イ・ジュンギ話 | イルジメ〔一枝梅〕 公式応援ブログ

イ・ジュンギ話

アンニ・ヨン・ハセヨン。

ども。ここのところ、カタイ話が続いたので、今日は骨休みにユルめの(?)話にいたしましょう。最近、 “「イルジメ」を見て、イ・ジュンギにはまりました”というお声が多いようなので、イ・ジュンギ話で。

その前に…しつこいですが、ニノです(苦笑)。でも、ちゃんとジュンギに話が繋がりますので、しばしお付き合いください。

先日、某雑誌に掲載された二宮和也くんのインタビューを読みまして。これがとても良い記事で、私は思わず2冊購入し(いい読者です)、彼の言葉を書き留めたりしてしまいました。

記事は、ニノの言葉を中心に構成され、ライターの文章は必要最小限に抑えられていました。

自分もライター商売をしているので、職業病的見方をしてしまうのですが、何事にも自分の頭で考え、明確な意見を持ち、自分自身を俯瞰的に見つめ、作品に対して向き合い方がきちっと定まっており、なおかつ、自分自身を伝える言葉を持っている人のインタビュー記事は、ライター(インタビュアー)が余計なことを補足する必要がないんです。何を訊いても、ぶれることなく言葉が返ってくる。なので、記事はその人の言葉だけで十分、成立する。十分に、読者を魅了し、納得させられる。ニノの記事がまさにそうでした。



そういう取材対象に出会うことは幸せなことで、また一方で、非常に緊張することでもあります。なんというか、手ごわい相手というか。こちらも中途半端な気持ちで、話を聞くことはできません。見破られてしまうから。また、そういう人は実は多くなかったりして。だからこそ、そういう人にめぐりあえたときは、インタビュアー冥利につきるというか、刺激を受けるし興奮してしまう。「出会ったぞ!」みたいな(笑)。そして、そういうインタビュー記事を読んだときも、同様です。インタビュー記事だけで、その人の発した言葉だけで、その人に恋をしてしまう(笑)。


そして、おそらくイ・ジュンギは、私が知る限り、韓国の20代の俳優の中ではダントツに手ごわい相手です。自分の考えを持って、それを言葉にして明確に伝えることができる。私がかつてインタビューした人の中でも、特に「すげぇ!」と思い、興奮した人でもあります。頭がいいんですよ。ちゃんと物を考えているっていうのかな。


昨日、Mnetで放送された「エピソードⅡ」のメイキングスペシャル番組を見ていて、スタッフの言葉にこんなものがありました。

「(イ・ジュンギさんは)手強い相手ですね。限界を超えさせる人です」

非常に納得した次第です。


さて、友人から聞かれました。「いつからイ・ジュンギが好きなの?」

入り口は、ズバリ、映画「ぼくらのバレエ教室」です。プレス試写で見たのですが、一緒に見た後輩に「茶髪がいい、茶髪の子がいい!」と熱弁し、「主役じゃないでしょ」と笑われた覚えがあります。確かに、「僕らのバレエ教室」の主役はユン・ゲサンです。ですが、私は「茶髪の子」にぞっこんでした。「王の男」の前だったので、ジュンギに対しては何の予備知識もありません。あ、「ホテルビーナス」で気になっていた男の子、という知識はありましたが。

で、その「茶髪の子」ドンワンは、ノリは軽めで明るくて、仲間の潤滑油的存在の男の子。一見、何の悩みもなく、チャラチャラした軟派な男の子に見られてしまいがちなキャラですが、実は彼なりに悩みもあったりして。ただのチャラ男じゃないキャラが、とってもよかったのです。また、ジュンギにもはまっていましたし。

映画としても秀作で、私は大好きなのですが、とにかくそれが初めてイ・ジュンギという役者を意識した作品でした。


で!

「イルジメ」公式ガイドブックです。こちらが発売になりまして、私も早速購入いたしました。

やはり現地スタッフが作っているだけあって、内容もしっかりしています。そうなの?というところもあったりするのですが、全体的に読み応えがありました。こりゃ、私が解説するネタがなくなるぞと、ちょっと困ったりもして(苦笑。あ、でもブログはまだ続けますが…)

その中でも、特に感動したのは、脚本家&監督のインタビューでした。このあたりのことは、また次回、書くとして。脚本家の言葉で印象的なものがありました。


「イルジメが英雄になる前までは、自分の内面の傷を隠して生きる楽天的な人物として描かれています。悲しみというのは、密かに一人で克服しようとすればするほど、増大するものです」


ヨンの魅力を凝縮して語ったような言葉だなぁ。

悲しみを一人で克服しようとしているから、余計に増大してしまう。明るく振舞う姿の奥にある、底知れぬ彼の悲しみに、共鳴してしまう。ヨンが笑えば笑うほど、泣いているように見えてしまう。そこに、心つかまれてしまう。


「僕らのバレエ教室」でのドンワン役もそうでしたが、こういう役がイ・ジュンギは非常に上手い。無口で、寂しげで、孤独な雰囲気の男がいたら、その胸に悲しみを抱えていることは見たまますぐにわかるけれど、そして、それもまた素敵だけれども、やはり表面上では明るく悩みなどなさそうに見えて心の奥深くに悲しみを抱えている人間の方に、私はより惹かれてしまいます。


悲しみは人に伝染ります。だから、自分の悲しみを伝染すまいと、明るく振舞うヨンは、人に対して、ものすごく繊細な感情で向き合っている。一言で言えば、「優しい」のだけれど、もっと何と言うか、細やかな気遣いが流れている。


イ・ジュンギという俳優にも同様のものを感じます。どんなに疲れていても現場ではいつも明るく元気に振舞う。最善で最高の演技のために、多くの努力をしながらも、それを見せようとしない。インタビューでも、非常に正直に語ってくれるため、時に誤解されてしまうのではと思うのだが、その言葉をよく聞いていると、繊細だからこその深い考えにハッとさせられることがある。インタビュー記事を読みたくなる俳優。だって、きちんとした自分の言葉があるから。話が面白いのだもの。

やっぱりね、インタビュー記事が面白い(=内容が濃い)俳優はいいですよ、演技もちゃんとしてる。芯が通ってる。


なんて、思ったりしたのです。

今日はユルめですが、こんなところで。

来週はあまり更新できないかもしれませんが、お許しくださいませ。

では、次回まで。アンニ・ヨン。