止まらない!!!

 

 

気が付けば・・・・・。

 

 

中島豪遊っ!!!2日続けて豪遊!!!

 

 

 

またやってしまった!!!

中島『・・・・・・・また・・・・・やっちゃった・・・・・・・・。』

 

さすがの中島も、猛省!!!!!!!!!!

中島『ちっくしょー!!!!!!!』

 

そして、猛省しつつも、翌日と翌々日とチビチビと少しずつ使っていき・・・・・・・・・・そして・・・。

 

5日目にして、残り400アンダー!!!

 

実は、橋本、西原、はまじ、関口、ブー太郎、小杉、永沢も中島と同じ失敗をして豪遊してしまい彼らも残り400アンダーに!

 

ついに来てしまったあまりにも残念すぎるトホホな状況!柿ピーすら買えない体たらく!

 

買えなくもないが、袋はNG! 買えるのは、バラ売りの柿ピー3粒100アンダー。

 

そうなると、給料日まで25日間・・・贅沢は柿ピーを1日半欠片ずつと言う計算か!?何とも寂しすぎる!

 

中島「はぁ~・・・・・・・どうしよう・・・。」

 

そんな中島に声をかけてきたのは、班長のノリスケである。

 

ノリスケ「どうしたんだい?」

中島「いやぁその・・・使い過ぎて5日目にしてもうこれっぽちしか・・・。」

ノリスケ「あぁそういう事か・・・・・・・それなら借りればいいんじゃないか?」

中島「え?借りる?」

ノリスケ「給料の前借だよ、僕が請け負おうよ。」

中島「え!?でも・・・それをやったらますます泥沼化に・・・・・・・。」

ノリスケ「分かってないなぁ中島君、その泥沼から抜け出すために金を借りるんだよ。」

中島「え?」

ノリスケ「借りて今度こそ無理なく節約すればいいんだよ。」

 

ノリスケ「もし借りなきゃ、当然中島君は次の給料まで禁欲生活を強いることになるけど、その禁欲は実はあまりおすすめ出来ないんだよ。」

中島「どういう事ですか?」

ノリスケ「心ってさぁ、ゴム毬の様なものなんだよ、押さえつければ必ず跳ね返る、つまり・・・・・・・いくら頑張って耐えたとしても、給料が入るとその禁欲の反動でまた豪遊してしまう、そういうもんなんだ。」

中島「はぁ・・・。」

 

ノリスケ「まぁとりあえず、6もらおうか。」

中島「え!?何でですか!?」

ノリスケ「前貸しだからね、10万アンダー全部と言う訳にはいかないよ。 こっちもそれ相応の手数料をもらわないといけない、そうでしょ?」

 

ノリスケ「上から突然の配置換えがあったり、貸した相手に寝込まれたりとか結構こっちにはとりっぱぐれのリスクもあるんだよ。」

中島「え?・・・で、でも・・・・・・・・・・6ってのは?」

ノリスケ「まぁまぁ・・・・・・・足りない分は自分で補えばいいじゃないか、それに中島君、君ってギャンブルの腕はかなり良い方って聞くよ?」

中島「は・・・・・・・・・はぁ・・・。」

ノリスケ「今夜辺り、こいつで勝負して一発当てるってのはどうだい?」

 

ノリスケがポッケから取り出したのは・・・これだった。

 

 

 

中島「え!?これってまさか・・・。」

ノリスケ「チンチロリンだよ、賭け事もやる君なら当然知ってるよね?」

中島「いやでも・・・チンチロは経験がまだ浅くて・・・。」

 

ノリスケ「そうかい?カツオ君や橋本君や西原君とかから聞いた話だと、君ってかなりの凄腕らしいね。」

 

ノリスケ「他校の生徒や強豪のギャンブラーを一掃して荒稼ぎして儲けたとか、話半分で来たけど相当だね。」

中島「関係ないですよ・・・どんなに勝っても、こんな場所に堕ちているようじゃ・・・・・もはや大馬鹿野郎と言われても仕方ないし。」

ノリスケ「確かにそうだが・・・でも!凄腕なのには間違いはない!仮にバカだとしてもだ、相当破天荒なスケールだ!」

 

ノリスケ「そうでなきゃ勝てないよ!やってみたいと思わないかい?最近賭場も寂しい状態なんだよ。」

 

