私がしているバイトでは、バイト終わりに着払いで届けないといけないものがあるのですが、その時にはコンビニを使います。

 

なのですが、そこのコンビニ店員さん、すごく不器用なんです。

もたもたしていて、大分時間がかかっているな、といった印象を受けます。

 

でも、それは構わないんです。

なぜなら私も不器用だから、仕事量の多いコンビニで働くなんて偉いな、なんて気持ちで眺めてました。

急いでいるお客さんに怒鳴られていたらかわいそうだな、とすら感じていて、親心のようなものすら芽生えていました。

 

ですが、その不器用なコンビニ店員さんが、今日は先輩風を吹かせていました。

 

高校生くらいのアルバイトの子が、着払いをどうやるのかわからずに迷っているところにやってきて、こう言いました。

 

「わからないことがあったら聞く!なんでやらないの、次からはしっかりして!」

 

なんだか衝撃を受けてしまって、自分が怒られたかのような、自分が怒ってしまったかのような、そんな気持ちになりました。

勝手に共感していたぶんのダメージを受けた感じですね。
 
少なくとも、そんな言い方しなくていいじゃないか…とは思いました。
私自身に先輩後輩という枠組みへの苦手意識があることも関係しています。
昨日も初対面の後輩や先輩とお互いにため口を交えながら話したばかりでしたし…。
 
でも、きっと彼は自分が言われてきたことをそのまま言っているのでしょう。

 

常々思っているのですが、

もっと失敗に寛容な世の中に、初心者に優しくサポートする世の中に、変わってもいいのではないでしょうか。

 

例えそれがサービスを行う側であっても、です。

 

最初からうまくいくはずがないし、そのあと失敗しない人だってほとんどいません。

 

世の中がそうして変わっていけば、バイトに行くのが怖い、部活に行くのが怖い、仕事に行くのが怖い、総括して先輩が怖いといったこともなくなるのではないでしょうか。

 

そんなことを思った日でした。