2023女子W杯オーストラリア&ニュージーランド大会

 なでしこジャパン7月22日

 予選リーグ Ⅽ組1回戦 なでしこ 5  ー  0 ザンビア

                  前半    1-0             

                  後半    4-0

  先発メンバー

          田中美南

          (29)

    宮澤ひなた    藤野あおば

    (23)        (19)

      長野風花  長谷川唯

      (24)     (26)

  遠藤純            清水梨沙   

  (23)             (27)

   南 萌華  熊谷紗希  石川瑠音

   (24)    (32)     (20)

          山下杏也加

          (27)

 得点経過 

  前半43分宮澤先制弾。

  後半14分田中美再三オフサイドトラップより脱失弾。

     21分宮澤滑り込みながら右隅に3点目弾。

     30分遠藤ドリブルで持ち込みGKと1対1を制し3点目。

     Aタイム植木混戦の中決め5点目を挙げる。。

 

 交代選手

  後半25分田中→植木理子23)

           36分藤野→楠木光(29)

        遠藤→清家貴子(26)

 強化試合で強豪ドイツに3-2で勝ったザンビアは手強いと思ったが、5-0の完勝で幸先の良いスタートを切った。CB初陣の石川理音は大物感十分で、熊谷の後釜を任せられそうである。

 

 7月26日

 予選リーグⅭ組予選第2戦

    なでしこ 2  ー  0 コスタリカ

     前半    2-0 

     後半    0-0

 

 先発メンバー

         田中

   楠本       藤野

     林穂之香  長谷川

     (25)

  杉田妃和         清水

    (26)

   南    熊谷    三宅史織

                (27)

        山下

 得点経過

   前半25分W杯初出場楠木落ち着いて先制ゴールを決める。

      27分藤野がゴールラインすれすれから難しいシュートを左隅に決め優位に立つ。

 初陣三宅史織がⅭB右で先発したが、攻っけあり過ぎで戻るのが遅れがち、また、再三の苦し紛れのロングフィード1本も決められず、相手ボールに。高橋はな(23)、石川とは安定度が違い過ぎて危険性を感じる。

 

 同予選リーグ第3戦7月31日

 FIFAランク11位なでしこ 4  ー  0  同6位スペイン

             前半    3ー0

             後半    1ー0

   先発メンバー

          植木

    楠木        宮澤

      長野   林

  遠藤           清水

   南    熊谷   高橋

         山下

 得点経過

   前半12分宮澤中央で抜け出し先制。

      28分植木混戦を制す。

      38分宮澤スペインDF3人に囲まれながら際どく宮澤にパス。余裕のゴールで3点目を挙げる。    

   後半38分植木4点目でダメ押し点。

  交代選手

   後半宮澤→藤野

      18分林→長谷川

      28分植木→田中美

  ベストメンバーに近いスペインに対し、4人入れ替えて臨んだなでしこ。

  私が監督なら予選リーグ絶好のイニシアチブが取れた2位通過(引き分け及び敗れても2位通過)で決勝トーナメント1回戦はスイスとの対戦を支持します。ノルウェー、米国、そして、スェーデンとはるかに組みやすしだjからです。

   先発メンバー

          千葉玲海菜

          (24)

    清家貴子        浜野まいか 

    (26)           (19)

        楠木光   林穂之香

        (29)    (25)

   杉田妃和             守屋都弥

   (26)                (26)

    石川瑠音  高橋はな  三宅史織

    (20)    (23)     (27)

            平尾知佳(26)前半

            田中桃子(23)後半 

 浜野まいか、高橋はなは怪我の直り具合が心配なので少ない時間になるでしょう。

  そして、全選手に出場の機会を与えW杯を経験させたい。出場するしないでは今後子供達などへの経験談指導指標に於いて重みが違うからです。

   この試合のスペインは、一部メディア、識者の予想通り?決勝トーナメント1回戦で予選リーグ1位になると長身ぞろいで強敵ノルウェー、その戦いに勝つと連覇中の米国との対戦の可能性大と読み、特に米国(実際にはスェーデンが米国を破る大番狂わせ)には勝ち目は薄いと判断?、日本に勝たせる作戦?に出るであろうと推理した。日本なでしこにはそのような深慮は読めるわけもなく、勝ち進む以外ないと目標をただ1点に集中して臨んだ。。

 私の思いは引き分けで十分。すでにリーグ戦を突破しているのですから、3試合での出場の少なかった選手を多く試合慣れさせるべきで、多くの時間出場した主力は約10日間有効に使い、休養、調整を充分に与えるべきと判断します。