ノリスケ「君も知っているだろうけど、ここに落ちているような連中は皆いじましいと言うかさぁスケールが小さい連中ばかりなんだよ、張りもいじましく情けない、開帳しても全く胸が高まらずちまちまちまちまと・・・また楽しくやってくれたらそれで良いんだけどさー、自分としてはもっと熱いし勝負をしたいんだよ!もちろん中島君と僕じゃ格と言うか経験が違う、当然僕としては胸を借りるつもりだよ、今夜あたり・・・6万アンダー。」

 

ノリスケ「悩み無用さ!倍の12にすればオールOKさ!」

 

中島『ちょっと、いくら倍でも・・・。』

 

ノリスケ「だったらこうするかい?今夜中に6返せばチャラにするよ。」

 

ノリスケ「倍の12に増やして6返せば、この貸しは綺麗さっぱり無くなる、手元に残った6万アンダーだけが残るって案配さ!」

 

中島「・・・・・・・・・。」

ノリスケ「悪くない話だろ?君の態勢を立て直す最もベターで絶好のチャンス!」

 

中島『この案は、あまり喰える話じゃないけど、確かにそうだ!このまま400アンダーぽっちを手に25日くらい禁欲生活を送ったらまた・・・二の舞だ。』

 

中島『とりあえず、6借りて今日のチンチロで勝てば、残りのアンダーを計画的に使っていけば凌げる!態勢は整えられる!』

 

中島『負ければ地獄の奈落の底だけど、ここにいる連中だったら、負けることはない!』

 

そうして!中島は決断した!

 

中島「ノリスケさん!その日返せば6で良いんですね?」

ノリスケ「モチのロンさ!僕も男さ!二言は言わないよ。」

中島「分かりました!賭場の開帳お願いします!」

ノリスケ「よし来た!そうこなくっちゃ!」

 

ノリスケ「ちょっと待ってね、彼ら(R.T.D Projectsの関連バンド勢)に許可得てくるから。」

 

地下では基本、賭博は御法度であるが・・・・・・・就労者のガス抜きの意味合いも込めて、特例で各班長が責任を取るなら条件付きで月2~3回の博奕を認めている。

 

つまり、博奕によって発生する人間関係のトラブル、金の貸し借り等を班長がコントロール出来るのなら特別に認めよう・・・と言うことである。

 

特に、A班の班長であるノリスケは、実は人心掌握の点ではかなり優れており、博奕を取り仕切れる数少ない班長の1人である。

 

ノリスケは、監視カメラの前で一拍手一礼をした、すると・・・監視カメラから声が。

 

 

オダ・ノブナガ「あ?何だ?」

ノリスケ「今夜博奕の開帳の許可を得たくてですね~、消灯時間の延長をお願いしたくて~。」

 

ノブナガ「おーい!博奕だってよー!」

ディオ「ほーう、久しぶりだな。」

カナ・アルベローナ「おーい!博奕を開帳したいってよー!どうする!?」

カイジ「ふーん、博奕かー。」

クー・フーリン「随分と唐突だなー。」

 

数分彼らは雑談の様に話し合った結果。

 

ガルダ「よし!とりあえず許可する!」

ノリスケ「有難き幸せ~!」

相座 武士「ズルするなよー。」

樫井 栄児(通称、牛井)「下手な小細工をして卑怯な事をしたら、どうなるか分かっているだろうな?」

ノリスケ「ハハァ!肝に銘じてます!」

 

こうして、許可が下りた。

 

ノリスケ「よーし!許可が下りた!浜さん!みまつやのオヤジさーん!(松岡 三郎)!開帳の準備を!」

みまつや「まかせろ!」

浜さん「あいきたー!」

 

周囲がざわつき始める。

 

中島『負けねー!負けるはずがねー!こんな連中に!負けるなんて有り得ない!!!唯一気がかりなのはチンチロの経験不足だけど・・・そんなの吹き飛ばしてやる!この戦い!負けられない!!!』

 

 

地下から抜け出せる唯一の希望!

但し!負ければ絶望の奈落の底で真っ逆さま!!!

果たして中島は、無事に大金を得て地上へ出られるのか!?借金は全額返済出来るのか!?

全ては・・・博奕!チンチロにかかっている!!!

 

中島「この勝負!負けられない!」

 

完!!!

 

次回!【賭博破戒録ナカジマ】に続く!