 

 決勝トーナメント1回戦

  なでしこ 3  ー  1 ノルウェー

     前半  1ー1

     後半  2ー0

  先発メンバー

           田中

     宮澤        藤野

      長野    長谷川

  遠藤             清水

   南      熊谷    高橋

          山下

 得点経過

   前半15分左サイド約30Ⅿから宮澤強く低いシュートを放つと相手デへンダーに当たりコースが変わりオウンゴール。

   すぐさまノルウェーは、反撃に出、ロングボールをコーナー放ちセンターリングになでしこボールばかり追い相手選手を見ず、ノーマーク~ヘディングで決められて同点。 

  後半10分混戦の中走りこんだ清水決めリード。

     40分宮澤ダメ押しの4点目(自身5点目)で試合を決める。 

 交代選手

   後半25分田中美→植木

  なでしこはボール支配率は25%前後と低いが一瞬の隙を見逃さず、速攻を確実に決めきる効率の良い得点を重ねている。一方DF陣もボランチ長野の疲れを知らぬようなスタミナで相手攻撃の芽を摘み貢献。3バックが堅守さで相手に仕事をさせない安定した守りで相手を最少失点に押さえ日本を勝利に導いた。

 

 さて、大舞台で常に優勝候補に挙げられるスペインは、優勝候補筆頭の米国(実際はランク1位の米国を同3位のスェーデンがPK戦の末破る)との戦い(実際はスェーデン)を少しでも遅らせ上位国を狙う作戦?は決勝トーナメント1回戦でスイスを大きな消耗(延長戦、PK戦や神経戦など)を最小限にとどめ勝利。約50%の目標を達成。準々決勝も思惑通りオランダに勝ちベスト4に進出。番外、情報作戦も日本なでしこ池田太監督よりスペイン国は長けている印象を受けた。

 約5年間にもわたり日本なでしこチームを停滞させた前監督に代わり就任したUー20ヤングなでしこをW杯優勝に導いた池田太監督(52)に再建の期待が寄せられた。

 日本女子サッカー界のプロ化が進み一流選手たち10人前後も海外の強豪クラブに移籍レギュラーとして活躍する時代となった。なでしことしてチーム力を高める時間が少ない中、日に日にチーム力が上昇。選手の方向ずけ、目標など監督の手腕でチームが一つになって来た印象がありますが、私には,今だ修正すべき点があると思います。

 まず、藤野あずさをレギュラーに定着させ、まだ相手国の、選手の特徴、癖などを把握してしているとは思えず、左右のⅭKを蹴らせていることです。テストマッチではないのです。本当に信じられない。日本チームは世界強豪国の選手と比較して身長も低く、運動神経もやや劣っているのですから、ⅭKにおいて逃げていくボールより少し触っただけでゴールする可能性大な右ⅭKは杉田妃和の左足、左ⅭKは長野風花の右足に蹴らせるのは当然です。FKまで蹴らせるとは!2・3年早いでしょう。ただ強いボールが蹴れるだけでは世界に通用するわけがないのです。

 

 8月11日決勝トーナメント準々決勝 ニュージーランド

 

     なでしこ  1  ー  2  スェーデン

        前半   0-1

        後半   1-1

  先発メンバー

           田中美

     宮澤          藤野

       長野      長谷川

  杉田               清水

    南      熊谷    高橋

           山下

  得点経過

    前半39分スェーデンはセットプレーでクリステッドに決められ先制を許す。

    後半44分長野ハンドでPKを与え、加点0-2敗色濃厚。

       35分PKを得るも、なんと一度失敗して顔面が引きつっている植木を起用するとは!2011年W杯優勝時最終PK者熊谷(20)が決め初優勝。その度胸の再現主将熊谷か、今大会5得点で勝負強く大会得点王もかかる宮澤に蹴らせるのは必然。大舞台、大修羅場で完全に冷静さを池田監督は失ってしまったようだ。

 1-2となったが、アデショナルタイム10分も短く感じられ、清家、林、遠藤と総動員をかけ疲労困憊のスェーデンゴールに猛攻かけたが。ついに史上最強メンバーと思われたなでしこは惜敗した。それにしても、この試合ノルウェー戦の攻め込まれながらも落ち着いて相手を消耗、いらいらさせた見事な動き、連携が見られず、スェーデンの1日休養日が短く  米国戦えのPK戦までの厳しく消耗を伝えられたスェーデンに序盤から守りで体力とメンタルで落ち着きを失っては勝ち目はなかった。

 先発メンバーは    植木理子

      宮澤ひなた         浜野まいか

     (浜野欠場時遠藤)     (宮澤)

        長野風花      長谷川唯

   杉田妃和                清水梨沙

      南 萌華   熊谷紗希   高橋はな

                       (石川瑠音)

               山下杏也加

で固めます。

 

 それにしても、名将と謳われそうな池田太監督にも、いくつかの過ちが感ぜられた。

 1、予選リーグスペイン戦、長身で強豪の米国またはスェ—デンよりスペインには引き分け、または敗戦でスイス戦を選択するべきでした。完全にスペインの高等戦術にかかってしまった。世界最高峰は高等戦術、駆け引きを屈指する場でもあるのです。世界から見ると池田監督は幼いと思った識者も多いでしょう。

 2,なでしこジャパンを率いるのであれば、選考選手を瞬時に次の3段階に識別できる能力が必要です。

 イ、国際級または、それに準ずる実力者である。 

 ロ。アジア弱小国クラスまでの選手である。

 ハ、WEリーグまでの選手である。

以上の判断力が備わっていないとチーム力に反映してしまいます。

 レギュラーとしてほぼ定着させた、田中美南、三宅史織、そして、藤野まどかをレギュラー起用はおかしいと思います。国内戦、練習では力を発揮できるが、大舞台、重要時力を発揮できない選手だということを把握できなかった。

 田中美南 チャンス時瞬時の落ち着き、集中力に欠け15発に1本くらいしかゴール枠内に蹴れない。

 三宅史織 相手に囲まれて苦し紛れのロングヒュードかもしれないが、通った試しなし。また、攻め好きで上がったきり戻れず、大ピンチ多し、責任感なし。国内戦クラス。

 

  藤野まどか 確かに足は速く強いボ-ルを蹴れるが、自分一人でやってしまうタイプ。サッカーは団体スポーツ、相手の守備陣や動き、味方攻撃陣の動きなど瞬時に数通り予想しチームと融合しなくては得点は生まれない。また、相手国の特徴、守備陣の特徴、そして、自軍選手の特徴など把握していない20歳に左右のCK、そして、FKも蹴らせるとは笑止千万。

 なでしこの選手たちは強豪国の選手に比して、背が低く運動能力も低いとされている。特に右コーナーキック時右足で蹴って逃げていくボールよりも、触っただけでもゴールする確率の高い、左足のスペシャリスト杉田妃和、左コーナーキックは長野風花に蹴らせるのが当然です。得点能力も浜野まいかの方が数段優れていましょう。

 また、長谷川唯と清水梨沙が一緒時が多すぎ、チーム力に影響しそうです。仲良くするのはチーム外行動時にするべきです。派閥的行動は慎むべきです。

 

 得点能力を引き出すには

                   植木理子

                           宮澤ひなた

             浜野まいか

                        長谷川唯

                長野風花

        遠藤純              清水梨沙

        (杉田妃和)

       南萌華       熊谷紗希    高橋はな

                   山下杏也加

 この陣形で一度試合を見てみたいと思います。

 最後に、ヤングなでしこにも将来有望な逸材が出現思想です。谷川萌萌香、山本柚月、古賀塔子,中嶋淑乃など逐次対外試合に連れていき世界を体験させるべきっで、谷川、古賀はレギュラーに全く引けを取らないくらい成長しており、すぐにでも定着させたい逸材と思います。 パリ五輪後は、世代交代の気配ははっきりしてくるでしょう。 私は。2023年12月に行われたブラジルとの親善強化試合二連戦の結果、パリオリンピック後は、下記のようなメンバー構成になるように思います。

                    田中美南

                   (植木理子) 

          中嶋淑乃             宮澤ひなた

         (浜野まいか)           (藤野あおば)

            長野風花)        谷川萌々香

            (林穂之香)       (長谷川唯)

         杉田妃和               清水梨沙         

         (遠藤純)              (山本柚月)

           南萌華    古賀塔子   石川瑠音

              (熊谷紗希、高橋はな)

                   田中桃子 

                  (平尾知佳)

  と想像しています。長谷川唯の控えは、我が強く 清水と一緒に行動が目立ちチームを疲れさせる。 池田監督の延命は、少しでも早く、谷川萌々香中心の構成に近ず毛、山本柚月、古賀塔子、宮沢ひなt、長野風花を重要視、南萌華中心(主将)時代を引くべきではありません。        以上                   (